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歴代天皇陛下が学ばれた帝王学「商鞅馭民五術」(民を操る五術)

4220文字
中国で「商鞅馭民五術」で大騒ぎだ、どうも最近表に出て来たみたいだ。2018年か?これ門外不出の帝王学とどこかで読んだのだが・・(ハッキリせずスマヌ)
商君書「民を操る五術」だけでなく商君書全部翻訳(手に入れた)したいところだが、古語の漢文はこれだけでも大変で・・・いちばん重要なのは「民を操る五術」だろ。


愚民=おろかで無知な民衆

ブログ主の解説と商君の言葉が混ざったレイアウトの書き方だったので、翻訳するためにまず分けてから翻訳した。なので、文の並びは違う。

愚民とは、文化の独占を実行し、民衆を愚か者の無知にさせることである。心を失い、魂を失った歩く屍となり、君主のなすがままとなる。

商君書「民を操る五術」(商君书,驭民五术)目次

1.愚民:思想の統一。

2.弱民:国を治める道は、治める国の民を弱体化させること。

3.疲民:民のために仕事を探し、 命を受け奔走し疲れはて、他のことを考えないようにする。

4.辱民:一つは、自尊心と自信の欠如。二つ目は、相互告発を扇動し、互いに暴露し合い、恐怖の雰囲気の中で一日中生きさせる。

5.貧民:生活の必要を除いて、余剰の銀と余剰の財産を奪う(すなわち財政インフレや貨幣印刷の乱発)。(すれば)人々は貧しく、意志に欠ける。 5者が効かないなら、殺してしまえ。

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1.愚民:思想の統一

垦令:開墾令》の中の語には「使う民が勝手に移動すれば、愚かとしてそく殺す」という言葉がある。乱農農民は食べるものがなく、必ず農業しなければいけない。騒ぐ農民も一つの意思を持てば、必ず静まる。農民が静か、愚かに殺せば、則ち草は必ず開墾される。

これは版本であり、もう1つの版本では「民を勝手に移動させてはならない。すなわち愚かな乱農農民を攻める。食べるものがない、しかるに必ず農業する」

乱農=意味は「無秩序な農作業」だが、ここでは国に関係なく勝手に農作業しやがる農民ということだな。

2.弱民:国を治める道は、治める国の民を弱体化させること。

商君曰く「民強く国は弱く、民弱く国は強い。国を治める道は、まず弱民にある。」
また曰く「政は民の所悪を為し、民は弱なり、政は民の喜ぶ所を為し、民は強なり。弱民の内容の一つは、人民に兵器を持たせないことだ。秦が天下を統一した後、天下の兵を咸陽に収め、12金人を鋳造した。ゆえ天下の民を弱める。

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12金人 金属で作った人の像。秦帝国が統一された後、秦の始皇帝が天下の兵器を集め、それを溶かして作った金属の像。(12使徒臭い・・・)

商鞅の考え「民強く国は弱く、民弱く国は強い。国家が富強であるためには、人民の力を弱め、人民の力を最大限に削減しなければならない。昔、天下を制することができた者は、必ずその民を制することができた者である。強敵に勝つ、必ずその民を制する者なり。故に国の道があり、務(つとめ)は弱民にある。固く弱民の根本的な手段は民を『素直』にすることであり、つまり愚民である。

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