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「鉄腕アトム」NFT、約5300万円で落札

手塚治虫の代表作品を題材に展開されたNFTプロジェクト
「From the Fragments of Tezuka Osamu」

その第1弾『鉄腕アトム』のデジタルアートNFTが120ETH(約5300万円)で落札されたそうです。
これは日本発NFTの最高落札額も記録。

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このNFT作品は、手塚プロダクションによる初の公式NFTプロジェクト「From the Fragments of Tezuka Osamu(手塚治虫のかけらたちより)」のシリーズ第1弾となるもので漫画原稿で構成された「モザイクアートNFT」となっています。

「モザイクアートNFT」は、
手塚作品のカラー原画840枚を背景に配置し、
4000枚以上の白黒漫画原稿を4万点以上の断片にカットして
モザイク素材としてモチーフキャラクターを組み合わせたものに
なっておりましてオークションスタート時は10ETH(約450万円)から。
そして最終的には120ETHで落札となったようです。


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もうひとつの「ジェネレーティブアートNFT」は、
モザイクアートNFTで使用した画像素材をもとに
ランダム生成された作品で対象タイトルごとに1050点制作。
そのうちの1000点が販売され、
残り50点はマーケティングなどの用途に使用されるようです。

「ジェネレーティブアートNFT」は0.08イーサリアム(約3万5000円)で販売、わずか1時間ほどで完売したようです。
(おぉぉぉすごい)

そして手塚プロダクションはこの「モザイクアートNFT」と「ジェネレーティブアートNFT」の純売上各10%をユニセフなどの組織へ寄付すると発表しています。(素晴らしい)


落札された方がどんな方なのか日本人なのかも分かりませんが
手塚作品が海を越えて世界のマーケットで認知され落札されたことは
大変嬉しいことですね。

このNFTってオークション制になっているので
ぶっちゃけた話、序盤でズッコけちゃうと今後の価値にも大きく影響しかねない大変重要な価格、指標にもなり得る価格でしたので
そういう点から見れば素晴らしい価格になったんじゃないかと思います。
ここで安い値が付いちゃうと日本のアニメやエンタメの価値がその価格を基準として見られかねない可能性もありましたからね。

これで今後続々と日本のアニメやマンガ作品もこのNFTで
世界へと発信されていくのは確実でありますのでその試金石になったのではないかな。


また今回の第1弾に続き、「火の鳥」「ブラック・ジャック」のNFTアート作品も展開される予定で、第2弾は2022年1月に開催予定とのことなので近日公開されることでしょう。


 手塚プロダクションの取締役・清水義裕さんは声明文で、次のようなコメントを寄せておられます。

「手塚治虫の欠片たちが世界の人々に認めて頂き大変喜んでいます。
手塚治虫もコロナ禍に苦しむ日本をはじめ世界の子供たちのお役に立てることを喜んでいることでしょう」。

 double jump.tokyo代表取締役の上野広伸さんもコメント
「NFTの認知度が一気に広がった2021年。
世界に誇る手塚治虫先生のコンテンツを使用した初のアートNFT作品。
その第一歩を踏み出す機会をdouble jump.tokyoがご協力できたことを光栄に思います」
と述べておられました。


今後の続編にも期待です。


・NFTとは
「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」
のことで、ブロックチェーン上で発行されたトークンの事を指します。
ここで説明してもきっと理解できないと思うのであえて説明しません(笑)むしろ今後は絶対的に一般化されていく技術ですのでぜひご自身でググって調べておきましょう。


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