見出し画像

ブースターVmax デッキ C有り/C無し

モチベーション高いうちにどんどん書いてしまおうと思います! 最近までジムバトルに持ち込んでいたオリジナルのブースターVmaxデッキです。

1.ブースターVmaxが抱える課題

イーブイヒーローズが出た時からブイズの中でデッキにするのはブースターVmaxと決めていました。やっぱり100xとワザに書かれてる豪快さよ!

画像2

ぐちゃぐちゃ計算する必要がない、3枚なら300、4枚なら400、5枚なら500ダメージ!う~ん、単純明快!!

しかし、発売前もプロキシで遊んでいましたが、全然ダメージが安定しない!デッキの半分がエネルギーでブースターVmaxを準備するだけでも大変なのに、せっかくダイバクレツを撃っても200とか・・・ガッカリします。しかも当時のレシピはたねポケモンがブースターVだけで、下手すると相手に4~6回マリガンのドローを与えてしまいます。相手は上振れで展開してくるのでロマンデッキ程度の勝率しかありませんでした。

これに対する当時のブースターVmaxの対策といえば、
①エネルギーをたくさん入れてめくれることを祈る。
②カトレア、サバイバルセット、ヤレユータンを使って300ダメージを確定させる。
③くいだめのカビゴンで時間を稼いで、エンニュートや博士の研究などでエネルギーをトラッシュし、エネルギーリサイクルを使ってデッキの純度を上げる。

上記などがありましたが、①安定しない ②ダサい ③時間かかる
と、豪快なブースターVmaxに求めているものとは違いました。しかも、③に至っては攻撃できる頃にはデッキが薄いので相手が壁ポケモンを出してるだけでデッキ切れしてしまうこともあります。とにかく全然求めてるものじゃないんです。

2.天啓が!

ある日、自分のブースターVmaxデッキの課題を考えていました。たねポケモンが4匹しかいないから相手にマリガンドローを与えてしまう。かと言って良いポケモンが思いつかない。デデンネGXを入れればもっと安定しそうだが、ブルーの探索を使えなくなってしまうのでNG。もっとデッキを安定させ、かつ特性を持っていないポケモンはいないだろうか?そこで思い出しました、こいつの存在↓

画像2

レアコイルはしょうしゅうしんごうという特性を持っていますが、使ったあとは気絶して場からいなくなるため、ブルーの探索に弊害はありません。またレアコイルと言えばマチスを持ってくるコンボが有名。これでブルーの探索を2回撃てば、かなりデッキの中のカードを圧縮できるのでは??

たどり着いたリストがこちら↓

画像3

3.デッキ解説

まず、マリガン問題ですが、たねポケモンが4→5に増えました。4枚だとマリガンする確率が60.1%。5枚だと52.5%まで下がります。小さいように見えるかもしれませんが、明らかにマリガン回数が減りました。そして、エネルギーの枚数は32枚!しかも4+4+4+4+16という、数学的にも美しい配分!溶接工を採用するリストだと炎エネルギーを多めにしないといけませんが、このデッキであれば有用な特殊エネルギーをふんだんに投入できます。

デッキの動きとしては、とにかくレアコイルのしょうしゅうしんごうを目指す。トレーナーズは少ないですが、わりと揃うようになっています。きぜつしてサイドを1枚取られますが、影響はありません。その後、マチス、ブルー、ブルーを使って、ブースターVmaxとエレメンタルバッヂを揃えます。うまく行けば2ターン目からダイバクレツを狙え、もともとエネルギーが多い上にしょうしゅうしんごうでサポートを3枚、ブルー2回でトレーナーズを4枚、しんかのおこうやクイックボールを使っていればそれをサーチしたポケモンと、合計10枚ほどデッキの中からエネルギー以外のカードを取り出しています。フリー対戦だとサーチするタイミングでよくデッキの中を相手に宣言しますが、最後のほうなんかはデッキ20枚中、エネルギー以外が3枚しかないことが普通です。つまり500ダメージ出ないほうが珍しいのです!

しかもブースターVmaxは普通にHP320あるので、簡単には落ちません。撃てるようになるまでのスピードは早いので、相手は後続のポケモンの準備が出来ていないことが多いです。ポケモンも少ないので、後ろを呼んで時間稼ぎをされることもありませんので、ダイバクレツを連発できます。

4.各カード解説

◆ブースターV 3枚
2体使うので3枚。これでも体感マリガンは問題ないし、エネルギー以外の枠はなるべく減らしたいので4枚ではなく3枚。ブースターVは上ワザも優秀で、無色エネでも打ててエネルギー加速できます。エレメンタルバッヂを貼るだけでも打てるので、後ろの2体目のブースターVに手貼りをしながら前にエネ加速することもできます。また20ダメージが意外と重要で、20ダメージを与えておけばダイバクレツの要求枚数を減らせる場合が多いです。下ワザは滅多に打ちませんが、ザマゼンタVの弱点を突いて倒せます。ただし、ダイバクレツと違って炎エネ2枚要るので注意。

◆ブースターVmax 3枚
これもサイド落ちケアで3枚。ダイバクレツの炎無無が優秀で、いちげきエネルギー、キャプチャーエネルギー、ウィークガードエネルギーが使えます。ほかのブイズと比べてブースターVmaxはHPがしっかり320あるので、ヒート炎エネルギーを付けてあげればなおさら簡単には落ちません。1回耐えつつ、ダイバクレツを連発していきましょう。

◆コイル、レアコイル 2枚
サイド落ちケアで2枚ずつ。しょうしゅうしんごうで持ってくるのはマチス、ブルー、ブルーで、すでに揃っているならボスの指令。このデッキのメインプランであり、レアコイルに進化することが序盤の目標。

◆クイックボール 2枚 しんかのおこう 3枚
回しているうちにこの組み合わせに落ち着きました。たくさん入れるとダイバクレツに悪影響なので、多すぎず少なすぎず。ブースターVmaxを揃えることはもちろん、揃えたあとにデッキに残っているポケモンを回収できる最低限の枚数だと思います。

◆エレメンタルバッヂ 2枚
時々3枚目が欲しくなります。これのおかげで2ターン目にブースターVmaxが起動します。

◆ポケギア3.0 4枚
0枚~4枚をウロウロした結果、やっぱり4枚に落ち着きました。理由としてはやっぱりブルーの探索から動き出すデッキなので、ヒットする確率が少なくてもで事故ハンドから脱出できる可能性があるなら価値はあるという結論になりました。

◆ブルーの探索 4枚
本当にデッキのキモ。これがあるからデッキが成り立っています。ブースターVmaxがダイバクレツを撃つために必要なカードはブースターV、ブースターVmax、エレメンタルバッヂ、エネルギー2つ。エネルギーが溢れてるデッキなので手貼りは問題なし、残りのカードはブルーの探索でサーチできます。トレーナーズの配分もブルーの探索2回でブースターVmaxの準備、余裕があったら次のブースターVの準備、またはボスの指令が確保できるようになっています。他のデッキがやっている、エネルギーリサイクルとかでエネルギーをデッキに戻すより、不純物を抜くほうが何倍もデッキの純度が上がります。しかもクイックボールとかしんかのおこうは更にポケモンをサーチします。足し算ではなく引き算です。

◆マチスの作戦 1枚
1枚しか使わないので1枚。サイド落ちケアはしません。落ちる確率は低いし、それよりも平均的な安定を取りました。最悪マチスがなくても速度が下がるだけでデッキは動くので、1枚で問題ないと思います。

◆ボスの指令 1枚
たまに2回欲しくなります。マチス型はボスが使えるのも強みです。ブースターVmaxの課題のひとつに壁ポケモンを殴るしかないというのがありますが、ボスが入っていると相手が後ろで準備しているVmaxを倒せます。これがないと延々非エクを壁にされちゃうので1枚は欲しいところ。とは言え、このデッキはダイバクレツを連発してもデッキ切れは滅多にしません。

◆いちげきの巻物 貫通の巻 1枚
ジュナイパー用です。ジュナイパー、グレイシアVmax、ザマゼンタVのような特性が苦手で、自分のショップ環境だとジュナイパーを頻繁に見るのでメタって入れてます。1枚入れておけばジュナイパーがツールスクラッパーを持っていない限りだんがんとっぱを宣言してるだけで勝てて、負け試合がいきなり勝ち試合になるので入れる価値があると思っています。ただし、だんがんとっぱは弱点を計算しないので、草ポケモンの弱点をつけないことを覚えておこう。

◆いちげきエネルギー 4枚
200ダメージが220、300ダメージが320になるので、Vポケモン、Vmaxポケモンに関わらず、エネルギー1枚分の価値があることが多いので優先して貼ります。ブースターVmax使いなら絶対経験あるはずです。「あーー!いちげきエネルギーが付いてれば倒せたのにー!」現象です。頻繁に発生します。

◆キャプチャーエネルギー 4枚
これを使えるのもこの型の優秀な点です。ダイバクレツにカウントされるクイックボールです。コイルかブースターV、足りないほうをサーチします。

◆ウィークガードエネルギー 4枚
スイクンV、はくばバドレックスに少しでも抗えるように。

◆ヒート炎エネルギー 4枚
相手が油断しているとたまにこれのおかげで生き残ったりします。

◆炎エネルギー 16枚
う~ん、美しい!

採用していないカードの解説

◆溶接工
意外と手札に基本炎エネルギー無いことがよくあるし、手貼りで間に合うので、不確定要素が嫌いで入れていません。必要になるのは負けている盤面で、このデッキは走り抜ける感じなので要らないと思います。

◆ピオニー
しょうしゅうしんごうのおかげで要らなくなりました。

◆エネルギーリサイクル
無くても十分デッキの純度が上がりますし、特殊エネルギーが使いにくくなります。

◆レベルボール
最初は使っていましたが、無くてもレアコイルが1セット揃うことに気づいて抜けました。

◆ポケモンいれかえ
ブースターVmaxは逃げません(かっこいい)コイル前の場合もしょうしゅうしんごうで自滅するので前が空きます。コイルの場合は逃げエネが1なので手貼りで逃げます。よっていれかえは不純物です。要りません。

◆頂への雪道
ブースターVmaxに影響がないので入れ得に見えますし、実際に1枚入れていた時期もあります。グレイシアVmaxに抗えるようになりますが、1枚程度だと対処されてしまって結局負けることが多いし、それらのマッチアップを捨てて安定を取りました。環境によっては1、2枚入れてもいいと思います。

◆エール団のおうえんタオル
面白い発想だな~と思いましたが枠を取るほどではないと思って試していません。

◆ウルガモスV
デッキを作り直さないといけなくなるのでやりたくない。

5.デッキの動き

じゃんけんに勝ったら先攻をとります。が、後攻でもブースターVで殴れるのでそこまで嫌じゃありません。

1ターン目、ブースターVがいればブースターVに手貼りをして可能ならコイルを出します。どちらがバトル場でも良いです。コイルしかおらずブースターVを呼べない場合は事故です。コイルに手貼りをして逃げる準備をしながら全力でデッキトップを信じます。ブースターVが2体揃う場合は相手の場を見てどっちに貼るかを考えてください。後攻でエレメンタルバッヂもあれば手貼りは後ろのブースターV、前はエレメンタルバッヂでエネ加速すれば両方にエネルギーを準備できます。

2ターン目はレアコイルが準備できればしょうしゅうしんごう、できなければブルーの探索でブースターVmaxをダイバクレツ打てる状態にします。しょうしゅうしんごうが出来ていなければダメージ期待値は200~300、出来ていれば300~500出ることを期待していいです。あとは次のブースターVmaxを準備しつつ、ボスの指令を撃つタイミングを狙いながらヒャッハーします。

6.得意・不得意

◆得意
ブースターVmaxは常に自分との戦いという感じなのであまり得意・不得意を気にしていませんが、得意なのはVmax主体のデッキ全般です。たま~にありますが、エネ破壊みたいなデッキにも当然強いです。またベンチにポケモンをほとんど出さないので、前を縛ったりする戦術が効きませんし、れんげきウーラオスのキョダイレンゲキのようなばらまきダメージのワザがあまり効きません。ただしHPが330以上あるといちげきエネルギーをつけても妖怪10足りないが起きる場合があります。

◆不得意
ジュナイパー、グレイシアVmax、ザマゼンタVのようなバリア持ちは器用さゼロなので苦手です。ミュウVmaxはミュウ自体はワンパンできるのですが、ダイナバリアで詰むので無理です。フヨウとともだちてちょうを積んだら勝てるかもしれません。また、効率が悪くなるので非エク主体もしんどいです。スイクンVやはくばバドレックスなどの水タイプも当然苦手です。

7.C無しのデッキリスト

PTCGOではすでにCが落ちているのでマチス型が使えません。しばらくはブースターVmax無理だと諦めていましたが、最近C無しのリストを作りました。

画像4

みんな大好きメッソンです。メッソンのどんどん呼ぶで4体展開してレベルボールとしんかのおこうで全力で全員ジメレオン→インテレオンにして鬼のように裏工作をします。これによってマチス、ブルー、ブルーのようにデッキからエネルギー以外のカードを抜いてデッキの純度を上げていきます。

問題はメッソン次第であることで、たくさん裏工作ができないとデッキが回りません。また、ウィークガードエネルギーが落ちてしまったので、大量にいるスイクン系統のデッキに弱点を突かれてしまいます。しかし、それ以外はさすがは裏工作で、意外と良いデッキにまとまっています。ボスが2枚に増えたことも強いです。Cが落ちたらもうブースターVmax使えないと嘆いている脳筋の皆さん、大丈夫ですよ!

8.終わり

いかがでしたでしょうか? ブースターVmaxいいですよね? やっぱり規格外の100xダメージは爽快で気持ちが良いです!事故が多いですが、そこがじゃじゃ馬っぽくて、その力を制御さえできればとてつもなく強いところがかわいくて好きです。Cが落ちる前にマチス型か、Cが落ちたあとのメッソン型か、ぜひ使ってみてあげてください。何かあればコメント、スキもお願いします。

◆ゼフィー
2021年2月にポケモンカード始めました。ポケカ配信もしてます。

ツイッター
ニコニコ生放送
YouTube

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?