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【先手中飛車】9手目で一歩を手にする変化が深い!(定跡ファイル付き🎁)

こんにちは!
将棋系YouTuberのほっしーと申します。

 僕は元奨励会員&全国優勝経験者であり、AIを使った将棋の研究を発信しています。noteでは、実戦に使える定跡を分かりやすく解説しています

 今回の記事では、先手中飛車で再現性がめちゃくちゃ高い変化を解説していきたいと思います。

 この記事の後半では、定跡ファイルも公開しています。ですので、それをダウンロードし、アプリ上で動かしながら学習することを推奨します。

 解説記事を超えた変化も入れており、スマホでポチポチしながら復習することだって可能です。

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 前回も先手中飛車でしたので、よかったらご覧ください。

【中飛車の裏定跡】どちらを持っても斬り合いの変化は必須知識

 では、初手から並べていきます。

 76歩、84歩、56歩、85歩、77角、54歩、58飛、62銀と進んで基本図となります。

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 相手が居飛車党で、2手目に84歩と突く人との対戦なら、高確率で出現する局面かと思われます。だから、実戦で使える研究なのです。

 ただ、後手としては、54歩を突かずに、居合抜き超速という優秀な作戦もあります。YouTube動画で解説しているので、ぜひご視聴ください。

【将棋研究】先手中飛車vs居合抜き超速 対先手中飛車の決定版!

 前回の記事では、先手は48玉から囲っていき、後手は44銀型に組む変化を解説しました。

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 上図では55歩とは突けませんが、囲ってから66銀と上がって55歩と突く変化を詳しく解説しましたが、成否はいかに・・・

 気になる方はチェック!

【中飛車の裏定跡】どちらを持っても斬り合いの変化は必須知識

 今回の記事では、早い段階で55歩と突いて一歩交換する指し方を解説していきます。

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 もちろん、同歩と取りますね。

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 ここで、同角と同飛に分かれますが、先手としては、一歩交換しながら手順に駒を運びたいものです。

 組み上がった形を考えると、角は77、飛車は59にいるのが理想です。ですので、飛車で取ってから、48玉~59飛と引ければ、一歩交換しながら飛車を理想の位置に動かせることになります。

 同飛、42玉、48玉、34歩、59飛と進みます。

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 ここからの後手の方針としては、①77角成~45角と咎めにいく順と、②32玉から穏やかに組む順があります。

 では、順番に解説していきます。

①77角成~45角

 前図から、77角成、同桂、45角と打ちます。

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 欲張ったからには、それなりの反撃を食らう変化もあるわけです。しかし、45角に対しては、返し技があります。

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