【空飛ぶタイヤ編】Amazonプライムで見れるオススメ作品を教えてもらったから見ていくことにした。

画像1

「『リコール隠し』それ以外の何物でもないだろう」

さて、今回は「CABIN」に引き続き、2個目のリプライでもらった。

『空飛ぶタイヤ』

を見てきたので下記に、ざっとあらすじと感想書いておきます。


空飛ぶタイヤ(2018)

Amazonプライム・ビデオ評価 ★★★☆☆(3.8)

個人的評価           ★★★★☆(4.3)

筆者的テキトーあらすじ

なんでもない晴れた日の事、突然事故は起こった。

被害者は母親と息子の2名。

うち息子は軽傷だったが、母親は病院に搬送されるも死亡。即死とのことでした。

容疑者に当たっているのは運送会社である「赤松運送」。

その会社の社長「赤松徳郎」は、その会社の社長であった。

画像2

事件の要因とされるのは、赤松運送の整備不良。

そのことを整備していた張本人「門田 駿一」に伝えるも、門田は終始不満そうな態度をとっていた。

画像3

そのことに激怒した赤松は門田をクビにしてしまう。

しかし門田のデスクからは通常の整備点検よりも詳細に検査をしていたとされる資料が見つかり「赤松運送の整備不良ではない」と赤松は確信する。

そこで赤松は事件の後、調査を行った自動車メーカー「ホープ自動車」販売部の「沢田 悠太」へ再調査を依頼するのであった。

画像4

沢田も初めは赤松に対し自社の調査に難癖をつけるクレーマーの1人としてまともに相手はしていませんでしたが、品質保証部の動きがどうも怪しい。

そこで、同期で仲の良い車両製造部「小牧 重道」に探らせることにしました。

画像5


個人的感想(ネタバレあり)


池井戸潤の作品にはハズレがないな!!

「半沢直樹」や「民王」など池井戸潤作品は見ており映画館の告知では気になっていたのだが結局見に行かずに放映が終わっていた作品でした。

しかし、今思えばちゃんと映画館で見ておけばよかったと後悔が残るほどには、没入感もあり時に涙をし、そしてラストには大手会社への反逆、下剋上といった爽快感がたまりませんでした。

巨悪に立ち向かう3人の男がそれぞれの立場でそれぞれの戦い方をするのも良かった。

画像6

赤松運送社長の赤松徳郎(画像中央)は中小企業であるフットワークの軽さを活かし、文字通り靴底をすり減らして過去の事件の当事者たちをあたり、

ホープ自動車 販売部の沢田悠太(画像右)は内部にいること、そして小牧の人脈を活かし、外部には決して明かされていない機密情報を探り、

ホープ銀行 営業部の井崎 一亮(画像左)はグループ会社であるホープ自動車への融資を認めず、赤松、沢田が悪事を暴いたあとに失墜したホープ自動車を他大手自動車会社へ救済合併させる根回しをさせた。

赤松がきっかけをつくり、大きな切り崩しを行い、その切り崩しを沢田が拡げ、最後に後始末をしっかりと行う井崎と彼ら3人が仲間ではなかったがしっかりとした連携が取れていたこと、そして誰か1人かけても実現ができなかったことというリレーにも似たような大博打は見ていてハラハラさせることもありましたが最後にはとてもスッキリとした気持ちになりました。

現在「半沢直樹」が放送延期になっておりスッキリ不足になっている方、

巨悪に立ち向かうヒーローものや腐ったお偉いさん型への下剋上が好きな人にはオススメの作品です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?