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テクニカルライターとはどういう人か

テクニカルライターとは、どういう職業なのでしょうか。別にテクニカルライターという職業に興味がなくても、その業務内容などを知っておくと、テクニカルライティングを学ぶときの指針になります。ここでは、テクニカルライターについて説明します。


テクニカルライターとは

テクニカルライターとは、その名の通り「テクニカルライティングが主な業務内容である人」のことをいいます。このテクニカルライティングとは、次のように定義しています。

テクニカルライティングとは、ひとことでいうと「技術的な内容を、読者にわかりやすく伝えること」をいいます。また、その文章術を指すこともあります。

テクニカルライティングとはなにか

このことをふまえると、テクニカルライターとは、取扱説明書やドキュメントといった技術的な内容を、その技術の利用者にわかりやすく伝える人、ということになります。

例えば、私はLINEヤフー株式会社でテクニカルライターをしています。業務内容としては、開発者のためのドキュメントや、新機能がリリースされたときのニュースなどを書いています。

テクニカルライターの業務内容

それでは、テクニカルライターは具体的にどのような仕事をするのでしょうか。ここでは、一般的なテクニカルライターの業務内容について説明します。

テクニカルライターの業務内容は、もちろん会社や担当する製品によって変わるところもありますが、おおよそ次のようになります。

  1. 文書作成の要求を受ける

  2. 技術的な調査や検証をする

  3. 執筆する

  4. 校正や編集をする

  5. 文書を提供する

まず、製品の担当者などから文書作成の要求を受けます。例えば新機能のリリースが予定されているときに、その機能に関する文書の作成を依頼されるようなイメージです。

文書作成の要求を受けたら、次は執筆に必要な材料を集めます。必要な情報を集めたり、技術的な検証をしたりします。材料が集まったら、いよいよ文書を作成していきます。

文書の作成が完了したら、校正や編集の作業に入ります。これは他の人が担当したり、あるいはレビューという形でフィードバックをもらうこともあります。校正や編集の作業ができたら、最終的に製品の利用者に文書を提供します。

以上がテクニカルライターの一般的な業務内容になります。このことからもわかるように、テクニカルライターは文章を書くことが主な仕事だと思われがちですが、実際はそれと同じかそれ以上に、他の人とのコミュニケーションが行われます。

少なくとも、テクニカルライターという仕事は「決してひとりで完結するものではない」ということは知っておいた方がよさそうです。私は元々はエンジニアでしたが、テクニカルライターになってから、そのコミュニケーションの量にびっくりしました。

まとめ

テクニカルライターとは、取扱説明書やドキュメントの作成といった、テクニカルライティングを主な業務とする人のことをいいます。その業務内容は、文章の執筆の他にも、技術的な調査や検証、校正や編集などがあります。

テクニカルライティングについて学ぶ上で、テクニカルライターについて知っておくと、より効率的に学べるようになります。ぜひ頭に入れておいてください。

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