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ブックレビュー 読書大全

今回レビューするのこちら。 


本書は、堀内先生が書かれた本で 

本を紹介している、いわばブックガイドとなっています。

約200冊の本が紹介されており

7つのカテゴリーに分かれている。


・資本主義、経済、経営

・宗教、哲学、思想

・国家、政治、社会

・歴史、文明、人類

・自然、科学

・人生、教育、芸術

・日本論


そして、本書では 二部構成であり第一部では
宗教、哲学、経済の
時系列がまとめられているのだが。
これがすごい。
少ないページ数の中で、情報が凝縮されており 

これを見るだけで 

宗教、哲学、経済の歴史と全体像がすぐに分かるという

すぐれものだ。 

ページ数は決して多くないのだが。 

コンパクトに上手くまとめられている。


そして、そのあとの第2部の方で、 色々な本を紹介されている、 

まぁー私が見る限り、それぞれのジャンルの THE・王道を 

チョイスしたという感じ。 

そんなにひねった本などはなく 

読書好きの人であれば、 殆ど知っているものが多いだろう。 

私も、99%の本は知っていましたし 
92%以上の本は、既に読破していたものばかりでした。



普段からちゃんと読書している人間であれば
これぐらいは読んでいるはずなので。 
そんなに、インパクトを感じることはないですね。

しかし、本をあまり読んでいないという人であれば 
本を読む指針になるのでいいと思います。 

哲学とかも、そんな難解なやつとかではなく 
入りやすい本から紹介しているので 
なかなかいいチョイスと言える。
 

本書の内容に関しては、全く文句のつけようがないのだけど。 

タイトルがちょっと微妙かなーと感じてしまいました。 

独学大全以降、 
何とか大全という本が
また増えたけど。

〇〇大全だと
独学大全のパクリなんでしょ?

というイメージがつくので
あんまり良くないと
思うのですよ。

まぁ〜、出版社からしてみたら
そっちの方が売れるから。
大全を付けたのだろうけど。

でも、それによって
チープなイメージが付いてしまって作者の価値が
下がってしまうかも知れないとは
考えないのだろうか?

このタイトルだと、作者の価値が上がらないと思うんだよね。

少なくとも、私が担当編集者だったら
大全という名前は
付けないですよ。 

そんなの だめよ~ダメダメ って言います。

そこだけがちょっと残念ですかね。

 








PS 

私が唯一知らなかったのは テクニウムという本です。 

ケヴィン・ケリーの本でテクノロジーについて解説している

本らしいですね。  

これは知らなかったので、 今度読んでみますわ。






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