作曲の個人レッスン一段落
中間部分のFdurの前半はソロ、デュオ。後半は外声と内声の掛け合い。中間部の終わりにAをAsにするだけでFmollに転調し後半部に突入です。
後半は前半(Aの部分)のメロディをもう一度使うのですが、A先生からは「コピペはダメですよ?」と言われました。勿論そのつもりはないのです。が、そんなことをしそうに見えたのでしょうか。予め考えてあったパート間にメロディを受け渡しながら、前半部と同じ和声の進行と、異なるリズムですすめていき、Bメロ終わりにユニゾンから短めのCodaでスパッと終わる形を一気に書けたので予定通り前日の夜にA先生にメールで送信しました。
翌日レッスンの冒頭
「昨夜送って頂いたものを見たのですが・・・・」
と止められると、あまり良い心地はしないですよね?どきどきしながら待っていると、
「出来上がったと思います。この状態にNGを出す音楽的必然性がありません。」
終わった。ゴールしたのです。
「強いて言うなら・・・いや言わなくてもいいかな・・・」と先生が仰るので是非に是非にとお願いしたところ
「99〜112小節の部分ですが、他の部分との対比をもっと付けた方が全体のまとまりは良いと思います。今のままでもまとめって居るのですが。でもたとえばSopをオクターヴ上げるとかどうでしょう。まだ演奏できる音域ですので可能ですよ。」
とのこと。なるほど。先生いつも仰っていた対比(コントラスト)を上げる効果は期待できることが分かります。
「先生、今から直すと提出前にレッスンがもうありませんが、週末に観て頂くことは可能ですか?」
「メールで送って頂ければ見ます」
この後、レッスンは楽譜の書式についての細かいご指導があり、器楽曲としての楽譜の書き方の話題の数々とFinaleでのテクニックについて細かいことまで教えて頂きました。
レッスンの後、仕事を終えてから先生の言われたコントラストの為に99小節から112小節の部分に取りかかりました。単にOct上げることが解決にならないだろうことは私にも分かっています。こういう場合、上三声の入れ替えで対処するのがよいことを経験上しっていましたので、サクサクと書き終え、そのほかの「カタチを整える」修正をいくつか加えて土曜日の夜にメールにて先生に提出しました。
Oct上げるというご指導の意味を私なりに解釈し上三声を書き直しました。
と添えました。
先生からは日曜日昼過ぎに返信をいただきました。
「すべて良いと思います。期待値通りの音楽の流れになっていると感じます。」
と返信を頂きました。
大袈裟ですが、作曲を始めて40年、初めて書き上がったばかりで一度も音になっていない楽譜を「良い」と言って頂きました。
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