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映画レビュー 9人の翻訳家囚われたベストセラー

今回レビューするのはこちら。 9人の翻訳家。

AmazonPrimeでたまたま見たのだけど。
この映画はやばいね。 
ほんと久しぶりにすごい映画をみてしまったという感じ。

ストーリーを簡単に紹介すると
デダリュスという本の翻訳家9人が集められ
地下室で仕事をすることになった。
徹底的な監視状態の元で、彼らは仕事をしていたのだが。 
なんと、原稿の一部がネットに流出してしまう。 
それどころか
24時間以内に500万ユーロ【日本円だと約6億円】払わないと
次のページも公開すると脅迫メールが届く。

犯人はこの9人の中にいる。

疑心暗鬼に陥る翻訳者たちと 
犯人探しに躍起になる、社長のアングストローム。
その真相は・・・  って感じです。


内容的には、本格派ミステリーとなっております。


これね、後から知りましたけど。 
この地下室の設定はなんと実話であると。 

ダ・ヴィンチコードシリーズで知られる 
インフェルノという超有名な小説があるのだけど。

なんと、そのインフェルノの翻訳家たちは
アメリカの出版社によって、実際に地下室に集められて 
仕事をしていたと。 
【そっちのほうがびっくりだわww】

本作品の構図としては
金のことしか考えない出版社の社長と 
文学を愛する翻訳家たちの戦いとなっているが
これも実際にあるあるですよね。
【自分が書きたい内容にするのか、売るためにするのかというね】


本作品は全体的に
本に対する愛情がすごく感じられる作品になっている。
特にサラの最後の決断は、グッとくるものがあるね。
ストーリーのどんでん返しも見事といえる。


これほどまでに他人に勧めたい、映画も他にないだろう。
それぐらい魅力的な作品である。 







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