見出し画像

息子とお風呂での話。〜運動のコツ〜

普段はチームへのコーチングばかりの私。

我が子に対して教えたり・伝えたりといった事を、父親として何もしてあげれてないなと日々感じています。


そもそもチームであれ我が子であれ、人に何かを「教える」という事すら、どこかエゴだと思う部分があって、本人が感じ取り、「学びたい」という意欲が湧いてくる事が先ずは大切だと思っています。


小学4年生になる息子は、最近親の影響もあってか「バレーボールがやりたい」と言う様になりました。


社会人チームのコーチとして、日頃家族との時間も削られているにも関わらず、そう言ってくれるのはやっぱり嬉しいものです。


息子がそう言い出した真意は分かりません。


1つ父として危惧しているのは、息子自身が感じた「周りとの差」ではないかと思っています。


息子の友達の中には、スポーツを習う子も多く、その競技も多種多様。
4年生ともなると大会にも参加する様になり、中には成績を残して学校で表彰されたりするそう。

そんな光景を息子は、羨ましく思ったりするのでしょう。


また小学生になると、徐々に体格差も出る様になります。
元々背は高い方でしたが、ここに来てさらに成長の度合いが増して来ました。

ただ、こうした急激な成長は、骨格は大きくなるものの、その成長に筋群や脳が追い付かず、上手く身体を使いこなせなくなったりします。


今まで駆けっこや運動で負けてなかったあの子に、ここ最近は勝てなくなり、みんなが出来る事が自分に出来ない…という事が出て来ます。


身体が小さいけど脚が速くて運動神経の高い子、逆に身長が大きいけど、どこか動きが鈍くて鈍臭く感じる子。

1人や2人、そんな人がいたはずです。


息子は今、その真っ只中にいます。


逆上がりや水泳、二重跳びの事を聞くと、やはり「苦手」だと。


そんな「周りとの差」を埋めたくて、「バレーボールをやりたい」と言っているのかな…


理由は何だって構いません。

本人に意欲が芽生え、今葛藤してる息子に何か力になりたいなと。


先日、久しぶりに息子とお風呂に入った時、色々な話をする中でこんな事を伝えました。

どんなスポーツでも大事な事が2つ。


①力を入れる事よりも力を抜く所を考える。
②胸を張る


どんな運動も力を入れる所と抜く所がある事。

大人になり、あれこれ色んなスポーツを観て来て私が感じる1つです。

特に息子の様な年頃は、「速く走りたい」「強く投げたい」と思った時、力を入れる事ばかりに意識が向きがち。

本当に大切なのは、力の強さではなく、全身の力を必要な部分に伝える事。

その為には、「力を抜く」事の方が大事なんだと。


また、どんな競技でも必ず「胸を張る」ポイントがある様に思います。

それに「姿勢」というのは、日頃から身体に意識した方がいいと思っています。

もちろんスポーツをする上でもそうですが、今自信を失いつつある息子にとっては、特に大切な事。



併せて息子には、「世界で1番の脚の速い人の身長がいくつか知ってる?」と聞くと。

もちろん知りません。

「194cm。お父さんより大きいんだぞ!」と話すと、目を見開いて驚いていました。※お父さんの身長は191㎝

息子にとっては、どこか「脚が速い・運動できる人=背が小さい人」と思い込んでいたかも知れません。


最後に「心配しなくても、誰よりも速くなる事が出来る。その為には、どんな時も全力でやりなさい。で、抜く所を考える。」と。


何かのきっかけになってくれると良いな


まぁ、身体を動かす事を楽しんでくれれば、それで良いんだけどね。


終わり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?