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エクストラのデッキ紹介(マイナー編)

前回に引き続き、エクストラのデッキを10個、紹介していきます。今回は使用者が少ないマイナーデッキ編です。とは言え、オンライン大会で少なくとも勝ち越し以上の結果を出したデッキに絞っていますので、強さを兼ね備えたロマンデッキが揃っています。しかしながら、回したことはもちろん、対戦すらしたことがないデッキが大半ですので、ふわふわした文章になってしまうのをお許しください。
データはポケカのオンラインゲーム「PTCGO」の9月以降のデータです。それでは行ってみましょう!

1.イエッサン

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デッキコード:L6gHLL-C0qw5e-L6Lgnn
10月23日の40人の大会で4-1し、準優勝したリスト。

一発目からかなり尖ったやつが来ました。まさかのイエッサンデッキ!でもこれ大会結果見るとしっかりスピザシ、レシリザ、ムゲンダイナとか倒してるんですよね。

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イエッサンは実は最近のカードで、私もスタンで作ろうとしたことがあるんですが、なにせマリィがキツイんですよね。それで諦めました。しかし、そこに救世主として現れたのがミロカロス。特性しずくのまもりのおかげで安心して手札を蓄えられるわけです。レスキューキャリーも最近追加された優秀な札で、ホミカで捨てたポケモンたちを回収して手札を増やせます。

タマタマ、チラチーノ、アンノーン、ザシアンV、オドリドリGXはすべて手札を増やしてくれるポケモンたちです。ジラーチEXはHP90なので、レベルボールを多用しているこのデッキと相性が良いです。バトルコンプレッサーからのバトルサーチャーもあるので、ホミカへのアクセスも良い。エネルギーはダブル無色エネルギーしか要らないのがシンプル。残りはよく見るエクストラのグッズが入っています。偉いのがスイクンGXで、引きすぎてLOで自滅しないようしてくれています。ドローするのが大好きなドロー中毒の皆様、こちらのデッキはいかがでしょうか?

2.ハピナスV

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デッキコード:pp3yXS-mGuNZY-MMMMX3
10月14日の26人の大会で10-3して優勝したリスト

最近の福岡CLにも映って最近スタンダードでも人気上昇中のハピナスVのデッキ、このリストではポケモンはハピナスVのみの単騎デッキとなっています。対戦を見てもピカゼク、ドラパルト、ウルガモス、マッドパーティー、モクナシ、セキタンザンなどを倒して優勝していおり、実力は十分です。リストを見る限り回復手段はすごいきずぐすり4枚だけで意外と少なく見えるかもしれませんが、サポートのAZとスクランブルスイッチで新品のハピナスVにバトンタッチできるようになっています。エネルギーをトラッシュに送る手段としてはバトルコンプレッサーとダートじてんしゃです。基本炎エネルギーは特殊エネルギー封じの対策と思われます。改造ハンマーは良いとして、頂への雪道4枚では足りず、サイレントラボをさらに追加してる辺りに強い意志を感じる・・・!

3.三神レジドラゴ

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デッキコード:dV5Vv5-l0A8r0-FwVVkk
9月30日の13人の大会で9-2し優勝したリスト

カイリューVではなくレジドラゴをアタッカーに添えた三神デッキです。利点としては同じダメージが出るにも関わらずサイドが1枚しか取られないこと。デメリットは耐久力が減ってしまい、カプ・コケコ◇の雷エネ加速が使えないというところでしょうか。でもレジ系のポケモンが好きが人が一定数いるのは知ってるので、そういう方にはおすすめです。

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大会のマッチアップを見ても、こくば、ハピナスV、ザシアン、ピカゼク、ターボダークなどを倒しているので、やっぱり三神のオルタージェネシスは強いってことです。相変わらずグズマ&ハラから嵐の山脈、かるいし、ダブルドラゴンエネルギーを持ってくれば後攻1ターン目にオルタージェネシスが確定するので、それと三神をサーチできる手段としてタッグコールが入っています。リストの残りを見てもデデンネGXとクロバットVを使いまくって、グズマ4枚使って、さっさと相手をなぎ倒して走り抜けていくプランがわかります。

4.ガブギラ

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デッキコード:bFVwvw-iWokyO-bVkVFV
11月9日に行われた25人の大会で6-1-1し、準優勝したリスト

ガブギラもタッグチームを主体とした古参デッキです。たねポケモンでありながら240の大ダメージが出せます。カラミティエッジの3エネはダブルドラゴンエネルギーとカプ・コケコ◇で揃えることができます。

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リストを見るとわかりますが、カードの種類が多く、エクストラらしい動きがたくさんできます。カラミティエッジのためのダメカンはガラルジグザグマと、ホミカとぶっとびボムとドガースで乗せていき、ダメカンを乗せるついでにミミッキュを入れて特性封じも行います。ドロー手段はホミカ以外にもデデンネGXとクロバットVを採用し、必要なカードを縦引きする方針です。クイックボールとハイパーボールのコストにぞうしょくのタマタマを採用し、バトルコンプレッサーでトラッシュに送れるようになっています。

このデッキの戦術としては240以上の大ダメージで相手のバトルポケモンを粉砕し、必要あらばクワガノンVとアーゴヨン&アクジキングGXのGX技で勢いのままサイドを取り切ります。ミミッキュの特性封じや、単騎デッキに対するジージーエンジGXなどオンリーワンな動きも多く、新しいカードパワーの波に少し減少気味とは言え、エクストラらしいトリッキーな動きと、プレイイングを要する構築で、まだまだファンがいる模様です。

5.三神ジュラルドンVmax

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デッキコード:bFVVVw-SfCagZ-V5vkfF
11月8日の60人の大会で9-1-2し優勝したリスト

三神+ドラゴンタイプの組み合わせで、今度はVmaxのジュラルドンを採用したリストです。サポートポケモンを採用せず、三神とジュラルドン、そして1枚だけオンバーンVが入っています。ぶっちゃけこのピン刺しのオンバーンVも、まんたんのくすりも、バトルコンプレッサーも、よくわかりません!が、実際優勝してるんで、何か意図があるんでしょう!マッチアップもムゲンダイナ、マッドパーティー、モクナシ、セキタンザンなどに勝っています。ポケモンを絞っているおかげか、とおせんぼのカビゴンデッキにも勝っているのが偉いですね。

ジュラルドンの特性まてんろうを活かすために、ベンチをあまり出さないようにするんでしょう。エクストラも特殊エネルギーを使うデッキがたくさんありますから、ジュラルドンを無視できないとなると困ってくれる相手が思ったよりいるのかもしれません。セキタンザンとかマッドパーティーは泣くしかないですね。そしてデデンネGX等を使わないならばとブルーの探索が入ってますが、ジュラルドンVmaxに進化すると使えないんですけどね。その前準備に使うんでしょう。色々ツッコミたくなりますが、意外とこういうズレたことをされるエクストラのデッキは困ったりしてくれますから、試してみるのもありかもしれません。

6.カラマネロVmax

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デッキコード:xJ84cD-KhcB01-xGxcxK
10月24日の22人の大会で4-1-2し、ベスト4入りしたリスト

コントロール好きな皆さんお待ちかね、ハンデスのカラマネロVmaxデッキです。カラマネロVmaxのダイジャマーは180ダメージ与えながら相手の手札を1枚山札の下に戻します。2回攻撃すればVmaxも倒せるためスタンダードでも試した方もいると思いますが、ネックはやはりエネルギーの確保。中途半端にやっても遅れを倒せるような派手な効果ではないので、結果を残せていません。このデッキではその課題をマルマインGXで解決しています。

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特性エネエネボンバーは怒涛のエネルギー5枚加速することができるので、一気にカラマネロVmax2体分準備が完了します。進化を伴う点はゲンガー&ミミッキュGXのホラーハウスGXで1ターン稼いで時間を作ります。悪と超が共通するブレンドエネルギーを採用してるのもそのためです。5枚のエネルギーをトラッシュに落とす手段としてはバトルコンプレッサーの他にクイックボールとハイパーボール、ダウジングマシン、デデンネGX、オーロラエネルギーがあります。このデッキのさらにこだわってる点として珍しいサポート、エリートトレーナーとやまおとこの採用です。前者はサイドが負けている時限定ですが、相手の手札を3枚まで減らすことができます。そして後者は相手の手札を死に札のみにしたあと、次のターンのドローまで封じる徹底ぶりです。さらにワンダーラビリンスも貼れば相手はなお攻撃がしずらくなり、無抵抗なまま相手をなぶり殺しにできます。残るカードはコンボを揃えるためのシステムポケモンや、相手の妨害をするダストダスとアローラベトベトンなどが採用され、自分のコンボを揃えるスピードを上げつつ、相手を遅らせてロングゲームに持ち込む算段のようです。

ちなみに大会では、ガブギラ、三神カイリュー、タイレーツに勝利するも、最後はこくばバドレックスVmaxに負けてしまったようです。ドローできる手段が豊富なデッキは苦手なのかもしれません。

7.ミュウボックス

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デッキコード:VFkkfb-2x0uJd-VVVVkV
9月20日の39日の大会で4-2したリスト

特性はじまりのきおくを持ったミュウを使うデッキです。ミュウはベンチ限定ですが、たねポケモンの技をなんでも使うことができます。イラストもかわいい、面白いポケモンですよね。このデッキでは無色エネルギー3つの技のたねポケモンを主体に構成されています。ミュウは超タイプなので次元の谷で無色エネルギーひとつ軽減できますし、ルールを持たないいわゆる「非エク」のポケモンなので、ダブル無色エネルギーに加えてツインエネルギーが使えます。これでスタジアムと手貼りだけでウッウVとスピットシュート、バイウールーVのリベンジバースト、ピッピのゆびをふるが使えます。

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ミュウは倒されてもサイドが1枚しか取られないし、センパイとコウハイを使えばすぐに次のミュウが準備できます。レスキュータンカとスペシャルチャージがあればリソースの回収はできますし、単純なダメージレースでは非常に強いです。HP50のミュウが繰り返し登場してベンチのデデンネGXを狩ってエネルギー無しで番を返す様子はまさにノーガード戦法、神出鬼没なミュウにとてもマッチしています。ただし、ペースを崩した時は辛く、特性封じなども苦手なのか、いまいち突き抜けた戦績は残せていません。今後に追加されるたねポケモン次第では化ける可能性はあります。

8.ビークインゾロアーク(?)

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デッキコード:MMyMyM-PAVp4V-pyM2XM
10月23日の40人の大会で3-2したリスト

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はじめて見るアーキタイプです。これに関してはアバウトで許してください笑。ビークインはビーリベンジという技を持っていて、トラッシュにあるポケモンの数を参照してダメージを与えます。ダブル無色エネルギーで撃てるのがいいですね。ポケモンをトラッシュに送る手段としてはバトルコンプレッサーを4枚採用しています。また、アンノーンはドローしながら自らトラッシュに行くことができます。これでマッドパーティーのように攻撃力を上げていくのだと思われます。デッキに入っているポケモンの数は合計30体、う~む、いくらくらい火力が出るのか想像もつきません。

さて、ビークインは1進化ポケモンなのですが、1進化ポケモンとトラッシュと相性が良いポケモンと言えばゾロアークです。

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ゾロアークは特性げんえいへんげを使って、トラッシュの好きな1進化ポケモンと入れ替わることができます。これでビークインや他のポケモンに入れ替えて戦うのだと思われます。サブアタッカーとしてはほぼ同じ技を持つブースターと、ベンチ差を参照するという珍しい技を持つケケンカニを採用しています。そしてさらにシャワーズとサンダースは、それぞれ自分のポケモンのタイプを水と雷にするので、相手の弱点に合わせて使います。ビークインは草、ブースターは炎、ケケンカニは闘なので、炎水雷草闘の5弱点付けるようになっています。

すごく変わったデッキで、どんな風に回るのか想像するしかできませんが、1進化ポケモンはこれからも追加され続けていきますし、相性が良いカードを探すのが楽しそうなデッキだと思います。さらに調べているともうひとり使っている人がいて、その方は特性きせきのまもりのチルタリスを入れていました。

9.パッチラゴンVmax

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デッキコード:LnLLHg-fhZR0P-LHnHLL
10月30日の14人の大会で4-2したリスト

再びポケモンたった1種類の単騎デッキです。パッチラゴンVmaxは攻撃をされると反撃する技を持っていて、ダメージ合計は180と1エネの技にしてはとても優秀です。パッチラゴンしかいないので、相手は倒そうと思えば攻撃するしかないのだが、1発で倒せないとこのデッキの圧倒的な回復能力に泣きを見ることになります。前回復するモミとまんたんのくすりが入っており、モミを使いまわす手段としてルザミーネも入っています。まんたんのくすりを使って耐久するデッキとしてトゲキッスVmaxもありましたが、パッチラゴンの強みとしてはフラッシュエネルギーを採用して弱点を受けなくすることができます。

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ポケモンを探す手段としてヘビーボールと、ブルーの探索で必要なものをサーチできるようになっています。雪道もがっつり4枚入っていて、困るデッキはとことん困る戦術だと思います。ちなみに、大会で倒しているのはウッウVmax、ピカゼク、オーロラミュウミュウ、ハピナスVで、決勝トーナメントで再戦したミュウミュウに負けてしまったようです。

10.ゾロアークラッタ

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デッキコード:kVVVkb-VU6yjW-1VV5fV
10月14日の26人の大会で9-3したリスト

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懐かしいと思う方もいるのではないでしょうか?ゾロアークラッタは昔から存在するエクストラのアーキタイプで、その時にとりひき要員だったゾロアークGXに加えて、幻影変化のゾロアークが追加されています。代わりにチラチーノが入って特性やりくりで必要なパーツを探していきます。このデッキのコンボは相手のバトルポケモンをアリアドスの特性どくのすで毒にしてからラッタのいかりのまえばでワンパンしていく一撃必殺です。コンボパーツを1枚ずつしか採用しない代わりにグラジオを使って回収できるようになっています。アーゴヨンGXはそのサイドパーツを取る要員というよりは、サイドを無理矢理3枚にして、相手のタッグチームを倒せば勝ちにするために入っているのだと思われます。チャーレムVやガラルギャロップVなど、ダブル無色エネルギーで動くたねポケモンも採用されていて、老舗デッキに自分の色をかなり出したリストのように感じます。

おわりに

いかがでしたでしょうか?前回に比べてふわっとした文章になってしまいましたが、かなりレアなデッキも紹介できたと思いますので、掘り出しものや、新しいデッキのアイデアを得られた方もいるのではないでしょうか?このようにエクストラというフォーマットはカードプールの知識と、試行錯誤する努力さえ惜しまなければどんなカードも活躍できるポテンシャルがありますので、ぜひ参考にしてみてください。何かありましたらコメントとスキをください。ふう、疲れた…(*´Д`)

ゼフィー(ポケカ配信もしてます。)
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