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【文章術】複数の修飾語は文字数が長いものから書く
いくつかの修飾語がある文を見たり、書いたりすることがあると思います。例えば「二階建ての赤い図書館」という文は、「二階建て」と「赤い」というふたつの修飾語があります。一方で、「赤い二階建ての図書館」という文にすることもできます。
このように修飾語が複数あるときは、文字数が長いものから書くとわかりやすくなります。このことについて、例をもとに説明します。
複数の修飾語は文字数が長いものから書く
修飾語が複数あるときは、文字数が長いものから順に書くと、わかりやすい文章になります。これは、文章のバランスやリズムがよくなり、結果として理解しやすく、読みやすい文章になるためです。
この理由として、基本的には、文字数が長い方が、短いものよりも詳しい情報をもっているためです。このため、読者は重要なことから順に理解できるようになります。
例えば「赤い二階建ての図書館」という文について、修飾語の「赤い」より「二階建ての」の方が文字数が長いです。このため、「二階建ての赤い図書館」のように改善することができます。
具体例
具体的な例があるとわかりやすいと思うので、文字数の長い修飾語から書いている例と、そうでない例を見てみます。ここでは、とあるブログシステムのデザイン変更機能についての説明文について見てみます。
文字数が短い修飾語から書いている例
まず、文字数が短い修飾語から書いている説明文は、次のようになります。
ブログシステムは、簡単に、ユーザーの好みにあわせてデザインを変更できる機能があります。
この文において、修飾語は「簡単に」と「ユーザーの好みにあわせて」のふたつがあります。ただ、文字数が短い「簡単に」をはじめに書いているため、リズムのわるい文になってしまっています。
文字数が長い修飾語から書いている例
次に、文字数が長い修飾語から書いた場合の例を見てみます。
ブログシステムは、ユーザーの好みにあわせて、簡単にデザインを変更できる機能があります。
この文では、文字数が長い「ユーザーの好みにあわせて」から先に書いています。先ほどの例と比べて、どうでしょうか?こちらの方が、バランスやリズムのいい文になっていると思います。
まとめ
複数の修飾語がある文を書くときは、文字数が長いものから順に書くことで、バランスやリズムのいい文にすることができます。書いている文がわかりづらかったり、書き方に悩んだときは、この方針を参考にしてみてください。
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