【文章術】主語を明確にする
主語とは「〜は」や「〜が」にあたることばですが、日本語ではこの主語を省略しても、文として成立します。ただ、主語を省略してしまうと、読者は何について話しているのかがわからなくなってしまいます。ここでは、主語を明確にすることについて説明します。
具体例
文章を書くときは、主語を明確にすることが重要です。これについては例を見た方が早いので、先に例を紹介します。ここではnoteのようなブログシステムの下書きボタンの説明について見てみます。
主語を省略した場合
ブログシステムの下書きボタンについて、主語を省略した場合の説明文は、次のようになります。
このような文章を見て、どう思うでしょうか。何が保存されるのか、そもそも誰が下書きボタンを押すのか、よくわからないかもしれません。このように、主語を省略してしまうと、読者を悩ませてしまうことにつながります。
主語を明確にした場合
先ほどの文章について、主語を明確にした場合を見てみます。これは、次のような文になります。
この文では、下書きボタンを押すのはユーザー、保存されるのは記事というように、主語がしっかりと示されています。主語があるので、読者は「この文の主語は何だろう」と悩むことがなくなるため、わかりやすい文章になります。
なぜ主語を明確にするのか
上記の例で示したように、主語を明確にすることで、わかりやすい文章にすることができます。もう少し具体的に見てみると、主語を明確にする理由として、次の2つのことがあります。
理解しやすくなる
誤解を防げる
主語が明確な文は、「誰が何をするのか」を読者がすぐに理解できるようになります。これにより、文章の全体がわかりやすくなります。
また、主語を明確にすると、読者に与える誤解を防ぐことができます。主語を省略してしまうと、その主語を読者が想像してしまうため、主語を誤って読むかもしれません。
読者が文章を理解しやすくするために、また誤解を防ぐためにも、主語を明確にするようにしましょう。
まとめ
文章を書くときは、主語を明確にすることで、読者が理解しやすくなり、また誤解を防げるようになります。この原則をふまえた上で、文章を書いてみてください。
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