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『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書き溜めた「働くことの本質」』を読んで、医師が働き方の本質を考えてみた
はじめに 本書の頭尾を貫く一本の軸があるとするなら、それは苦しかったときの苦悩の吐出でも反省でもなく、純然たる「父から子への」そして「我々への」メッセージである。そのなかで様々な角度から「働くことの本質」を描出することを試みており、ビジネス書のなかでも比較的硬派で数学好きな作者の性格が文章にも滲み出ているのを感じる。P&Gに入社以降、様々な企業や職務を経験し、現在はマーケティング精鋭集団「刀」を率いる作者は、本稿で紹介するように労働を通して労働と現今の資本主義社会に対して、あ
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