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温泉マガジン

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お気に入りの温泉たちをまとめます。
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#源泉掛流し

韮崎旭温泉リターン

山梨、長野方面に来ると、帰路には必ず立ち寄る日帰り温泉があった。 天然かけ流し温泉を謳っていて、大抵空いているのでかなり気に入っていて 回数券まで買って利用していた。 ところが最近、そのお気に入りの温泉に塩素消毒の匂いがするようになって、初めは気のせいだよねと、自分をごまかしていたんだけど、やはり行くたびにちょっとそれが気になりだして、もうこうなると無理。。。 長いことその温泉を利用していたのには訳があって、 というよりも泉質も勝る韮崎旭温泉を敬遠していた理由でもあるので

知っているようで知らない、さて秘湯とは。。。

神代(こうじろ)温泉 富山県氷見市神代3021 元々”秘湯”というのは造語だそうで、日本秘湯を守る会が発足の折、できた言葉らしい。 私の秘湯のイメージは、 歩いていくような山中にある(最近は交通も整備されてますが) たぐいまれな泉質(必ずしも源泉かけ流しというわけではないらしい) 少人数でお客様をもてなす(家族経営とか) もしくはほっておく(湯治宿とか) それに襤褸である。という大事なコンセプトがあるらしい。 よくよく考えてみれば、交通不便な山中の温泉は1000mもボ

雪見の温泉で心も体もほっこり

渋温泉 太陽館ヤマト屋 雪の便りが届くと、熱いお湯が恋しくなります。 日本海側では大きな雪の被害もあって、雪だ雪だと声高に言うことも憚られますが、寒い冬に熱い温泉は極上のぜいたく。 宿泊者には無料で共同浴場の九湯めぐりもあってお湯三昧できます。 (観光客は九番湯「渋大湯」のみ入浴できます渋温泉駐車場で入浴料¥500を支払い近隣の旅館や商店で鍵を借ります。 10時~16時) 温泉好きにはこたえられないパラダイス、さてどんな温泉ライフが待っているでしょう。 1.アクセス

温泉押しの旅館

谷川温泉 檜の宿 水上山荘 秋も深まった11月の3連休、 そろそろ山間の紅葉は終わりを告げ冬支度の頃、前日雪を頂いていた谷川岳は翌日の暖かさで、ラウンジから望む雪はすっかり融けていました。 この谷川連峰の懐にいだかれた温泉が今回の宿泊地です。 温泉の質、量、手入れ、鮮度、どれをとっても一流の温泉、そんな温泉を楽しみに期待も膨らみます。 1.アクセス 水上ICや水上駅からのアクセスもよく、水上駅からは送迎バスもあるようです。前日に赤谷湖近くでキャンプをしたので、県道27

暑いの、熱いの、そして極楽

蔵王温泉、かわらや 浜名湖では日本歴代最高気温タイ、41.1℃という記録をたたき出した。ついに日本の気候は、夏、地獄、夏、冬と回っていくんじゃないかと危惧するほどの猛暑が続いている。 そんな猛暑でも温泉は別腹 そして蔵王温泉は熱い。。。 蔵王温泉の歴史は古く、蔵王山の山形側の中腹に位置し、国民保養温泉地として今に続いています。強酸性の硫黄泉は皮膚病に特に効果があるとされ、美肌の湯としても名高い。 脱衣かごに汗でへばりついた衣服を放り込む。 引き戸を開けると、湯気の

さらに追及強羅温泉

温泉ホテル強羅館 タイトルが大それていますが、要は翌週も行ってみたということです。 ここは前回行った箱根太陽山荘の一つ坂下の強羅駅寄りにあります。 強羅温泉は泉質が似ているようで宿によって微妙に違うところがハマる所。 なんといっても神奈川県では唯一の火山地帯なので、時に噴火警戒レベルが上がることもありますが、今現在レベル1でとても安定しています。 宿の前に車を停め、涼やかなのれんをくぐると、宿の主人が受付をしてくれまして、お風呂まで案内してくれます。 ロビーでもくつろ

やっぱり大好き強羅温泉

箱根太陽山荘 箱根は私の住んでいる場所からはとてもアクセスがよくて、 温泉に行きたいな~という時、比較的気楽に向かえるのがうれしい。 箱根全体では銭湯もありますが、駐車場も少ないし、銭湯は地元の方優先かなとも感じるし、やはり日本有数のリゾート地なので、ちょっとくらい奮発しても、日帰り入浴をやっている旅館やホテルの温泉がお勧めです。 ちなみに私のちょっとくらいの奮発は¥1000あたりですw 箱根の中でも強羅は特に好きな所 強羅公園や箱根美術館界隈もいいですが、車で仙石

温泉はマグマからの贈り物

塩の道温泉 雨飾温泉 ひすいの湯 地図をつぶさに眺めてみると、フォッサマグナ地帯には数多くの温泉地が密集していることに気づく。 地球のダイナミックなプレート運動によって大きな溝ができ、そこに新な火山活動での堆積物が詰まっている場所という認識で、単純に火山からの恵みと据えるより、私はやはり地球の裂け目からの恵みと捉えたい。 フォッサマグナ糸静線北部を担う糸魚川沿いには、いくつかのひなびた温泉地が連なる。 * * * キャンプ2日目に塩の道温泉を訪れた。 ネーミングからは

いろいろと癒されたくて温泉に向かう

メルベール箱根強羅 noteの書き方を忘れるほどに遠ざかっていました。お久しぶりです。 日帰り温泉も中々始まらず、県外者には敷居が高い。 県内で探すとやはり箱根ということで、箱根の温泉なら私的にはやはり強羅温泉が最強と思う訳です。 強羅温泉は大涌谷からの引き湯した乳白色の酸性-硫酸塩泉、 早雲山から引き湯した単純硫黄泉、 さらに各宿にも掘削した固有の源泉を持ったりと、いろいろな種類の温泉を宿ごとに楽しめるとてもぜいたくな温泉地です。 まだまだコロナの影響もありますが、細

安部川の奥にひっそりと、そしてこんこんと温泉は湧く

梅ヶ島温泉 湯元屋 安倍奥と書けば、登山者には白峰南稜から続く山伏、八紘嶺、安倍峠から十枚山へと続く、ナギの多いザレて厳しい山岳を思い起こすでしょう。 中でも大谷崩は幸田文の小説「崩れ」にある通り、今も生きて崩壊を続けている、日本三大崩れのひとつであります。 そんな安部川の源流部に梅ヶ島温泉はひっそりとあります。 静岡市より県道29号を遡っていくと、 奥に向かうにつれて段々に民家も減ってゆき、離合も厳しい狭い道幅になったりと、人里離れた寂しさも漂う。 梅ヶ島温泉は数

百体観音の歴史の道を辿って行く温泉

鹿沢(かさわ)温泉、紅葉館 4月中旬、長野県上田市は枝垂れ桜のピンクが色どりを添える。 この日は湯の丸山へと向かった。 下り坂の天気予報が出ていて、山頂に着いて根子岳や四阿山などの風景を楽しんでいたらぽつぽつと雨が落ちてきた。残雪の春の雨、遅い信州の春が音を立ててやって来る。 さあ、冷えた体を温めに温泉に向かおう。 小諸より東御嬬恋線にて地蔵峠を目指すと、登り初めの新張(みはり)の信号手前に突然に如意輪観音様の石仏が現れる。 人の身長以上で、ここから鹿沢温泉まで一定間