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Une Semaine à Zazie Films 週刊ザジ通信【4月26日㈬~5月2日㈫】

去年、一昨年のゴールデンウィーク期間中も、無休で連載を続けていた当ザジ通信ですが、「今年は休んじゃおうかな…、別に誰からもクレームが来ることはないだろうし…」と思っておりました。が、せっかくここまで続けて来たんだから(先週まで116週連続更新中です!)2日遅れでも更新しようと思い立ち、自宅でPCに向かっています。単なる自己満足ですけども…。

さて、先ずはご報告から。ここ毎週言及しておりました『セールス・ガールの考現学』が、遂に先週28日㈮から新宿渋谷立川横浜名古屋で公開になりました。初日の金曜日、初回は正直言って割と静かな目なスタートだったので、また今回も(笑)いばらの道コースかしら…と気持ちが沈んだのですが、2回目以降順調に数字を伸ばし、土日はほぼ満席の回も出る盛況ぶり。週明け月曜は映画サービスデーだったこともあって、特に新宿では満席回が続出しました。SNSでも感想をつぶやいて下さる方も多数いらっしゃって、チェックするのが楽しみでならない日々です。が、航海(公開にひっかけてみました)はまだ始まったばかり。お近くの劇場で公開になりましたら、ぜひご覧頂ければ幸いです!

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今週はイタリア映画祭 2023も始まりました。そしたらこの機会に過去のイタリア映画祭でのエピソードでも書こうかな…と思って、念のため去年の当通信で何を書いたのか確認したところ、あらやだ、歳取ると全く覚えてない、既にしっかり振り返っていました。新たに書くこと、もう無いじゃないの!

ならば、今年の映画祭について書きましょう。先週の当通信でも告知しましたが、ザジからは今秋の劇場公開に先駆けてジャンニ・アメリオ監督作品『蟻の王(仮題)』を5月3日にプレミア上映することになっていて、主演俳優のルイジ・ロ・カーショさん(『輝ける青春』『靴ひものロンド』)が来日。ホテルでお出迎えしてご挨拶したのですが、長旅の疲れも見せず笑顔で応えて下さいました。気さくな方でホッとひと安心。パオロ・ソレンティーノ監督作品(『グレート・ビューティ/追憶のローマ』等)や『修道士は沈黙する』でおなじみの、重鎮中の重鎮俳優トニ・セルヴィッロさんも今回初来日して、ロ・カーショさんと一緒に到着したのですが、到着時の普段着にサングラス姿は、インバウンドのフツーの観光客のおっさん(失礼)にしか見えなかった(笑)。地下鉄で遭遇しても気が付かない自信あります。

その夜は九段のイタリア文化会館で、関係者向けのプレイベントの一つとして、映画祭上映作品の中からの1本『奇妙なこと』が特別上映されました。映画の上映後はロ・カーショさん始め、来日した監督や俳優、プロデューサーが勢揃いして壇上で一言ずつご挨拶(トップに貼った画像)。皆、昼に着いたばかりでお疲れだろうにプロ!ちなみにセルヴィッロさんはスーツに着替えていて、昼と違って重鎮らしいオーラを放ってました!

翌2日は映画祭初日。ロ・カーショさんにはオープニング・セレモニーにご登壇頂く前に、メディアの個別取材をいくつか受けて頂きました。露出するのはまだ半年近く先になりますが、どうかお楽しみにお待ち下さい。

そして夜はイタリア大使館で来日した方々をお迎えして、レセプションが執り行われました。ロ・カーショさんはもちろん、前述のトニ・セルヴィッロさん、そしてザジで2015年に配給したフェルザン・オズぺテク監督作品『カプチーノはお熱いうちに』の主演女優で、今回は『はちどり』という作品が上映されるカシア・スムトニァックさんもご出席。『カプチーノ~』公開時は監督が来日しただけだったので、カシアさんとは初めてご対面。ちゃっかりツーショット写真も撮ってもらい、今回のイタリア映画祭のメインの目的は達成しました(違うだろ)。

素敵な カシアさん!ご本人にお許しを頂いたので、写真載せちゃいますね。

イタリア映画祭はコロナ禍もオンライン、渋谷のユーロライブで開催されて来ましたが、来日ゲストを迎えての開催は4年ぶり。やっぱりこんなふうに華やかだと気持ちも盛り上がります。

ルイジ・ロ・カーショさんも!首にかけているのは、お土産に差し上げた手ぬぐいです。

5月3日の映画祭での『蟻の王(仮題)』公式上映の様子は、また来週にでも書かせて頂くことにして、ちょっと短めですが今日はこの辺で。残り少ないゴールデンウィーク、お休みの方はしっかり楽しんで下さい!私もイタリア映画祭で気になっている作品を観に行ったり、ここのところ忙しくて観れていなかった劇場公開中の気になる映画を観に行くつもりです!

texte de Daisuke SHIMURA



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