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WFHの気づき

今回のお話

データからわかることはあくまで行動の帰結であったりと事実です。
その裏側にある背景やなぜそうなったのかはUXリサーチやインタビューなど様々な定性情報と組み合わせていくしかありません。

経済産業省が出している統計情報など一次情報にあたり事象をみていくことがいいと思っています。直近の動きをみていても全国的な緊急事態宣言に伴い、スーパーなどの買い溜めなや直近1週間の一斉に始まったリモートワークの影響からパソコンの需要が伸びているなどがわかりますね。

多くの人がWFHになった結果、様々なところが変わったように感じるかと思います。

今回はWFHの気づきについて考えていきましょう。

WFHの気づき

アフターコロナ、ウィズコロナとどう呼んだとしても一度体験してしまったことから逃れられないのも現状維持バイアスということになります。

在宅勤務の有用性やデメリット、オフラインでの働き方や「空間」に依存していたビジネスモデルなど様々な綻びや気づきが多くあったかと思います。

今回大きく変わるだろうと思っていることは以下です。

①ワークプレイスとしての住宅設備投資
②リモートを前提とした働き方
③オフラインの重要性

在宅勤務をしていて一番重要だと感じるのは、やはり仕事の環境です。
会社を選ぶ際に、転職サイトや自社採用サイトなどをみていてもオフィスの綺麗さや快適さ、アーロンチェア完備など「過ごしやすさ」を創意工夫されているのをよく見かけます。

それはもちろん長時間その場にいることを前提として組み立てられているからです。そのため、近場の1Rに住んで家は寝るだけのようなスタイルが多かったかと思います。

しかし、そのトレンドが変わったとすると個室やデスクに椅子と住環境に仕事が快適にしやすい仕様に変更する必要があります。
一人暮らしならまだしもパートーナーや家族、子供となると住空間との区別や時間割の導入など様々な工夫が必要となります。

そういった意味で住宅設備投資が伸びてくるでしょうし、仮にオフラインワークに戻ったとしてもリモートで副業をしたりなど有効活用できるようになってくるでしょう。

そして二つ目は働き方ですが、オフラインで顔が直接見える距離にいるのと画面越しであるのとではかなりコミュニケーションが変わったのは多くの人が体感したことでしょう。

そうなってくると今までの時間による労働管理や終身雇用など「成果」ではなく「時間」を前提としたマネジメントや働き方は受け入れにくくなるのではないでしょうか。

リモートワークでも労働時間を指標として給与を支払うとするとよりサボるメリットが増え、その意味性のないことに気づく優秀な人は離れていくという構図になっていくと思います。

成果とは何か。評価とは何かを考えて組織内で定義づけすることが重要となります。また労働時間で優秀さを測っているようでは組織体として目的意識を持つことのできないものと思われるようになるかもしれません。

最後にオフラインの重要性ですが、これだけ外に出れないとするとかなり買い物やお出かけの欲求が溜まっているのではないでしょうか。

さらに顔と顔を合わせて他愛もない話をしたりなどそういったコミュニケーションの重要性が上がってくるかと思います。

もちろん感染症やウィルスが完全に死滅するということは当分ないため、適切な距離を保ったまま行動するということには変わりないですが。

オフィスを手放してフルリモートワークにする会社も出てきたりしていますが、たまに集まって雑談したりなどあるかもしれません。

最後に

様々なことを書いてはみたものの書いていて思ったことがあります。
それはおそらくどれも外れている気づきなのだろうと。

つまり、コロナ以後は全くもって人の気分感や規範やスタンスなどが変わっているため、今の予想の延長線上にいるかはわからないからです。

より効率的に快適に過ごしやすい暮らし方や働き方になっているかは「今」の選択した行動に依存しているため、自分がどういうスタンスで未来をどうありたいかを考えて行動していく必要があります。

悲観的な目で世の中や事象を見つめるのではなく多面的にポジティブな面もみていくとこの機会に新しいことに挑戦することができるかもしれませんね。

それでは、また。

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