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半年でTOEICスコアを330点から830点まで上げた勉強法

はじめまして!千(せん)といいます!
大学2年次のコロナ禍、なんかすごい資格取りたいな~と考えていた矢先、TOEIC330点から830点まで向上させることが出来たので、その方法を皆さんに共有したいと思い、執筆しました!
普段から長い文章を書く経験はおろか、パソコンすらあまり触らないような人間なので、稚拙な表現やはちゃめちゃな日本語が散見されるかもしれませんが、何卒温かい目で見ていただけると幸いです!
※本記事の読者はTOEICスコア300~500点台の方を想定しています。それ故に、既に800点以上取得されている方や帰国子女・ネイティブなどの、英語に関してある程度の知識をお持ちの方は本記事の対象としていませんので、予めご了承ください。


本編に入る前に


本題の「半年でTOEICを330点から830点まで上げた勉強法」について解説していく前に、効率的にスコアを上げていく際に必要とされる、大切な考え方を教授したいと思います。それは、「①自分に合った無理のないやり方で、②常に軌道修正を行いながら、③毎日継続的に行う」ということです。これはTOEICだけに限った話だけでなく、どの勉強においても共通して言える重要な概念だと考えています。いわば、基礎基本・原理原則のようなものです。①~③に関して一応説明しておきます。
①に関して言えば、具体的には一日あたりの学習時間のことだと考えてもらって結構です。集中力が持続しないのにがむしゃらに10時間も椅子に座っている位なら、本気で集中する3時間とかの方がいいわけです。その勉強時間に慣れてきたら徐々に増やしていきましょう。ここが大事なポイントです。
②に関して言うと、復習の質です。効率化とも意訳してもいいかもしれません。ぶっちゃけ正直に言ってしまえば、英語学習は暗記の連続です。すなわち忘却との勝負。ドイツの心理学者であるヘルマンエビングハウスの忘却曲線によると、人が何かを学んだ時、20分後には42%1日後には67%31日後には79%忘れてしまうらしいです。(超余談ですが、「ドイツの心理学者ヘルマンエビングハウスの忘却曲線」って口にするだけで毎回頭が良くなった気がするんですよね笑)逆に言えば、電車乗ってるときのちょっとした時間とか、トイレに行ったときとか、みずほ銀行のシステム障害の復旧待ってるときとか、疎遠になってしまったフィリピン人の旧友をふと思い出してしまったときとか、そういった時間を有効活用していくことで、周りの受験者との点数の差を少しづつ広げていけるわけです。要は小さな積み重ねの連続が短期での高スコア取得や総勉強時間の短縮に繋がるということです。この一連の流れのことを僕は効率化と呼んでいます。
③に関してはそのままです。①で勉強時間確保して、②で効率化する。そしたら、③毎日やるだけです。かの有名な〇進の英語講師もcmにて「英語なんて言葉なんだ、こんなものやれば誰だって出来るようになる!」と言っていたように、適切なプロセスで毎日反復演習を行っていけば結果は必然とついてきます。
だいぶ長くなってしまいましたが、実際に、僕はこの考え方を常に念頭に置いて継続的に学習を行った結果、米国公認会計士資格の取得まで成し遂げることが出来ました。(その件については別に執筆中です。しばしお待ちください、、、)個人的には、無駄な努力は無いと思っている派です。とにかくやってみて失敗したらそれはプロセスが間違っていた、軌道修正が足りなかった、ということだと思っています。スコアに伸び悩んだとき、もう一度上記文章を読んで、自身を振り返ってみてください。

すみません大事なこと言い忘れてました!!!

はい。大事なことを言い忘れていました。それは試験日を先に決めてしまうことです。自分に合った学習スタイルが構築され、ルーティン化してきたら、現時点のスコア(教材の模試を用いて測定。詳しくは後述)から目標スコアに対して一般的に必要とされる勉強時間を逆算し、受験日を決めてしまいましょう!これをやらないとダラダラしてしまってモチベや勉強効率の低下に繋がってしまいます。”焦り”をうまく利用しましょう!

出典:Oxford University Press 『A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success』P.6

使用教材

模試:「TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問+(模試3回分)」、「TOEIC公式問題集(模試2回分)」

単語帳:「TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ(通称金フレ)」、「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のセンテンス (TOEIC TEST 特急シリーズ)(通称金セン)」

リスニング:スマホアプリabceed

文法:「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問(通称でる千)」、「TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!」←必要であれば

学習の流れ

~単語編~

「金フレを完ぺきに→金センを隙間時間にひたすら読む、聞く!」

単語を覚えなければ始まりません。まずは金フレの単語を95%以上の精度で暗記してください。やり方はお任せしますが僕の場合、abceedの単語リスニング機能を用い、隙間時間に聞くなどやっていました。金フレレベルの単語はリスニングでも頻繁に出題されるため、このやり方は一石二鳥だと思います。効果効率的になるよう、ヘルマンエビングハウスの忘却曲線を意識しつつ、定期的に復習をすることを心がけてください。シャッフル機能等を用い、ランダムに流れてくる音声から瞬時に和訳がでるようなレベルまで成長したら、次は金センに進んでください。Part6,7の長文で出題されるようなフレーズが頻出されてます。リスニング対策も兼ね、abceedを用いてシャドーイング(後述)を行いつつ進めましょう。

金のセンテンス(金セン)


~模試編~

「本番同様に模試やる→時間無制限でやる→間違えたところ復習→再度本番同様に受ける」

金フレをある程度周回したら、模試を受けて今の自分のスコアを確かめましょう。基本的に、1つの模試につき3回受験します。ちなみに、僕は「TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問+(模試3回分)」を推奨しています。理由としては2点あり、解説が初心者向けで丁寧だから、模試が3回分ありコスパが良いからです。慣れてきたら公式問題集を使うのでいいと思います。
1回目:本番同様2時間の時間制限で解く。(本番受けたら今このくらい取れるであろうスコア)
2回目:時間無制限、リスニングは何回聞き直しても良い。ただし、教科書とか見るのはだめ。(自分が今持っている最大の実力を出せたら取れるスコア)
3回目:全ての復習を終えた後に再度受験。(950点以上を目標に。)
基本的にこれらの繰り返しです。Part6,7の長文に関しては、じっくり時間をかけて復習してください。わからない単語は一つもないくらいに徹底してください。

~リスニング編~

模試に掲載されているPart3,4のスクリプトを用い、毎日シャドーイング

シャドーイングとは簡単に、音声を聞いた瞬間にその場で声に出し、真似ることです。そこで、Part3,4にて出題された模試のスクリプトを使用します。それらの単語量はおおよそ100-130語ほどなので、何回も周回するのにはちょうど良い量です。abceedから音声を聞きながら、1日1スクリプトをペースに行ってみてください。詳しいやり方については、YouTubeを参照するといいと思います。僕の場合、片耳だけににイヤホンを付けながら、自分がどう発音しているのかを常に聞きながら行っていました。(ちなみに、シャドーイングは肺活量をめちゃめちゃ使うため、始めたての頃は何回も酸欠になってました。)
1つの問題集にPart3,4合わせて23個のスクリプトがあるため、単純計算でこれだけでも23日費やします。大事なことは、「一つ一つのスクリプトを疎かにしないこと」です。徹底的に研究してください。例えば、アメリカ英語だとnの後のtは発音しないからwant toとかちゃんと聞こえないんだな、ワナッツって聞こえるな、みたいな小さな気付きを学習していってください。
あともし余力があればでいいのですが、ルーティンに慣れてきたらスクリプトを見る前に、聞こえた音声から文章を書く練習をしてみましょう。良いoutputの例だと思います。一体今の自分がどこを聞こえていて、どこを聞き取れていないのかが明確になります。何回聞いてもわからない箇所を赤字で添削しておけば、復習がより効率化されるというのもありますし、だんだん聞き取れるようになっていく感覚も結構心地よいのでおススメです。

~文法編~

「でる1,000ぶん回し→30問10~13分を意識しつつ22点以上取得を目指す

Part5に関しては、学習量がモノを言います。30問という限られた出題の中で、様々な形式の問題を高速処理していかなければなりません。SV,SVOOみたいなやつ、中学校で教わりましたよね?正直なところ、そこの知識が抜けている人はPart5で苦労すると思います。そこでそういった人にお勧めしたいのが「TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!」です。基礎基本が載っています。僕も最初はこのレベルから始めました。この本一冊で英語の基礎を体系的に学ぶことができ、知っていたつもりでいたが忘れていた論点も洗い出せるので、個人的にかなりおすすめです。
とにかく、でる1,000を高速周回してください。それが終わったら、問題集最後に載っているまとめ模試等を10分以内目標で行ってください。大事なことは、みんなが取れている問題を落とさないことです。高速処理で正確性を上げていく、いわば音ゲーみたいなかんじです。楽しんでください。

~Part1,Part2,Part6対策は不要~

基本的に上記パートの対策は、模試の復習以外には不要であると考えます。実際僕は何もしませんでした。というのも、リスニング対策でPart3,4のシャドーイングを行っていれば、必然的にPart1,2の能力は身についていくからです。同様にPart6にも同じことが言えます。それらに費やす時間があれば、シャドーイングやその他の復習に時間を割り当てましょう。

最後に

この記事をここまで読んでいただきありがとうございました!TOEIC受験を決めた理由は人それぞれだと思います。海外に興味があってTOEICを始めた人、社内昇進が目的の人、会社の資格手当が目的の人、他の国際資格の入り口として始められた人など。実際どんな方にこの記事が読まれているのか 僕にはわかりませんが、一つだけわかることがあります。それは皆さんは少なからず、「やる気」を持っているということです。是非ともその熱が冷めないうちに勉強を始めて下さい。たかがTOEICされどTOEICです。実際に800点台取得すると周囲は勝手に「すごい!」と言ってくれます。非常にコスパのいい資格だと僕は思います。皆さんのご健闘を心よりお祈りします。改めて、ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました!

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