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禅 × ビジネス

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このマガジン「禅×ビジネス」では、20年になる禅の修行の経験を踏まえて、禅とビジネスに関する学びについて、つづっていきます。10,000時間以上のメンタルトレーニングやコーチング… もっと読む
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イノベーションと捨てること ー Appleから学ぶシンプルの心ー

最近、Macを購入しました。 いつかは一度Appleのパソコンを使ってみたいと思っていましたが、これまでずっとMicrosoftユーザーでしたので、購入するには結構な勇気が必要でした。 購入のきっかけは、店頭でMacを触ってみたことでした。 私はITが得意ではないので、これまでパソコンに対しては道具という意識しかなく、いかにストレスなく使えるかに重点を置いてきました。 しかし、Macを触ったとき、まずフォルムにワクワク感を感じたのです。 Macユーザーの方にとっては、当た

心をリセットする3つの方法

あなたは、昨日、今日、明日は続いていると思いますか? それとも、一日ごとに終わっているという意識の方が強いでしょうか? 家や仕事があること、家族がいること。 今の状況を当たり前で、これからも続いていくものだと思っていると、1日や一瞬一瞬を味わうことなく、流してしまいがちだということについて、「禅語 而今(にこん)- 今この瞬間を生き切る」に書きました。 それでは、どのようにしたら気持ちを切り替えられるでしょうか? 私たちは毎日、仕事や人間関係、家事など、色々なことを考え

禅語 而今(にこん)- 今この瞬間を生き切る

あなたは、生き切っていますか? 「生き切る」とは、どんなことでしょうか? わかりにくいかもしれませんね。 「生き切る」のがどんなことか想像できても、「生き切るなんて無理」と思う方もいらっしゃるかもしれません。 仕事、家事、子育ては、毎日続けて行うものなので、継続という視点も大事です。 「生き切る」ことで力尽きてしまい、続けられなくなっては困ります。 ただ、これからも続いていくと思っていると、1日や一瞬一瞬を味わうことなく、流してしまいがちです。 この仕事は明日も続く。

かすかな心

前回まで初心者向けの禅入門講座の内容について書いてきました。 今回は、禅に取り組み、アメリカでセミナーを行っている中で 気がついたことについて書きます。 私は、3ヶ月に一度アメリカを訪問しています。 何のため?と目的を聞かれるのですが、答えづらい質問です。 何かに導かれてという感じでしょうか。 アメリカ挑戦の模様はこちらに書いていますので、 ご興味のある方はご覧くださいね。 https://www.zen-mental.com/akanokimiaki/#usa アメリ

身体の声を聴く方法~気持よさを感じる

5月の「初心者向けの禅入門」の講座では、3つのことをしました。 ・ZEN EATING ・ボディーワーク(ヨガ) ・メソッド「かすかな心」 最初のZEN EATINGについては、以前のnoteをご参照ください。 「ZEN EATING 禅寺での食事作法を体験して」 今回もヨガの先生である、かわだゆきみさんにお願いして、 身体に親しんで気持ちよさを感じることをテーマにボディワークをしました。 身体を曲げてみる。 こわばっているところや違和感はないか? 痛いところまできたら

ZEN EATING 禅寺での食事作法を体験して

前回まで、3月に開催した「初心者のための禅入門講座」の内容について書いてきました。 「初心者のための禅入門講座」は、禅をどのように生き方や仕事に取り入れていくかを皆で考える場です。 これから3回くらい、4月の講座の内容について書きます。 4月の講座では、最初にZEN EATINGをしました。 禅スタイルでの食事の体験です。 禅では、食べることも修行です。 お寺では、配膳からはじまり、受け取り方、食べ方、片付けまで、厳しく作法を指導されます。 お皿の持ち方、箸の上げ下ろし

まずは坐禅会(大阪)で坐禅のやり方を体験してみましょう

このnoteには、「初心者のための禅入門」の講座の内容について書いてきています。 講座は2部構成です。 これまでのnoteで振り返ってきた第1部は、鈴木俊隆老師の『禅マインド ビギナーズマインド』を読みながら、お互いに理解を深めていく時間。 それぞれの人生と照らし合わせながら、経験をシェアしました。 たとえば「初心」も、いろいろな見方が出来るのだと、よい気づきをいただきました。 頭を使った後は、第2部の身体を使う時間です。 皆で坐禅を組み、坐禅を組んで体験しました。 足

「個にして全体」坐禅の「只管打坐」とは

以前「今この瞬間の豊かさ」と題して、ただ何かに取り組むことについて書きました。 https://note.mu/zen_akano/n/n78c0f2424ef2?magazine_key=m0e90afa0d44a これは「個にして全体」という感覚につながります。 禅では、すべてのものがつながっている、すべてが一つと捉えています。 たとえば身体をコントロールすると考えるのではなく、「私」を捨て、心と身体の調和を目指します。 何も支配せず、すべてを受け入れるのです。 勝