見出し画像

改めて台湾から学ぶ「日本精神」

はじめに

 先日、10年くらい前に付き合ってた現在オーストラリア在住の台湾人女性から、一時帰国したよと写真がLINEで送られてきた。この写真に写っている台北101は「台北市信義区」にある。台湾の人はこの「信義」という言葉が好きだと感じる。信義とは約束を守り務めを果たすことを意味する。これは台湾が日本統治下で培われて現在も脈々と受け継がれている「日本精神」(リップンチェンシン)ではないだろうか。
 今回は台湾に生きている日本精神とそれを忘れかけて日本の現状を考察する。

台北101がある台北信義区

日本精神(リップンチェンシン)とは

 「日本精神」とは台湾で生まれた言葉で、日本の「大和魂」や「武士道」といった概念と類似しており、この言葉は「正直」「誠実」「清潔」「公正」「勤勉」「責任感」「規律遵守」「信頼」などの高貴な精神を意味し、理想とすべき生き方を表現している。

 台湾では、落し物を警察に届けたりする行動が「日本精神」の表れとされ、そのような人を称賛する。「日本精神」は、誠実さや信頼、責任感などの高い道徳観念を象徴している。
 筆者は2014年に台北でタクシーにiPhoneを置き忘れ、当時宿泊していた大倉久和大飯店のスタッフが警察に連絡し、台湾のアップルにIMEI停止の問い合わせをするなど尽力してくれた。スマホがないと困るので、筆者はその夜に台湾の通信キャリアショップに新しいiPhoneを購入(当時は5万円くらいだったので今よりダメージは少ない)したが、翌日、ホテルに「iPhoneを拾ったので返したい」という連絡があり、拾った方とホテルで会い、無事にiPhoneが戻りましたが、その方はお礼を一切受け取らずに去っていった。まさに「日本精神」を体感した瞬間だった。

無くしたiPhoneの場所と諦めて新しいiPhoneを購入しているところ
ゆで太郎(今は台湾から撤退)に向かうタクシーで降車時にiPhoneを忘れた。

日台の助け合い

 筆者が台湾企業MSIの日本法人の設立に参画して、正式に設立した1999年と同年の9月21日に台湾では大地震があったを記憶している。この時、日本の救助隊が世界に先駆けて派遣され、その所作に台湾の人々が敬意と感謝を表しお互いの助け合いが始まった。

 東日本大震災発生時には3月18日に募金を呼びかけるチャリティー番組が放映され、当時の総統の馬英九も実際に視聴者の電話応対したり、募金を呼びかけたり、台湾の有名人もたくさん出演し、先日のC-POPを紹介したnoteに出てきたF.I.R(飛兒樂團)の陳建寧がこのためにテーマソング「相信希望Fight & Smile」を発表した。わずか発生1週間である。(歌詞と日本語訳はこちら)

 現在も両国がお互いの困難に対して政府民間問わずに助け合うことが続いている。なお、台湾へのワクチン支援には裏で安倍元首相尽力していた。

熊本地震の支援イラスト
台湾へワクチン支援のため出発する便を一礼して見送る謝長廷駐日代表

日本が忘れかけている日本精神

 台湾の李登輝元総統は生前、日本精神の大切さと、日本人がそれを忘れかけていることに警鐘を鳴らしており、彼は特に「武士道」や「大和魂」の価値を強調し、戦後の日本でこれらが軽視されていることに懸念を示していた。李登輝元総統は、日本人が戦後の自虐的な価値観から脱却し、自信を取り戻すべきだと主張し、現代の日本の若者は「昔の日本はアジアを侵略した悪い国」と一方的な教育を受け、自信を失っているが、過去がなければ現在もないため、戦没者を靖国で慰霊するなど過去も現在も大切にすべきであると述べている。日本を批判しているのは一部の国のみで、彼らの批判は自己都合であり、日本人は戦後の自虐的な価値観から解放され、自信を持つべきであり、武士道の精神を持つ民族の誇りを取り戻すことが重要であるとした。

 他の元日本人で戦後捨てられた台湾人の話も聞いてほしい。(下の二つの動画、台湾人生はAmazon primeでフルで見れます)
日本に捨てられたのにも関わらず、今も日本を想い、憂いている。
我々が忘れかけている日本精神の一端が理解できる。

日本精神を日本人が取り戻すために

 日本は今、岸田政権下にLGBT法が制定され、性転換手術なしでも性別可能という判決が出たり、夫婦別姓、移民問題、弱腰の対中問題と崩壊が進み始めている。安倍元首相が存命であればLGBT法はなかっただろうし、対中姿勢ももっと毅然と対応していただろう。
 台湾では安倍元首相への敬意を表し、民間が高雄市に銅像を建立したが、日本ではまだ実現していない。やっと最近になり、ジャーナリスト山口敬之氏が日本での銅像建立運動を始めている。

 安倍元首相と李登輝元総統が亡くなった今、日本精神を復活させるには教育が重要で、最近検定を通過した令和書籍「国史教科書」が多くの学校で採用されることを期待し、市販版も子供たちに読み聞かせて、「昔の日本はアジアを侵略した悪い国」という偏ったイメージを払拭し、日本の伝統と精神を再認識させる機会を増やすべきだと考える。

 また、日本の政治を変え、日本を豊かに強くするために日本保守党や飯山あかりさんを国政に送るよう応援していこうと考える。

まとめ

 「日本精神」とは台湾で生まれた言葉で、日本の「大和魂」や「武士道」といった概念と類似しており、この言葉は「正直」「誠実」「清潔」「公正」「勤勉」「責任感」「規律遵守」「信頼」などの高貴な精神を意味し、理想とすべき生き方を表現しており、日本人もそれを改めて思い出す必要があり、令和書籍「国史教科書」で戦後の「昔の日本はアジアを侵略した悪い国」という偏った教育を改め、今の国難である、岸田政権の日本を崩壊させる政策に待ったをかけるべきである。
 日本保守党や飯山あかりさんを国政に送るべく我々はその時に備えでおくべきである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?