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中小企業のかけがえのないパートナーとして、どこまでもお客様に寄り添い、向き合っていく 〜 経営支援を手掛ける「あさひ未来経営パートナーズ」折原代表インタビュー 〜

みなさま、こんにちは。経営コンサルティングファーム「税経センターグループ」広報部です。このnoteでは税経センターで「働く人」にフォーカスを当てて、一人ひとりの仕事への想いや仕事のやりがいについて深掘りしていきます。士業や経営コンサルティングに興味のある学生さんや若手社会人のみなさまにお読みいただけると嬉しいです。
 
2024年1回目となる今回は、税経センターのグループ企業である「あさひ未来経営パートナーズ株式会社」代表の折原健さんにお話を伺いました。
 
あさひ未来経営パートナーズは、企業の経営コンサルタント業を軸に事業を展開しており、同社の前身である「未来経営支援室」設立から数えると約15年に渡り、中小企業のかけがえのないパートナーとして、様々な経営支援を手掛けています。
 
「経営コンサルティングといっても、どんなことに日々、取り組んでいるのかイメージがつかない…」という方も多いかと思います。本記事では、具体的な事例を中心に、どのような想いを持って仕事に向き合っているのかを、代表の折原さんに伺いました。

MAS監査、決算分析、事業再生など。あらゆる側面から中小企業の経営をサポートしていく

――まずは「あさひ未来経営パートナーズ」がどのような業務を行っているのか、教えていただけますか。

折原:中小規模の企業様が主なお客様で、その企業様に対して「経営計画の策定・実行支援(MAS監査)」「企業診断(決算分析)」「補助金申請などのサポート」「事業再生コンサル」「事業継承コンサル」「創業支援、資金調達コンサル」など、あらゆる面からサービスを提供させていただいています。難しく聞こえるかもしれませんが、もっとわかりやすくご説明すると、経営面で課題を抱えていたり、事業で悩んでいたりする企業様に寄り添いながら、経営コンサルティングや、経営支援をさせていただいています。

―― 折原さんは、若手の頃から経営コンサルティングを行っていたのでしょうか?

折原:1990年代後半に税経センターに入りまして、その頃は、税経センターで働きながら税務や会計の勉強をしていました。ただ、企業様を相手に働いているうちに、会計面だけでなく、経営そのものにも興味が出てきまして、事業や経営についても、積極的に学ぶようになっていったんです。

折原:そんな想いを抱えながら数年間、税経センターで働いているなかで、様々なご縁とタイミングが重なり、「あさひ未来経営パートナーズ」の前身である「未来経営支援室」の設立に参画することになったんです。2009年のことです。そこからは、税務や会計を軸に、経営や事業面も支援する「経営コンサルティング」という立ち位置で、仕事を進めるようになっていきました。

企業の魅力を探して、そこから経営改善の糸口を導き出す

―― 「あさひ未来経営パートナーズ」のクライアントとなる企業様からは、どんな依頼が多いのでしょうか?

折原:資金繰りが大変な企業の社長様からご相談をいただくケースが比較的多いです。先程ご紹介した提供サービスでいうと「経営計画の策定・実行支援(MAS監査)」「企業診断(決算分析)」「事業再生」に当たる分野ですね。これはありがたいことでもあるのですが、私どもを“最後の駆け込み寺”のような存在として、頼ってくださる企業様も珍しくありません。

折原:事業再生といってもなかなかイメージしにくいかもしれませんので、ひとつ事例を用いながらご説明させていただきます。お客様は地方に拠点を構える建設会社様でして、ここでは仮にA社様とさせてください。今から15年近く前にA社様からご依頼が来ました。ご相談いただいた当時は、その企業様は売上に対して、借入れが倍以上ある状態で、絵に描いたような債務超過でした。

―― そういった企業様には、どのようにアプローチしていくのでしょうか?

折原:これは”中小企業あるある“なのですが、「決算書上は問題なくても、実際の業績は問題あり」というケースがあるんです。例えるなら、体調が悪いのに検査もせずに、ただ薬だけ飲んで、痛みや症状を紛らわせているような状態です。だから、いくらその決算書でなんとかしようとしても、根本的な解決は導きだせないんです。

折原:ですから財務面でのアプローチとしては、決算書を再整理して、“業績を正しく見える化”し、会社の現状を、社長様や役員の皆様に、直視していただくようにしています。

折原:そして、もうひとつは事業再生のために、その企業様の良い面、魅力ポイントを探っていきます。何度も現地に足を運び、社長様や役員のみなさまとヒアリングを重ねながら、その会社や、そこで働くひとを深く知っていきます。事業再生をしていくためには「こんな良い面があるこの会社なら、絶対に立て直せる!」と、サポートさせていただく私たち自身が心から信じられなければ、うまくいきません。

折原:建設業を営むA社様の場合は、公共工事を受注しているという特長がありました。公共工事を受注するためには、長年の実績が必要となり、新しい企業が簡単に参入できる世界ではありません。しかし、A社様の場合は、この公共事業に長年、携わっており、定期的に大きな収益が見込める状態でした。これだけでも大きな価値があります。

折原:さらにA社様はこれまで同族経営だったのですが、役員から新社長を抜擢し、事業承継をして、心機一転、会社を立て直していこうという機運がありました。新社長に就任された方だけでなく、役員陣のみなさまは、何十年も渡りA社に貢献してきた方ばかり。現場からの叩き上げで、土木・建設のことを熟知されているだけでなく、会社に対しても熱い想いを持っていらっしゃいました。この役員陣の高い意識も、経営を立て直していく上ではとても大切な要素でした。

お客様と本気で向き合う姿勢と気持ちがあれば、未経験でも、きっと活躍できる

――折原さんたちが、日々、お客様に本気で向き合っているのが伝わってきます。

折原:危機に瀕していたA社様も、いまでは、売上が数億円、借入れが数千万円と財務的にもかなり理想的な状態で経営をされています。役員のみなさまからも、「従業員に恥ずかしくない会社にしていこう」という空気感がつねに漂っているので、今では、安心しています。

折原:私ども「あさひ未来経営パートナーズ」の特長として、このA社様のように、事業再生としてサポートに入らせていただいて、そこから何年、何十年もお付き合いが続いていくというケースが多いのですが、事業を軌道に乗せ、大変だった時期を乗り越え、活き活きと仕事をされているお客様の姿を見るたびに、この仕事に携わってよかったなと感じますし、毎回、「助かりまりました」「ありがとうございます」と言っていただけたときは、素直に嬉しいですよね。

―― A社様のケースを通して、折原さんたちがどんな仕事をされているのかが、より明確になりました。最後に「あさひ未来経営パートナーズ」で働いてみたいと感じた若手のみなさんに対して、事前に勉強しておく分野や保有しておくべき資格などはありますでしょうか?

折原:現在、私の右腕として活躍してくれている女性スタッフがいるのですが、彼女が20代で入社した当時は、業界未経験でした。それでも、資料作成であったりセミナーのサポートであったり、さらにはお客様との打ち合わせに同行していく中で、徐々にスキルを磨いてくれまして、今では、あさひ未来経営パートナーズには無くてはならない存在になってくれています。

折原:もちろん、税理士や公認会計士、中小企業診断士の勉強をされている時点で、その分野に関心がある方だと思いますので、私たちの仕事にもマッチしやすいのかとは思います。ただ、仮に財務や会計、経営などの知識がなかったり、勉強してこなかった方でも、「中小企業のサポートをしたい」「経営支援をしてみたい」という想いを、本気で持っている方であれば、わたしたちが実務の面は細かくサポートしていきますので、安心していただければと思います。


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