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MACRO TRADE

マクロ(近接)レンズ事始め。
個人的なマクロ専用レンズとしての起用は、OLYMPUSのマイクロフォーサーズ60mmから始まりました。変遷は以下の通り。

<OLYMPUS> M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
<CANON> RF85mm F2 MACRO IS STM
<CANON> RF100mm F2.8 L MACRO IS USM

同じレンズで何がどう違うのか。
マクロレンズと言われるレンズは最短撮影距離と撮影倍率の高さを指標としており。

要するに「どれだけ近くによって撮れて」「どれだけ大きく写すことができるか」という2点に於いて諸表を掲げ、定義されております。

OLYMPUSはマイクロフォーサーズという小さなセンサーサイズ(焦点距離で35mm換算2分の1)なので、望遠レンズの焦点距離が短くて、同じ撮影倍率なら画面上に物を大きく捉えられるので、マクロ撮影で使い易いシステムと言われておりました。

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OLYMPUSのマクロレンズはレンズフードが変わっていて、手前側に引き込む形で収納する。使うときには被写体方向に引っ張り出してセットする。

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PROレンズじゃないからフードは当然別売り。え?買ったのかって?買ったんです…(半泣き)ちなみに…こんな絵で撮れてました。

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射干の花。
「時々、はっ!とする様な絵が撮れる…」みたいな表現をされることがあるレンズですが。精緻な感じが伝わりましたでしょうか。

でも。OLYMPUSは事業売却の憂き目に遭う話を聞いて…一切合切をキタムラ師匠に引き取って貰い。キヤノンR5一式になりかわってしまったのです。

新たに導入するレンズを勘考するとき、あまりにOLYMPUSのマクロレンズに対する印象が良かったのでしょう。。「RFマウント(R5対応のレンズマウント)で、85mmマクロ出るよ~」と聞いた途端、予約購入に踏み切ったワケです。

マクロレンズへの印象はOLYMPUSで決まった様なものでした。

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おなじみの絵ですけど…。こちらがRF85mmMacroで撮れた絵の数々でした。最後のシャクナゲはRF85mmではなかったかも。(笑)

マクロレンズにすると被写界深度(背景と被写体との距離感で)が浅くなります。(一枚目)「がんす」のトゲトゲとビールラベルの表示。ピントが外れた途端、ボヤぁ~んとするんですが。これを写真好きのヒトは「ボケ」と言います。

「ボケ」が綺麗に出るか出ないか…は大問題。

知らないヒトには「なん?」的な事ですけど。
写したいモノにピントが合って、それ以外にピントが外れて欲しいのは。写したいモノがクローズアップされる効果があるからなんですな。

曰く。空気感…だとか。曰く…立体的だとか。そういうことの演出効果をこの「ボケ」が担ってくれるわけですね。

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さて。今回のRF100mm Macro。先に出てきた85mm Macroレンズを下取りに出して求めたものですけど。果たしてどんな写りを見せてくれるのか…。

折からの雨で外に出向くことも叶わず。残念ながら作例はございません。往々、花とか川辺とか、そういうところで撮れる絵が楽しみな昨今です。