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【紀行】湧永庭園(R04)

湧永製薬株式会社の創業者「湧永満之(1992年08月逝去 享年82)は当町(安芸高田市甲田町)に生まれ、郷里をこよなく愛していました。生前に甲田町名誉町民第1号の栄に浴した故人は造成中の庭園に度々足を運び、その完成に熱い想いと期待を寄せておりました。そこで故人の遺徳を偲び、当庭園を「湧永満之記念庭園」と命名致しました。

《現地掲示板》
GW前後まともな開園は…二年ぶりかしらん。
去年は05月31日迄自粛閉園だったよーな…。

昨年のnoteエントリーは、07月14日なので。
去年…夏前には開けてくれてた、ということでした。薔薇とかはまだ咲いても居らず、これからというところでしょうか。

いづれ菖蒲か燕子花。
地面からの自生ものです

《あやめ・菖蒲・カキツバタの見分け方》
付け根に黄色い模様があれば菖蒲。 花びらにすーっと白い線が通っている、あるいは白い筋があれば杜若。

総じて行くと…「花びらの付け根を見たときに、模様が網目状ならあやめ、黄色い模様が入っているなら菖蒲、白い筋が通っているなら杜若」ということだそうです。

カンジで変換すると「アヤメ→菖蒲」なんスけどね。(笑)
ちなみに、このヒト(写真)は、模様網目なので「あやめ」さんに決定。

こちらは水生。水際から生えております。
ND-8とCPLが一緒になったフィルターつけてます。
『黄菖蒲』

こちらの池ぎわには06月目指して「花菖蒲」を移植して下さいます。今は手前の黄菖蒲のみですけどね。係の方、ご苦労様です。

池の左手側にも見え隠れしてますが、園内にて藤の花が下がる藤棚も幾つかありました。

植生用の藤は大きく分けて3種類あるそうです。今年の湧永庭園では、それら3種類を同時に見ることができました。

Ⅰ:ノダナガフジ(野田長藤)
Ⅱ:シロナガフジ(白長藤)
Ⅲ:ヤエコクリュウ(八重黒龍)

やー、やっぱ。花びら多い分「八重黒竜」名前もいかめしくて、かっこいいです。(^^)

ちょっと見、ブドウみたいに見えなくもない…八重黒龍。全体的に藤の季節ももうオシマイとみえて、百花繚乱。とまではいかないのが残念。

好日性ということで、直射日光好きとか…。
花弁、ヨルは閉じちゃうのかね。

園内、バラ園の準備におおわらわでした。

帰りの車でラジオを聞いておりますと、海の向こう高松では夏薔薇の庭園が公開された由。気の早いのがちらほら咲いては居りましたが、もーすこし時間はかかりそう。

こちらは芍薬。開ききっております。

そもそも、今回の来訪はシャクナゲ(石楠花)を求めてのことでしたけど。園内石楠花の場所はもう終わっておりました。藤棚のある池ぎわに最後の石楠花をみつけました。

順光にて写りイマイチ。(合掌)

HDR使って撮るのが良いのか…いや、ここは何も考えずiPhone取り出して撮るのが最良の選択だと。しみじみ思う、帰宅後でございます。

ローダンセマム・マウイ
運良ければ06月末まで咲くそうです。
オオデマリ
一瞬、薔薇かと思ったんですけどね。

花を撮るときには、薄曇りの肌寒い日が望ましい…と、どこかで聞いたりしたことがありました。本日は初夏を思わせる日差しと…時々カンカン照り。もう夏はそこまで来ておりました。

梅雨時には紫陽花。県北まで行けばまだ石楠花を見ることもあるんでしょうけど、藤棚に終始する…そんな令和04年初夏の湧永庭園でございました。

園内…飲食禁止。ご注意下さいませ。