文学少女と死にたがりの道化 感想

良かった点
遠子先輩のキャラ
三つ編み文学少女のようにキャラをイメージする少々みたいなものがあると完全にキャラがきまってしまうのに個人的には好きじゃないのでそこは好きです。
小説を文字通り食べるっていう突飛な設定も昔のライトノベルらしさがあふれていてかつ今読んでも痛さは感じさせない程度の突飛さで丁度良いと思いました。

後半の竹田さんのエピソード
物語が終わりかと思った中で最後にどんでん返しがあり、それが竹田さんの今までの不可解な行動に納得のいく理由付けがなされるものでありなおかつ人間失格の主人公の大庭葉蔵と重ね合わさる部分がしっかりとあり、ただの後付けだとは感じずしっかりと楽しめた。


悪かった点

キャラが多すぎる点
この巻はシリーズの一巻目ということで主要な登場人物が5人も出てくるうえで更に片岡愁二という主要人物+OBということで数多くの人物が出てきて感情移入がしにくかったです。
琴吹と姫倉の二人は今回の話に登場する必要はなかったと思うし、OBを絡ませてくるような話は一巻目にやるもんじゃないなとおもいました。

人間失格を読んだことがなくても楽しめるかどうか
この作品を楽しめた理由として僕が今までに人間失格を読んだことありなおかつ色々思ことをがあって内容を少しなりとも覚えていたからであって、人間失格を全く知らない人間がこれを読んだとしても楽しめるかどうかはわからないと思った。


僕はこの作品のように文学を題材にしてる話が好きであること、後半はかなり引き込まれたこと、評判がかなりいいことから気が向けば続きを読もうかなと思いました。
(全く知らない作品が題材になった場合は楽しめるかどうか疑問ですが、、、)

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