見出し画像

二人でやったら習慣化できた

このnoteはMichi(ツッコミ気質)とFumi(ボケ気質)の二人で書いている。

僕たち二人は、社会人になってからというもの、なにか新しいことにチャレンジしてもなかなか習慣化できない三日坊主の常連だった。

ただ、ある日、ふとしたきっかけで、プログラミング学習を"二人"でオンラインで始めてみた。

これまで、Fumiのほうはプログラミング学習を何度かやったことはあるものの、いつも1ヶ月も経てばエディタを開かなくなるという単発的な学習になってしまっていた。

それが、二人での学習をスタートさせたことで、プログラミング学習をほぼ毎日継続させることができるようになった。自分たちの仕事の一部を自動化させるところまでできるようにもなった。

私たちは驚き、喜んだ。

プログラミングでなにかをつくったということの喜びもあるにはあるが、それよりも、学習を習慣化させる魔法を手に入れたことに驚き、喜んだ。

二人学習はもっと普及すべきで、将来子どもができたとき「お父さんの時代は一人で学ぶのが一般的だったんでしょ?それってなかなか習慣化できなくなくなくない?」と不思議そうな顔で質問を受ける時代がきてもおかしくない気がした。

プログラミング学習の習慣化にうまくいった我々は、次は英語学習も二人でやってみた。英語学習も、これまでMichiとFumiがそれぞれ単発的に学習することはあっても、習慣化できたことはなかったことだ。

英語学習も二人でやることでうまくいった。なんと約半年間ほぼ毎日英語学習を続けることができている。まだ英語の聞く・話すがスラスラできるようなレベルには到底達していないが。

二人学習に味を占めた僕たちは、現在、英語学習以外にも、ラテン語学習、数学学習、また、社会問題についての動画を観ながらの議論といったことまで、二人学習を取り入れている。

二人学習を半年間継続してみてのメリット・注意点をまとめると、以下のような感じだ。

■二人学習のメリット

①【スタート】がワクワク
学校の勉強でも部活でも、社会人の仕事でも勉強でもエクササイズでも、新しいことをやり始めた頃は、朝起きてその活動をスタートさせることにワクワク感を覚えているかもしれないが、段々と慣れていくうちに「しんどいな、今日は休もうかな」という気持ちになってくる。いったんスタートさえしてしまえば、そんな気持ちは吹き飛ぶことがほとんどなのだが、【スタート】がワクワクしていない状態になってきて、習慣化の域に到達できない。

それが、二人学習であれば、いつまでたっても【スタート】がワクワクしたままである。毎日友達と遊びの約束をして待ち合わせをすることに抵抗がないように、毎日友達とBraveTalk(Zoomみたいなオンラインミーティングサービス)で待ち合わせをすることはワクワクすることだ。いったんBraveTalkで待ち合わせさえしてしまえば、学習はなんの抵抗もなく開始できる。

②インプットしながら【アウトプット】もできる
よく言われることであるが、良いインプットをするためにはアウトプットとセットにすることが重要だ。

一人で学んでいると、黙って読書したり動画を観たりして、心の中で「あぁ、そういうことか」と思うことはありながら、静かに静かに学習は進んでいく。

それが、二人学びであれば「このラテン語って、英語の○○に残ってるよなぁ」「ほんまやなぁ」「その状況ってgo the extra mile(覚えたての英語フレーズ)的やなぁ」「さっそく使ったなぁ」など、覚えたことをすぐにアウトプットすることができる。

③【しんどいこと】も乗り越えやすい。
たとえば、プログラミング学習であれば、最初の環境構築で時間がかかって、Googleで検索してもなかなか解決策が見つからなくて、まさかの1歩目で挫折してしまうこともありえる。

音楽の作曲であれば、作曲ツールの膨大な機能を把握することに心が折れてしまって、まさかの1歩目で挫折してしまうこともありえる。

また、1歩目のつまづきでなくても、たとえば、数学学習であれば教材が「読んで理解する部分」と「解いて理解を深める部分」に分かれていることが多いが、後者の「解いて理解を深める部分」に取り掛かるのが面倒くさくて、また、次の章を早く読みたくて、「あとでやろう」と思ってそのままになってしまうことが多い。

これらは、どのような学習においても遭遇する【しんどいこと】だが、二人学習をしていると、一人学習しているときよりも、なぜかこの【しんどいこと】への忍耐力が上がる。なぜかは分からない。

④知識・意見交換
上記「②インプットしながら【アウトプット】もできる」と関連するが、二人で学習すると、お互いアウトプットする過程で「そういえば、オレが前に観た動画でこんなことがあった」という教材以外の知識をプラスアルファで提供しあうことができる。

また、社会問題についての動画を観ているときはMichi「おれはこの主張は○○の視点が足りてへんと思うけどなぁ」Fumi「なんで?」というかたちで、動画の主張を客観視したり、深堀りしたりすることができる。

⑤教育ではなく共育なのでのびのび
一人学習以外に、先生から学ぶという学習スタイルもあるが、先生に教えてもらうと、無意識のうちに受け身になって、学習においてめちゃくちゃ大事な好奇心を失ってしまいやすい気がする。また、先生という存在がいることで、この考えが「正解」かどうかということを気にし始めて、のびのびとしたアウトプット・寄り道ができなくなってしまうという気もする。

僕ら二人は、二人とも(ほぼ)素人レベルのことを学んでいるので、受け身になることも、「正解」を気にすることもなく、のびのびとした学習ができている実感がある。

⑥競争意識
これはそこまで意識していることではないが、二人で学習していると多少の競争意識が湧いてきて、これが良い方向に作用している。

学習中であれば「自分が先に理解してやろう」と集中できるし、学習後も「明日のBraveTalkで待ち合わせする前に、もっと学んでやろう」という気持ちになる。

二人学習の注意点

①パートナーとの相性
僕ら二人は、長年一緒に過ごした上での信頼性がすでにあって、その上で教育レベル・興味関心などが似ていて、続けられているという気がする。

信頼性があると、お互いの意見が食い違っていてもケンカにならずに冷静な議論を進めることができる。

教育レベルが似ているとMichi「この問題って○○の現象に似てるよなぁ」Fumi「たしかに」という意思疎通が進みやすい。

興味関心が似ているとFumi「ラテン語やろう」と言い出しても、Michi「面白そうやな、やってみよか」ということになる。ここが一致していないと、二人学習も絶望的に面白くないものになってしまうだろう。もし、Michi「昆虫の分類について学習せえへん?」と言い出したら、Fumi「んん、やってみるか、やっぱやめとくか、いや、やってみるか」という状態に陥ってしまう。

パートナー選びはものすごく大事だと思う。

もう1回言いそうなくらい、パートナー選びはものすごく大事だと思う。

②教材の大切さ
先に述べたように「(先生からの)教育」ではなく「(素人同士の)共育」であるため、教材選びも重要だと思う。

そのため、新しい分野の学習をスタートさせるときは、二人でいろんな教材をみながら「これワクワクするかなぁ?」「ちゃんとした人が書いてるかなぁ?」ということをチェックし合うようにしているし、途中でもっといい教材を見つけたりワクワクしなくなったら、すぐ教材を変えるようにしている。

■二人学習のさらなる広がり
以上、「学習(インプット)」についてまとめてみたが、おそらく「創作(アウトプット)」にも二人でやるメリットはある気がしている。

そのテストとして、このnoteで二人共同でのアウトプットも継続的にやっていこうと思う。

おあとがよろしいようで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?