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宗教法人のM&Aサービス「禅譲ねっと」を始めたきっかけ

皆様、初めまして。

「禅譲ねっと」事務局でございます。

この「note」では我々がどうして宗教法人のM&Aを手掛けようと考えたのか、そのお話を中心にM&Aにまつわるお話をさせていただければと存じます。

「禅譲ねっと」とはどんなサービスなのか

「禅譲ねっと」とは2023年年末にローンチしたSolution-X合同会社が展開する宗教法人向けのM&Aサービスになります。

端的に言えば、宗教法人を売りたいと考えている寺社仏閣の方と宗教法人を買いたいと考えている投資家、経営者、宗教法人の運営責任者をマッチさせる事業となります。

宗教法人を売りたいと考える方は決して少なくはないと聞いております。
その理由は大きく2つ。

まずなんといっても「後継者不足」という問題がとても大きいです。特に地方の小規模で営まれている寺社仏閣では後継がなかなかいない中で廃業をするケースも後を絶ちません。

また、住職がいないお寺などは宗教法人の解散をするものの、残ったお寺やそこにあるお墓などはなかなか手入れされずに放置された状態のところもあるそうです。

その一方で宗教法人を買いたいと考えている方もおります。

多くは、寺社仏閣の存続のためにお金を出したいと考える真面目な方が多いと伺います。また、宗教法人格がないと運営できない霊園の経営を検討する方も少なくはありません。

少子高齢化が進む日本において、民間企業でも後継者がおらず、結果廃業に追い込まれるケースも少なくはない状況において、M&Aは事業の継続だけではなく従業員の雇用を確保する、という意味においても、その重要性は日に日に増してきているように考えられます。

「禅譲ねっと」を立ち上げた理由

直球の表現をすれば、「そこにビジネスチャンスがあるから」というその一言で済んでしまうかもしれません。

我々は「需要と供給のバランスが崩れている」ゾーンを見つけ、そこでのビジネスチャンスを見出し、利益を創出したく考えております。

従いまして、言い方が悪いのですが、「売り手」「買い手」それぞれ納得のいく金額で商売が成立するならば、仲介業者としてはそれでよし!ということになります。手数料をもらって、売り手も買い手もみんなでニコニコで構わないと考えております。

しかしながら、宗教法人は民間の企業とは大きく異なります。

もちろん、非営利法人である宗教法人と営利法人である民間企業を比べるのはおかしな話ではありますが、宗教法人という性質上、考えなくてはいけないことがあります。

それは、「誰に売るか」ということに細心の注意を支払わなくてはいけないということです。

おそらく、我々のように宗教法人のM&Aを手がける会社の多くは、「誰に売るか」ということをあまり真剣に考えていないと思われます。

たまたま見かけた同業者が出演したTV番組のYoutubeを見た時、買い手の素性を確認していないように思われました。

もし、反社会勢力が買い手だったら・・・。
もし、節税目的のみでしか考えていない買い手だったら・・・。
もし、外国人が買い手だったら・・・。

他にも、「もし、〜だったら・・・。」と考えるものはございます。

風の噂で聞いたレベルの話で申し訳ないですが、ある仲介業者のところには反社会勢力がその隠れ蓑として宗教法人を買う、あるいは中国人が霊園経営や宗教法人が行うと税率面で優遇されるビジネスを行うために宗教法人を買いに来ているということでした。

真偽のほどはわかりかねますが、「お金に目が眩んで売ることにしか注意が向いていない」仲介業者だったら、反社チェックなどもせずに、売ることでしょう。後で問題が起きれば「知らなかった、我々も騙された」など言って逃げるのがオチです。

もちろん、私たちもビジネスとして扱う以上、お金は欲しいので、買い手が見つかること自体、ありがたい気持ちでいっぱいになるのですが、だからと言っても、やはり売った後のことも考えなくてはいけないと私たちは真剣に考えております。

お寺であれば檀家さんがいます。先祖代々眠る墓がある方も大勢いるでしょう。

日常においてのお墓まわりの手入れや掃除などはお寺の方がやってくれるのでしょうが、M&Aで売買が決まった後、誰も檀家の対応をせず、お墓の手入れもしないなどなったら、檀家さんはどう思うでしょうか。

経済的な保証は一切しますから、住職には宗教法人格の売買成立後もお寺に残って引き続き僧侶としてのお仕事を行って欲しいという買い手があることも事実ですが、全員が全員、そういう方ではございません。

そういうこともあり、我々は「誰に売るか」ということを物凄く重要視しております。霊園経営などビジネス目的での買収でも構わないのですが、それでも買った後のことをしっかり考えてくれる方を、禅譲先にお繋ぎしたいという気持ちです。

青臭いかもしれませんが、「斬った貼った」で話が進む宗教法人のM&Aだからこそ、双方で納得のいく取引にしていくことが大事だと考えます。

「売買」の世界に精通していない宗教法人の代表者の方も、弊社が間に入って調整します。

今後のことを考えて、先にご相談だけでも、という方も大歓迎です。実際に「売る」という意思決定をするのは自身の中で納得のいくタイミングで結構です。

玉石混交のM&A市場だからこそ、誠実で丁寧な仕事を心がけたいと考えております。

こちらの「note」では「売り手」「買い手」にとってそれぞれ有益となる情報を提供していければと考えております。更新は不定期になりますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

買収希望情報

最後に「買いたい」という投資家の情報です。

  • 霊園経営をご検討の経営者がおります。

  • 首都圏や関西大都市圏を中心にした小さな神社を買いたいとお考えの経営者がおります。

いずれもご関心がある場合は、下記のリンクからご連絡ください。もちろんですが、秘密は厳守します。また話が進みましたらNDA(機密保持契約)を締結してより具体的はお話を進めさせていただければ、と考えております。

まずは些細なことでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。