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【文章術】PREP法を用いる
文章を書くとき、どのように書きはじめればいいのかがわからないかもしれません。これについて、文章にはいくつかの型があります。この型を知っておくと、文章を書くときに悩まなくなります。ここでは、代表的な型であるPREP法について説明します。
PREP法とはなにか
PREP法とは、テクニカルライティングに限らず、一般的なコミュニケーションにも用いられる、情報を効果的に伝えるための手法になります。次の頭文字からとられています。
P: Point(要点)
R: Reason(根拠)
E: Example(例)
P: Point(要点)
このPREP法を用いて文章を書くときは、まず話の要点を書きます。次にその根拠を書き、実際の例をあげます。最後に要点を繰り返しておわります。こうすることで、読者にとって簡潔かつわかりやすい文章になります。
私は仕事でドキュメントを書くとき、ブログや本の執筆をするときなど、文章を書くときは基本的にこのPREP法を用いています。PREP法は、テクニカルライティングにおけるすべてのケースに有効というわけではありませんが、実際の現場でも用いられている効果的な方法のひとつになります。
PREP法の例
それでは、実際にPREP法の例を見てみましょう。例えば、noteのようなブログシステムなら備わっている、投稿画面の「下書き保存」ボタンについて説明する文章を見てみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1713338627473-0KraYc04PY.png?width=1200)
この「下書き保存」ボタンの説明をPREP法で書く場合、それぞれ次のような文になります。
Point: 「下書き保存」ボタンを押すことで、記事の内容を安全に一時保存できます。
Reason: これにより、作業を中断しても、後から続きを書けるようになります。また、記事の作成中に発生する可能性のあるデータの消失を防ぐこともできます。
Example: 例えば、記事を書いているときに急用ができた場合は、この機能を用いることで、戻ったときにすぐに作業を再開できます。また、意図せずにブラウザを閉じてしまっても、保存された下書きから内容を復元できます。
Point: 記事の内容を安全に一時保存するには、「下書き保存」ボタンを押してください。
以上をつなげると、次のような文章になります。
「下書き保存」ボタンを押すことで、記事の内容を安全に一時保存できます。これにより、作業を中断しても、後から続きを書けるようになります。また、記事の作成中に発生する可能性のあるデータの消失を防ぐこともできます。
例えば、記事を書いているときに急用ができた場合は、この機能を用いることで、戻ったときにすぐに作業を再開できます。また、意図せずにブラウザを閉じてしまっても、保存された下書きから内容を復元できます。記事の内容を安全に一時保存するには、「下書き保存」ボタンを押してください。
このように、はじめに文章の要点を書き、その後で根拠と例を示し、最後に要点を繰り返します。こうすることで、読者にとってわかりやすく、機能について説明することができます。
PREP法の利点
文章を書くときの型はいろいろありますが、なぜPREP法がいいのでしょうか。これについて、PREP法を用いると、次のような利点があります。
文章がわかりやすくなる:情報を論理的かつ体系的に提示することができるため、読者にとってわかりやすくなる
説得力が上がる:根拠と具体的な例を用いるため、要点の説得力を高められる
柔軟性がある:文章や会話でのコミュニケーションなど、いろんな場面ですぐに使える
PREP法を用いると、わかりやすい文章を早く書くことができます。このため、文章作成が主な業務内容であるテクニカルライターにとっては、必ず身につけたい文章術だといえます。
まとめ
文章を書くときは、PREP法を用いることで、わかりやすい文章を早く書くことができます。その方法としては、はじめに要点を書き、次に根拠を示し、例をあげ、最後に要点でおわります。
PREP法はすべてのケースで有効というわけではありませんが、文章の書き方に悩んだときは、PREP法で書いてみてもいいかもしれません。
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