2023.11月日記、後半
11/17(金)
昨今、熊に人間が襲われるというニュースが後を絶たない。
今年はブナの実が不作で特に被害も目立つようだけれど、けっしてそれだけが原因ではないし、お互い意識しないうちに距離が縮まってきている。
限界集落や果樹の放置なども一つの要因だろうけど、肉食の熊が一定数いてどこかで人間の味を覚えてしまった。。。
そうなれば襲うことがたやすい人間は、熊に狙われる頻度も高くなる。
私は単独で東北や各地の山々を縦走したことがあるけれど、登山道で熊に出くわしたことはなかった。なんとなく獣臭がするときはしばらく待ってやりすごしたり、丹沢では数十m離れた場所で2度ほど熊に遭遇したことはあったけど、熊が気づかず行ってくれたり、お互い避けてやりすごせた。
ところが北海道の山中で登山者がヒグマに食料として襲われ、更に後日複数の消防隊員も襲われたニュースを聞いた時には、ついに登山者も狙われるようになってしまったかと戦慄した。
山菜取りの人はどうしても熊のテリトリー深くに入るから熊は追い払う意味で威嚇する。しかし登山者は利害が一致しないからよほど出合い頭に会ってしまった以外に襲われることは少なかったように思う。
しかし今回の北海道の山中の事件は登山者も相当の覚悟が必要になってきてしまった。
横道だけど、この諺っていかにもロシア人の気質を現していないかしらん。
つまるところは「友達になっても気を許すな」ということでしょ。
外交面でのしたたかさや、友達だと思ったらいきなり戦車で踏み込んできた。とかほんと笑えないぞ。
11/18(土)
昨日ロシア人の気質にちょっと触れたけど私たち日本人はどういう気質なのだろう。
勤勉、真面目、謙虚、正直、思いやりの心がある、あたりが思い浮かぶと思う。とても美徳だしこの気質は決して失ってはいけないものだろう。
私がこれだけでは生きていけないと感じたのは、サッカーWC1993年『ドーハの悲劇』からだった。
生真面目すぎる我チームは、”今袖を引っ張られた”的なジェスチャーをして審判に無視されていたり、相手の嫌がらせ以上ファウル未満な仕草にも反応してしまったりと、もちろんテレビ観客だった私も”今のはずるい”と相手チームを思ったものだけど、サッカーにおいてそれは当たり前なことで、審判に見つからないファウルはファウルじゃない世界だった。
しかし我チームはそういう汚い行動ができない民族なんですよ。
なのでそういう行動をよしとしていないことは一目瞭然だった。
結果は1秒の油断からWC出場をのがしてしまったのは周知のことだけど、この試合で日本チームは正直なだけでは勝てないということを学んだと思うのだけど。。。
時を同じくしてバブル崩壊。。。
スポーツ界が活況してきたのと裏腹に経済はどんどん尻すぼみとなり、いまだにデフレ経済から脱却もできない。
まだ大切な学びができていないんだろうかしらん。。。
11/21(水)
最近、白飯がうまくてたまらない。そして白飯食べる時は、アルコールを全く飲みたくなくなった。健康的で良い兆候である。
しかしながらアルコールのある食事もまた好きなのもそれは仕方ない。
11/26(日)
某日帰り温泉に行ってきた。
天然温泉、源泉かけ流しと謳っている。ここはまだ運用浅い頃来たことがあって、源泉かけ流しじゃないことは知っていた。
が、周りに温泉はなく、お風呂には入りたかったので承知で入浴。だが、状況はますますひどくなっていた。
塩素臭プンプン、おまけに髪の毛だの垢?っぽいのがかなり浮いている。
退出時シャワーを浴びなければ気持ち悪いレベル。。。
こんな嘘表示がまかり通っているし、掃除だって塩素投入のためかろくにしていない雰囲気。
温泉に対しても法律で定められた定義があるのだから、そろそろ源泉かけ流しの定義もきっちり決めてもらいたいものだ。
さらには、湯舟の広さや湧出量によって塩素不要にしてもらいたい。
本当は硫酸塩泉や炭酸水素塩泉が好きだけど、硫黄泉が安心と思うのは、硫黄泉は塩素消毒不要だから。
あまり法律や条例でがちがちにするのもどうかなと思うけれど、正直な施設ばかりじゃないし、判断が難しい。
11/30(木)
今日が終わるといよいよ今年も残り1ヶ月になる。
この11月を振り返ると異常な暑さを感じた1ヶ月だった。植物も敏感で夏の花がいつまでも咲いているし、剪定したアメジストセージも若芽がにょきにょきと伸びだしている。冬鳥の到来も遅かったし、自然の中に身を置けば、そのおかしさはひしひしと感じる。
短い春に短い秋、日本も熱帯並みになちゃうのかな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?