舟が船になる
趣味の工作は自分の意思でするものであるが、小さい子どもがいる家庭ではそうとも限らないケースが多々ある。
我が家には「千と千尋の神隠し」に登場するオオトリ様(我が家の愛称:ピーちゃん)が私と子どもの間で愛されキャラとして確立しており、彼らは家族旅行にも同行することが多い。
そのようなキャラのため、工作の主人公になりえることも度々である。
ピーちゃんの乗る舟
作業開始
当時、小学4年の子どもの依頼事項は「ピーちゃんの乗る舟」である。
子どもの要望なので「子どもと一緒に作って適当に作って終わろう」と、資源ごみにまとめてある多少傷ありの綺麗そうなダンボールで工作を開始するのである。しかし、ついつい工作好きの血が騒ぎだし、子どもには手出しをさせずに作業となる。
子どもも大人品質の工作に手出しをしなくなる。
※本来は親子で出来るレベルを探って工作をするのが教育上好ましいと思われるが、我が家は違う。
宇宙戦艦ヤマト世代である私、作風にはどうしても影響を受けてしまう。舟としての完成形である上の段階で既に波動砲が組み込まれてしまうのは仕方がない。(波動砲からはピーちゃんが飛び出すことが出来る構造)
第二期工事
さて、そんな訳で子どもにもヤマトの映画は見せていたりする。
従ってかどうか、さらなる進化、船への発展を求められるのである。
ちなみに甲板から上部は取り外し可能としておいた。
これで船としても完成と思われるが、、、
第三期工事
第二期工事でおまけとして作成した戦闘機に着目されてしまい。戦闘機を多数搭載させたいと要望が出るわけである。
そうなれば空母である。とは言っても、私は軍事マニアではない。でも工作熱は自分の中の一定水準を満たしたいと騒ぐわけで、今はいい時代でネットで画像検索すればいくらでも映像は出てくる。
私の場合、そんな精巧なレベルまでは求めない(出来ない)ので、なんとなくイメージをつかんで早速工作である。
なお、甲板から上を取り換えて遊ぶ仕様になっていて、下半分は使いまわしである。
子どもの意向で開始した工作、どれだけ時間を費やしたか忘れたが、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。
趣味で行う工作は無計画が楽しい。
当初想定したことと違うものが出来上がったり
子どもに頼まれたと言いつつも、最終的には自分が楽しんで作る。
そんな日々である。
おしまい
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