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【紀行】D51194(津和野)

駅舎が新しくなって、駅前のイメージ全然変わりました津和野駅。

そんな駅舎前にはかつて「青野山荘」に置かれていたD51194号車が宿舎の営業を取りやめたので移設されております。

鬼滅の刃…「魘夢」を思い出すヒトもあるかしらん。

鉄道マニアではないので、今回初めて知りましたが。D51(ほか)末尾3桁のデータベース作ってる人がおられるんですね。

ん~博覧強記。
カメラ界隈でも、この(蒸気機関車)写真の撮り方?

頭が前に来てて何分の一かで後ろがきちんと収まる形で撮りましょう!とか書いてあるんです。例の太ったオニーさんがSONYのA1に100-500mmの白レンズをぶら下げてあちこちに行って写真撮る番組、NHKでもやってます。

撮るからにはきちんとセオリーを一旦は踏まえて撮って、あとは我流で好きに撮る派のワタクシとしては。未だ「おし!今日は電車撮るぞ、電車っ!」という気持ちに、なかなかなりません。

多分、のめり込んじゃうのが分かってるから、あえてその分野に足を踏み入れないでいるのです。

それはさておき。閉業した「国民宿舎 青野山荘」は駅を見下ろす対面山腹にまだその偉容を留めておりますが、中国圏に在住の「廃墟マニア」な皆さんには有名な宿所廃墟の様です。

こちら津和野の「青野山荘」。出雲市日御碕の「かもめ荘」と肩を並べる著名っぷり。(2022現在、「かもめ荘」は取り壊されズミでございます)

廃宿所、ってのは壊すのにも相当な費用が発生致します。

廃墟マニアの皆さんが不法行為すれすれで、廃墟内に立ち入り。数々の写真作品を発表しておられます。

他所でいくと、日光鬼怒川温泉の外れ。平成以前からのうち捨てられた宿所が、もはや環境問題として取り上げられておりましたっけ。

実際、債権者のものとなっても。即不良債権ということで、更地に戻して再開することもままならず、壊すこともできず…。こうして往時の姿を現世に晒すことと、なってしまうワケですね。

他方。国鉄から払い下げとして玄関前に飾られていた蒸気機関車にはまだ十分価値があるということで。こちらD51194号車、2006年05月01日に1400万円の費用をかけて移設。

以降、駅前のシンボルとして今日に至ります。

それとて、移設後かれこれ16年です。

捨てる神在りゃ、拾う神アリ。至る所に青山アリ。

D51194号車さんには、当駅前にて余生を全うして頂きたく思うところにて。本日ここまで。(合掌)