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2023.4月日記、後半

4/16(日)

上田に旅行中です。
詳しくは別noteにまとめる予定です。
上田城址で野鳥を撮影したりして、鳥さんがにぎやかで楽しい。
ひととこでずっとカワセミを狙っていたのだけど、そこでやはりカワセミ狙いの80代の男性と鳥さんについておしゃべり。
カワセミまでの距離が遠いので、車まで三脚を取りに行き戻ってみると、
件の80代の男性から

「さっきのおじょうさん?」

と返されますwww
いや、いくらなんでも前期高齢者におじょうさんはないだろうとは思うのだけど、鳥さんを撮影するほどだから、目は悪くないだろう。80代からしたら60代なんて年代的には洟垂れだろうし妙に納得。
いや、悪い気はしないwww

4/17(月)

いろいろと植物のことを知りだすと、物欲がどんどん頭をもたげてきて、どうしても花の品種を増やしたくなってくる。
でも地元には際立った園芸店がなくて、ホームセンターが頼りの綱。
たいていはホームセンで事足りるけど、やっぱり変わった品種は売っていない。で、今回の上田ですよ~
ここにはおぎはら植物園という大型園芸店があって、もう何時間でも居られるくらい多くの花苗が売られてます。
お買い物のお客さんも、ほぼみんな爆買いwww
気持ちわかる。ほんと目移りしちゃってみんな欲しくなっちゃう危険地帯。
でもそこは苗なんで数百円の世界。
適度に爆買いできるのがうれしい。ささやかな贅沢ですよ。
でね、ご多分にもれず、花なんかに興味がない相方も
「ダリアが欲しい」とかで赤紫の結構派手目な鉢を選んでくれちゃった。
私が目指すのはナチュラルガーデン(あくまでも希望です)
そこにどうしてもこのダリアの色目は浮きまくりww
でも、お買い物に付き合ってもらった手前嫌とは言えない。
さて、どう料理しますかね。。。

4/18(火)

今日はよい歯の日らしい。
ということで歯科医院へ。
久しぶりのわが街は、日中は外国人観光客とお年寄りが占める。
「ブラタモリ」とか「英雄たちの選択」とかにも取り上げられたわが街はそこそこな観光地でもある。
と、不思議な観光客発見!
なんと、便座カバーが付いた便座をスーツケースに取り付けている。
まさか。。。
すごい潔癖症でトイレの便座座れないのかなと本気で思った。
よくよく見れば、U字型の首枕だった。
私が知っている首枕よりも数段大きかった。

4/19(水)

さてね、先日上田のおぎはら植物園で買ったお花たちを紹介します。

奥からヒメウツギ、タイツリソウ、フランネルフラワー、ノースポール、
デルフィニウム・アクアブルー、ルドベキア、
ゲラニウム・タイニーモンスター、ダリア、アスチルベ・プミラ
ひと際異彩を放っているのは、相方が選んだダリアです。
まあ、仕方がないか。ダリア植え付けてみると、意外と丈夫そうだし木々の間だとなんとなく馴染んだ。

寄せ植えしてみたり、今までのお花とか
同じ寄せ植えをまた入れてました。

これからどんどん成長していってわさわさになるのが楽しみです。

4/20(木)

マザーツリー スザンヌ・シマード著 三木直子訳

とても示唆に富み、考えさせられることの多い内容だった。
自然界の事、科学の事、女性科学者の生きにくさ、林業役人の現状を変えられない頑固さ。。。
そういった困難を乗り越えていく半世紀に渡る彼女の自伝でもある。

彼女は、森の木々たちも菌根菌を仲立として、古い大きな木がハブ、小さな木はノードとして、大きなマザーツリーから炭素や窒素や病害虫からまもられる要素を受け取っていると考える。これは同種の木々のみならず、異種の木々たちも繋がっているという。この説を、ネイチャイー誌は「ウッド・ワイド・ウェブ」というまことに先見性のある言葉で表した。
全くもって、森もまたインターネットと同じシステムで繋がっているのだ。

こういった新説に対して旧来の科学者は、実験・検証を踏まえてもなお、進化論であるところの優勢なものたちが他を淘汰していくという頑迷な説からのがれることができず、彼女を批判し、また女だてらにとか嫉妬のフィルターを通して冷ややかに眺めるのだ。そして半世紀に及ぶ実験・検証によって、その正しさは、ますます精度を増していく。

ところがやはり役人は現状を変えることができない。
森は皆伐され、大量に消毒剤をまかれ、金銭価値のある単一の木だけを植栽し、その何十%も無残に枯らせてしまう。その繰り返し。。。
それでも心ある森林監督官は、少しずつやり取りのある樹木やマザーツリーを植林地に残す努力を始めている。

現状を変えることは中々に難しい。まだまだ差別も残っている。
それでも信念と少しでも森を地球を守りたいという志は、経済に優先する。
そういう世の中に向かっていくことを期待したい。

この物語は声高に女性の権利とか地位とかを叫んでいるわけではない。
研究や日々の出来事、家族、病魔との闘い。そういった日常から森や地球を見ているのだ。
私は自分のささやかな庭いじりと彼女の研究とがオーバーラップして、土や植物がなお一層いとおしく感じられるのだ。
お勧めの一冊です。

4/21(金)

先日、相方がバラの苗を3つも買ってきたのよ。
1つは友達にあげて、その苗は新苗(1年目の苗)なのに、花を付けてるのね。1年目は葉や根っこを育てないといけないから、花に養分を取られちゃうのはあんまりよくないんですよ。
なので、頃合いを見てその花を切ったのね。
相方、「俺のバラを。。。」って絶対言うのわかってるから、策を施しました。

水盤のバラ

これならしばらく楽しめるから、文句ないだろうwww

4/24(月)

春菊の花が咲いた。芯まで黄色でかわいい。まだ花芽がたくさん出てるから当分楽しめそうだ。種が取れたら、また来年の春菊取れるなあ。

4/26(水)

YouTubeでヴェートーベンの月光第3楽章というのを聴いた。
超絶難しい曲だそうで、指使いを見ていたら器械体操をなんとなく想起したよ。というのは、やっぱりウルトラ速い指使いは、楽譜見て覚えてどうこうの世界じゃなく、もう身体で覚える器械体操みたいなもんだろと思った。
小学生の時、体育館に置いてあるピアノ、触ったことある人もいるよね。
あれをめちゃくちゃ速く弾いた時ってすごく快感だったのを思い出したよ。
もちろん、曲の態を成してないんだけどw

4/28(金)

久しぶりに昔の本を引っぱり出して山口 瞳の「温泉へ行こう」を読んでいる。読み返してみれば禁止用語がそこここに散りばめられていて、昭和60年代って作家のエッセイでもこんなものなんだなと感慨深い。
ある意味率直だし、別の意味では人間蔑視とも。。。

私の初めて泊った旅館が伊豆の”峰ホテル”というところで、多分昭和40年前半。
一般庶民もこぞって旅行をし、旅館に泊まることがブームになりだした頃だと思う。峰温泉大噴湯のすぐ近くの宿で、木造の3階建てだったと記憶している。
昭和50年代はペンションが出始めた頃で、かわいらしさと泊まりやすい価格設定で、女子に特に人気だったと思う。友人と出掛けて、夜中に寝ぼけてドアの外に出てしまい、オートロックで締め出しを食って、オーナーを起こすという迷惑をかけたw
草津は発展途上で、スキー客相手の民宿が多かった。安かったけど、ポットントイレがどこも普通だったし、夜行バス+民宿1泊の弾丸ツアーばかり利用していたから、温泉の良さを楽しむゆとりはなかった。
昭和60年代は、もうほんとバブル。高級旅館花盛りで、うちも景気がよかったから、修善寺の新井旅館、あさば、今はなき箱根の俵石閣など高級どころを結構回った。両親が主に行きたがったから、私たちはお相伴だったけど。

その後、箱根の俵石閣は資本が移ったようで、旅館業は止めてしまった。
熱海の海沿いのホテルがばたばた廃業したのもこの後だったかな。
石川県の”加賀屋”と並んでよく家庭画報などで特集された伊豆山の”蓬莱”も知らない間に廃業していて、今は星野リゾート 界 熱海が引き継いでいる。
こんな老舗の高級旅館も立ち行かなくなったと思うと、栄枯盛衰を物語っていてなんだかさみしい。

昨今も主に後継者不足の廃業が嫌でも目についてしまう。
現状維持をしていくことは、高級旅館でも家族経営や小規模な旅館でも厳しさに変わりはない。経営者は年を取り、建物もだんだんに傷んでいく。
ただ、おもてなししたい。よいお湯を満喫してほしいというマインドが風前の灯火なのではない。そこに私達利用者も含めてなんとか盛り立てていける術が生まれていけばと思う。
歴史は繰り返すもの、マインドがあれば、そこに新しい風もおきるのではと、片隅から祈ります。

明日からまたしばらく旅にでますので、4月後半日記は今日まで。
GWの旅行記としてまとめたいと思います。






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