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STAYHOME GOHAN : 1

【2020.4.7 さやえんどうとエリンギ、もやしのお味噌汁】
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お味噌汁はとても楽ちんだ。適当な具材を切って、出汁で煮て、火が通ったら味噌を溶いてやれば良い。出汁は顆粒、具材は本当に適当なもので構わない。温かい汁物があると、少しご飯がホッとするものになるように思う。


【2020.4.8 ペーパードリップコーヒー】
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出勤している時は毎日コーヒーを飲みすぎて、帰りには完全に気持ち悪くなるカフェイン中毒状態だったように思う。毎朝、一杯ずつ手で豆を挽いてコーヒーを淹れると、作るのが面倒なので飲み過ぎることがなくて良い。


【2020.4.8 たらこスパゲティ】画像11

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たらこは冷凍でチューブに入っているものを使い、半分は和える用に、もう半分は載せる用に。マヨネーズは少し控えめにして、そしてバターはちょっとたっぷり目に使うと背徳感が増して美味しくなる。材料を混ぜたボウルに、茹でたパスタを入れてぐるぐると搔き回すだけで、手軽でやや俗っぽい、ピリッとした辛さとまったりとした旨さが口にあふれてくる。


【2020.4.10 カレーライス】画像14

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最近はカット野菜なんていう便利なものを売っていて、すでに火も入っているので、これを使えばカレーライスも思い立ってから20分くらいで出来ちゃうのであった。お肉は余らせて冷凍していた豚トロを細かく切って弱火で炒めて脂を出して、これまた冷凍の豚薄切りと合わせて使ったが、カレーはカレーであるだけで美味しいので、具材はぶっちゃけ何でも良いと思う。


【2020.4.11 キムチチャーハン】画像20

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チャーハンをどうやって作るか、は自宅ごはんについての永遠の課題であるのではないか。私は、卵を先に入れ、温かいご飯を入れて軽くほぐし、その後に具材を足して、中火で比較的しっかり長めに炒めている。これは完全なる推測だが、中華料理屋なんかは、火力が強いがコンロと火の距離が遠く、意外と家庭用の強火よりも加熱量は少ないのではないか、なので自宅では弱火から中火でちゃんと火を通して、適切に水分を飛ばすのがよいのではないか、と睨んでいるからである。


【2020.4.12 サッポロ一番 みそラーメン】画像23

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伝統と信頼のサッポロ一番、みそラーメン。自分が小学生の頃、休日によく父が作ってくれていたなと思い返しながら作った。作ると言っても、お湯を沸かし、麺と粉末スープを随時投入するだけの簡単調理。卵を入れて半熟にするのも父がよくやっていたもので、本来は卵を入れる時間も加味して茹でるべきだが、久しぶりでその辺りの機微をすっかり忘れており、麺はちょっと伸び気味になってしまった。奈良の実家に住む父も母も今や結構な高齢者となっているはずで、ちょっと心配している。


【2020.4.13 ミートソーススパゲティ】

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ミートソースは割と簡単に自作できる。野菜を刻み、ひき肉と一緒にオリーブオイルで炒め煮にして、トマト缶を入れて煮詰めるだけ。ただし必要なのはまとまった時間、ということでこういう時に作ってみた。ソースを作る時にバターを使わず、パスタと和える時に多めのチーズと合わせるのは、参宮橋のイタリアンレストラン『レガーロ』のレシピ紹介youtubeによるもの。レガーロはお店にお客さんが来なくて大変で(昨今はどこもそうだろう)、テイクアウトに力を入れているらしい。落ち着いたらまた食べに行きたい。


【2020.4.13 ゴマだれ冷やし中華】画像33

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冷やし中華をお家でやる時の一番のハードルは、いかに手間を厭わずに具材を用意するか、だと思う。単純調理だけれど、部品数が多いのでただ単にひたすら煩雑で面倒なのだ。ぶっちゃけ中華料理屋さんで食べたほうが楽である。今回は「ホラ写真を撮るから!」という気力だけで乗りきった。そうでなければ具材のない麺だけをただズルズルと食べていたかもしれない。


【2020.4.14 宅配ピザ】画像39

背徳のチーズとトマト。宅配のお兄さん本当にありがとう、ちょっとごめんなさい。宅配ピザが食べたくなるときってあるじゃないですか。ちょっと事前に思っていたよりたくさん貪り食べてしまった。余った分は冷凍してまた後日食べます。


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東京のやや都心まで都営地下鉄に乗って毎日一時間ほど電車に揺られ朝晩通勤して勤務してきた僕も、日々そろりそろりと増え続ける感染者数の報告や、ロックダウンを行ってもなお阿鼻叫喚だという各国の様子が、ニュースとして流れていたのを目にはしていた。

3月末になり4月に入って、そろそろもう満員電車に乗るのが怖いなと感じ始めたちょうどその頃、安全確保のため、ということで自宅待機の指令が出た。テレワークは準備が間に合わなかったらしい。

朝から晩まで会社で働いて書類やデータや物体を成果物として作り続けていた自分が、ある1日を境に、突然「朝から晩まで家に居てじっとしていること」を社会的なミッションとされてしまった。経済的に、また職務・社会使命に、など様々な理由で、感染リスクに晒されながらそれでも日々家を出て働かざるを得ない人々もが、知り合いやタイムライン上、買い物で外出した際に周りを見回しても沢山いる中で、幸運にも、というべきなのだろう。

自宅待機でも特に世界が変わらないというのはちょっと無力感があるな、とか、むしろ家から出ないほうが社会の役に立つんだと言われると少しく傷つく面もあるよね、とか、そうは言っても正直いま東京で出勤するの怖いよね、とか、いま働いている人に申し訳ないと本当に思うけど、そういう気持ちは多分当事者からすると余計だよねとか、もやもやとした気持ちのなかで、朝起きて、ご飯を食べて、ちょっと机に向かって、休憩もして、そのなかで、何となくごはんを作るところ、できたごはんを撮って写真に制作していくことにした。

こんなことをやっていて何の役に立つのかは分かっていない。最初は、これを見てお家の生活を少しでも楽しんでもらえたら、みたいなことを書こうかなと思ったのだけれども、それはそういうのがあったら良いなの結果であって、それが自分の目的ではないなと考えて止めた。

そもそも何かの役に立つことを目的としてはおらず、これは単に自分自身のため、自分が自宅でなるべくきちんと過ごしていくため、もしくは写真を撮って出すことでせめて自分と自分の周り、大げさに言えば世界とのつながりを何かしら持っておきたいというだけのため、と言ってしまえる類のものだろう。

朝に玄関先を掃除して、近所のお地蔵様に手を合わせ、手元にあればお花を飾る。そのあたりの行為と似ているようなものなのではないか、そう思いながら、調理をして、粉だらけの手でカメラを持ち、シャッターを押し、できあがったごはんを食べる。ごはんは毎日食べなければいけないし、この単調な日々もまた毎日過ごしていかなければいけない。だから僕はご飯を作って、撮れる時には撮って、写真として制作していこうと思う。


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