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イシューと仮説に美意識を添えて

今回のお話

今回はこのお二方の仮説についての話について取り上げてみようと思います。

さて仮説というのはなんでしょうか。
様々な本を読み解いていくと、「仮の答え」というのが仮説というらしい。
では何に対する仮説なのかということが重要になってくるかと思います。

これを聴きながら仮説について考えていきましょう。

仮説は複数人で形成する

ここで取り上げられている「イシューからはじめよ」という本を読んだことはあるでしょうか。

仮説思考という意味では以下もオススメな本です。

ラジオにも出てくるように、イシューから始めることは基礎なのではないかということです。
では逆にイシューから始めることが基礎ではないと大多数が思っているかについて考えてみましょう。

多くの人は経験則から答えにたどり着こうとします。
仕事においてもある問題や課題に対してその問題が誤っていたとしてもなんらかの解はあるとして解こうとします。その結果、大量にリソースを投入した結果、少量の価値しか導き出せない現状があります。

イシューからはじめよではこれは「犬の道」と言われています。
ではこの犬の道を避けるためにもイシューを立てることが重要だと説いているわけです。

イシューとは、決着のつけるべき白黒ついていない問題と安宅さんもおっしゃっています。決着のつけるべきというのがミソなんだと思っています。

その問題に対して決着をつけるべきと思う度合いの強さが実務家かストラテジストにわかれていく境目だと考えます。

ラジオでも触れていますが、この問題を解くと決めてコミットする熱量の高い人間が起業家であり、問題を分解して解き方を授けるのが戦略家なのだろうと読み解けます。

このラジオでの学びは以下です。

・仮説は一人では無く複数人で立ていく
・どの池(熱量持ってコミット可能な領域)に入るか

壁打ちなんて言われたりもしているが、自分の中で出した仮説を様々な人と対話しながら洗練させていくということが重要だなと感じます。

インプットを増やす必要があるという話も出てきますが、以前矢本さんも記事かラジオで「気づき」を得る訓練も重要だとおっしゃられていました。

気づきを得るためには様々なことに敏感に感じるアンテナが重要だと考えています。

普段生きているとなんとなく困っているけどスルーしてしまうことが多くあり、困っていることありますか?と聞かれてもそんなにないなと思ってしまうことはありませんか?

気づきというのはそういった小さな困りごとではあるが、実は普遍的なものに拡大可能な事象なのだと思っています。

ラジオでは具体的に気づきの方法=イシューの見つけ方について話されているので学びになったと感じました。

最後に

日常で気づきを得るには二つの能力が必要だと思います。
それは、構造化能力と帰納的思考法です。

なんとなくスマホを使っていて困ることがあって、それはこうこうこういう事象であると構造化して、それがなぜ起きているのか、その手前では何が起きているのかということを帰納的に考えていくというのが気づきを得るのに必要な条件です。

またラジオで言われているのは、これらのロジカルなものと反対に「美意識」ということも話されています。

美意識というのはこうあるべきという自信が持つ規範や審美眼の結晶です。
そのフィルターの強さが個性であるとも感じます。

ロジカルさと自分が何を重要と感じるのかという直感的なものをハイブリッドに使っていくということが、結局はイシューを組み立てる早道なのかもしれませんね。

それでは、また。

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