画像1

そればかり

無様散太郎
00:00 | 00:00
昔々、あるところに友人と互いに数曲ずつ出し合って拵えた、自主制作のコンパクトディスクがありましたとさ。
それの中で僕が作ったものの一つです。全部、僕。
拙作ではありますが、何卒優しく。
ボーカルになりたい人生だった。



筆は乗り止まず、慕情の箍が外れてしまうけど
コカボムで飛べるから僕はすぐに恍惚に耽るよ
C万弱で買えるダウンタイムの
怡悦は薄れて消えていく
張り出した見栄や益荒男は久闊を叙している

僕は蒙昧さ 筆舌に尽くせん程に
転嫁は忙しなくて エゴに身悶えするんだ
あの匂いが滲み出していく

離せないな この痛みも
ただ、君の破瓜った痛みに比べたら
僕のモノなど瑣末に違いないよなぁ
猥りがわしくなる前に
どうか嘲って救済してくれ
また性懲りもなく望むのは
君と、ばかりで

少しでいいの 君の視線、声を僕に向けてくれよ
くだらないや 告げた時が終わりだ
敬愛を認めたチックフリックにすら
感銘を受けるから
四方山積みにある権謀は疾うに意義を唱えてる

君は清廉さ 懐疑の隙もない程に
週末は渋滞になって 品性は底を突くんだ
燃えさしは喉を妬き出した

爆ぜて、縒るが 故意でいいか
ただ、渇くのが怖くなるなぁ
日々が透けるまで僕は醜くなってるんだよ
詭弁をくれ 僕にとって
それが全部だった筈なのにさぁ
遺伝子の味を君が偲ぶことを願うばかり

敢えないな 僕の今日は
上擦ってる君に殺されている
冴えないや その体温が沸き立てど
今更、気付いても遅過ぎたんだよなぁ

離れなくなった あの痛みも
ただ、君の破瓜った痛みに比べたら
僕のモノなど瑣末に違いないよなぁ
言葉なんてさ、吐いてしまえば
窒素と何ら変わらないのに
不甲斐なく笑う僕が厭なんだよ
離せないのは 僕の生だ
甘く計った戦場に
また性懲りもなく望むのは
君のとなり、で

映画観ます。