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第6死 ドイツにて死ぬ

今日も今日とて絶景で死ぬ。

今回私が死ぬ直前に見た絶景は
『ミュンヘンマリエンプラッツの月』

場所はドイツ ミュンヘン

もちろん死に場所はなかなか好きに選べないので海外でも死ぬ

真冬のドイツは東京よりかなり雪が降る

初めてドイツに来たがドイツは広い
たしかにヨーロッパ圏でも有数の土地面積だと習った気がしないではないが
行くことになる前までミュンヘンやベルリンがどこにあるかも把握してなかった

目的地はミュンヘンだが折角ならベルリンとかも見たいなーなんて思ってたが見当違いも、はなはなはな甚だしいかった
『大阪来たしついでにスカイツリー見に行くか〜』
ぐらい甚だしいかった

ミュンヘン自体はある程度まとまった街で
渋谷と新宿がある感じ
ちょっと離れて日帰りでノイシュバンシュタイン城に…

舐めてるのか
ノイシュヴァンシュタイン城な?
下唇みて?こう、違う、こう、そうそれ

ドイツ人というより、欧米人全体かもしれないが
鼻をすする行為が日本でいうゲップレベルで下品な行為とされている
なので彼らはすぐ鼻をかむ
しかもハンカチで。
え?使い捨てなん?という気持ちになる
そのまま洗濯機入れるの抵抗感あるな…

でも冷静に考えたら
我々はパンツを洗濯している
なぜ鼻水のほうが、おしっこより汚いと思ってしまったんだろう
量的な問題だろうか
おい、これから死ぬのだ、こんな話をしてる時間はない

言い忘れたが
ノイシュヴァンシュタイン城は
ディズニーのなんかの城のモデルになっている。
中は広すぎて寒そうだなぁ、
暖めるのにいくつも暖炉必要そう…
とか夢の国とは真逆のことを考えていた

またミュンヘンはミュージアムが非常に多い。さらに全て大きい。
美術館好きとしては堪らない街だ。
人も大変親切で、私の終わってる英語でも何とか理解してくれようと耳を傾けてくれていた。ダンケシェン。

1つだけ覚えておいた方が良い
ドイツ語フレーズをあなたに

"ビッテ ミット カルテ"

ビッテ:最強の汎用性ワード
主にはpleaseの意味合いだが何でもいける
ミット:withの意味合い
カルテ:カード

つまり
"ビッテミッテカルテ"
=カードで支払いお願いします
となる。
たぶんダンケと同じ回数ぐらい言った。

あと彼らは本当にビールとソーセージを食う。
日本人が寿司食べる頻度かと思ってたが余裕で味噌汁の頻度
相席した80歳ぐらいのドイツ人老父婦も
平日朝11時からソーセージと500mlのビールを楽しんでいた
ちょっと元気が出る飲み物ぐらいの感覚である。元気で素敵なことだ。

こいつ、今回いつ死ぬの
とお思いでしょう?
ご安心を、そろそろ死にますから
死に急いでもロクなことになりませんので

そんなミュンヘンのメイン市街地である
マリエンプラッツ
全ての電車やバスがここを起点に走っている
そんな賑やかな街で少し裏に入ったところで見つけた絶景

"ここなら死ねる"
『そこで死ぬので写真撮ってください』

このあまりにも美しいマリエンプラッツにあるミュンヘン市庁舎
ひとつ表に出れば大勢の人
ここだけ閉ざされた空間のような中庭にて
写真には写っていないが綺麗な満月を見上げていた。
あまりにも手垢がついてベタであるが
日本でいつも見ている月と同じものをドイツで見ているんだなぁとか思ったりしていた。お恥ずかしい。ビッテミッテカルテ。


今回は他にも絶景で死んだので
よければ見ていってください

ケーニヒスプラッツにて死ぬ
ピナコテーク(美術館)にて死ぬ
ピナコテーク(美術館)にて死ぬ
ノイシュヴァンシュタイン城までの道のりで死ぬ
ノイシュヴァンシュタイン城にて死ぬ

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