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【ウルトラマンブレーザー】プレミア発表会を見てきたよ!

7月8日から始まる新たなウルトラマン、『ウルトラマンブレーザー』
メイン監督田口清隆さん&予告等で垣間見えるSFの気配、変身する主人公が隊長であり父でもあるという設定、そしてブレーザーのカッコいいデザイン!!

様々な情報が解禁されつつ、その全容は未だに掴み切れない『ウルトラマンブレーザー』。そのプレミア発表会に行ってきました!

プレミア発表会では、前年まで配信オンリーだった製作発表と現地参加者向けの完成披露試写会がセットになったイベント。つまり螺子巻、謎のヴェールに包まれた新番組『ウルトラマンブレーザー』を、ちょっとだけ早く拝見出来ました。やったぜ!!!!

本記事では、そんなプレミア発表会のレポートを書いていきます。
当然ネタバレは厳禁なんだけど、感想や宣伝は公開推奨という事で思いっきり書かせて戴きます。未公開の要素とかは全く書かないように気を付けてるけど、反応で何か伝わるモノとかもあるかもしれないから、まっさらな気持ちで『ブレーザー』を見たい方にはおススメしません。まぁウルトラファンが呻いてるだけの記事になるだろうけどね!!


まずはプレミア発表会の前に

試写会の感想を書く前に、まずは観る前の印象から。
主にPVやツブイマの『制作発表特別インタビュー』などを拝見して、そこから得た『ウルトラマンブレーザー』へのインプレッションを記録しておきます。

リアリティに力を入れている?

映像などを拝見するに、『ブレーザー』はかなり作中リアリティに注意を払っている作品なのではないか、と感じました。
やはり田口監督がメインですし、軍事考証的な部分やキャラクターの人格面に対し、現実的にどうなのかという視点をキチンと持って描かれていそう、という印象です。

私個人はやや荒唐無稽に寄っていても、それはそれで好きなのですが!
『X』しかり『Z』しかり、田口監督作品の良さと言えば「地に足付けた組織描写」なのかなぁと思うところがあるので、ここは大きな期待要素です。

一方、全部が全部「現実なら……」で構成されているわけでも無いんだな、というのもインタビューから受けた印象。田口監督は「(初代ウルトラマン的な)空想科学特撮」と「玩具販促番組としての制約」の間で苦労されているイメージがあるのですが、空想科学特撮として振り切った『シン・ウルトラマン』の後だからこそ、両者のバランスを田口監督自身がわりと納得して進められているのかなぁ、と。実際のところは分かりませんが、主役であるウルトラマンブレーザーや、変身アイテムであるブレーザーストーンに対して、前向きに割り切れているように見えます。

そうなると気になるのが、作中での玩具部分の描写。
ニュージェネ従来のインナースペース型で描写されるのか、役者さんがアイテムを使用するシーンは少なくなるのか。このあたりは注目ポイントですよね。

ウルトラマンブレーザーのカッコよさ

ブレーザーのデザイン、好きなんですよね……
「宇宙人」としての神秘性と肉体感のバランスが良いというか、「わけの分からない、異質な生物」というラインで描かれているように感じます。
赤と青のラインが血管みたいなのとか、左右非対称なアンバランスさが「完全な存在」から「生物」へ接近させているのではとか、色々と想像が膨らみますね。

PVを見る限りだと、ブレーザーの動きは荒々しい。
雄叫びをあげる、どこか獣っぽいアクションも映されていましたよね。
超然としたウルトラマンの振舞いも好きなんだけど、ジードみたく荒々しいのもテンション上がる~!となるタイプなので、ブレーザーの野性味には期待が溢れます。

ただ一方で、設定等から想起される主人公=ヒルマゲントの雰囲気と、PVでのブレーザーの荒いアクションがやや繋がらない。
主人公=ウルトラマンではなく、ブレーザーの人格が前に出るタイプなのだろうか。それとも、主人公とブレーザーとの関係性自体が、作品を通して描かれる一つの軸になるのだろうか……

インタビューでは「コミュニケーション」をテーマとして掲げていましたから、主人公とブレーザーのコミュニケーションも重要なモノとして描かれるのではないか、と私は思っています。

そうなると気になるのは、ブレーザーさんの人格です。
前述の野性味アクションからすると、意志の疎通は難しいのか。それともそこには別の理由があるのか……現在の『ウルトラマンブレーザー』の謎は、主にブレーザーさんのスタンスが分からないという部分にあるような気もしている。逆に言えば、ブレーザーさんがどんな人物?なのかが描写されれば『ウルトラマンブレーザー』という番組の色もハッキリ伝わるのだろうか。

人間とウルトラマンのコミュニケーションというと、田口監督作品では『X』での「不思議だが親しみある宇宙人」、『Z』での「言葉や価値観にやや違いはあれど、同じ想いを抱ける仲間」という描写があり、またニュージェネウルトラマンでは「肩を並べられる一つのチーム」として両者の関係を描いた『ウルトラマンタイガ』などありますが、『ブレーザー』はどれともちがう形になるのではないかなぁ、と予測しています。「そもそもコミュニケーションを取るのが困難」みたいな形かも?

怪獣はどうだ!

おもちゃショーなどでは、既に見たことのない怪獣のソフビがいくつか公開されているとか。では『ブレーザー』の怪獣展開はどうなるだろうか。

前述の「コミュニケーション」の話や、インタビュー内での防衛組織の在り方から考えると、怪獣側にも強い謎があった方が物語がハッキリするのではないか、と感じました。それは黒幕とかの話でなくて、「この怪獣はどういう生態で、どういう風に戦えばいいのか」が不明な方が盛り上がるのでは、という意味です。

今までのニュージェネウルトラマンだと、再登場怪獣もそれはそれで嬉しいものだったと思うんですよね。あのウルトラマンはあの怪獣にどう挑むのか! あの強敵怪獣とどう戦うのか! という「組み合わせの面白さ」。でも『ブレーザー』の世界観だと、視聴者だけが知っている怪獣の強さや生態ってあんまり良くないのでは? と勝手に想像しているのです。

だからといって全部新規怪獣は……無理でしょ! とも思ってるんですが。
カラバリや改造を含めて、「知らない怪獣」がたくさん出てくれると良いなぁと感じています。本作はそういう年であって欲しい。

ただ、蓋を開けてみれば全然「組み合わせの面白さ」でやっていける番組かもしれないですし、このあたり本当にただの想像ですけどね!


やや前置きが長くなりましたが、このあたりが『ブレーザー』の事前情報を見ての印象や期待。上記部分は全て試写会前に書きましたが、さて観終わった時の螺子巻はどうなっていることか……

プレミア発表会を終えて

大まかな印象から

ウルトラマンだぁ~~~!!!!!!

いや何を言ってるんだ当たり前だろ、と思われるかもしれないが、試写で先行視聴した方々には言ってる事が分かると思う。
『ウルトラマンブレーザー』、ウルトラマンなんだなぁ。

これは流石に書いてもOKだと思うから書くのですが。
今回試写で披露されたのは第一話ではありませんでした。
ウルトラマンブレーザーの物語の始まりがどのようなものかは、まだ製作陣にしか分からない。その上で。その上で、です。

期待が高まりまくってます。

『ウルトラマンブレーザー』のテーマ。発表会で何度も強調された要素を頭に入れてから拝見したので、「ああ、なるほど」と思える部分が多々あり、ではこの部分はこれからどうなっていくんだろう? と注目したくなる話運びだった、という感じです。

初見の印象に関して、後に登壇された監督やキャスト陣も「あるワード」を口にしていたのが気になっているんですが、「それ」が想定されたモノであり、ここから各話ごとに積み上げるものがあるのだと思うと……うん、面白くなりそう。既に続きが観たいし、それ以上に本放送が楽しみすぎる!!

話せる範囲で良かったところ

ゲント隊長、かなり好きになれそうです。
それと副隊長も。まだ深い話は観れてないにしろ、今後ちゃんと隊員たちそれぞれに愛着を抱けるのではないかなぁと思える筆致でしたね。
長官も本当に良いムーブをしてくれるので、この組織の描写好き~となりました。

それとOP!
楽曲自体は製作発表部分でも披露されていましたが、映像が付くと更に良いな……っていうかOP映像テンションあがるな……

ウルトラマンブレーザーの外見についても、今まではお写真でしか拝見出来ていなかったところ、イベントでのお姿や本編での動きをみて「めちゃくちゃカッコイイな」と想いを新たにした。いやブレーザーすっごくカッコいいのよ。イベント中も何度か暗闇で光るブレーザーを見せていただけたけど、それが本当良い。背骨も良い。横顔も良い。動きも良い。

ED曲も好きだし、あれもしかして……完璧か?
いや本当の所、「子どもたちがどう反応するのか」とか「リアタイ組の視聴者の反応はどうか」とかは分からないんですが、個人的には楽しく面白く、今後に興味を持って見続けられる期待のウルトラマンでしたよ。本当。

ところで怪獣多かったね

これは試写会じゃなくて発表会時点の話。
配信からネット上でも話題になってるけど、新規怪獣めちゃくちゃ多いし個性的な見た目してるしで、ここも期待大のポイントですよね。
なんかめっちゃ不気味なのとか、首?あたりしかない子とかいたし……
バリエーション豊かな怪獣たちの本編での活躍が、今から楽しみです。

全てが全て新しい怪獣というわけでもなく、カナン星人やガラモン?のような珍しい再登場キャラに加え、ガヴァドンも登場決定というのも驚き。

前印象では「知らない怪獣が多いと良いな」なんて書きましたけど、その点でいくとガヴァドン良いですよ。知ってるけどわけわかんない存在だもの。「見知った怪獣との試合」的な雰囲気ではなく、きちんと『ウルトラマンブレーザー』の世界に登場する怪獣・宇宙人として出てくるんだろうなぁという感覚があります。未公開分の怪獣もそうとは限らないですが……とにかくあの怪獣大発表には歓喜しました。

終わりに

なんかね……感無量ですね……
試写会で抱いた想いを本当に話せるのは先になるわけですが、その時が来たら改めて色々書きたいなと考えてしまいます。

あと今回みたいなプレミア発表会、出来たら毎年やって欲しいな!
もちろん抽選ですし、毎回参加できるわけではないでしょうけど……今回のブレーザー発表会、ウルトラファンが新たなウルトラマンと出会う場として最高だったと思うんですよ。楽曲を耳にし、主役ウルトラマンのカッコよさを直に浴び、製作陣の想いを受け取った上で一つのお話を観る。短い時間でしたが、ファンとして最高の時間を過ごせたのではないかなと思うのです。

放送、本当に楽しみです!!
楽しい発表会をありがとうございました!!!



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