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継続的な「質」の向上

今回のお話

2020年新しく何かはじめていますか?
自分自身としては、noteを365日毎日投稿しようという目標を立てて毎日投稿するようにしています。

量か質かという話がありまよね。個人的には、量が質を生むという考えです。
しかし、質が先で量が後という考え方を持っている人もいらっしゃいます。

どちらが良いかというわけではありませんが、今回は量による質を向上させるということについて考えていきましょう。

継続すること=量の形成

目標を達成することやスキルを習得する上で、必ず「質と量」の概念が出てきます。なんとなくでどちらかが重要であるというポジションを取って議論していますが、果たして本当に正しく質と量という概念について考えたことはあるでしょうか。

まずは、質と量を以下のように、定義をしてみましょう。
ここでは、目標を達成するという観点での定義となります。

質とは、目標に対して効率的である状態
量とは、行動した回数

質とは、状態を表すものであり、何かしらのスキルやモノではありません。
よく質と量の議論で上がる「先に質を上げる」ですが、それはあながち間違いではありません。

なぜなら質という状態に入るために必要な行動量というのは個人差があるためです。
1回で試験に合格する人もいれば、何回受けてもダメな人もいますよね。
そういう意味では、質を先に上げるという考え方はいいと考えています。

ただ、個人的に量を先に増やすという考え方をオススメするのは、2つの理由があります。

1つは、アルキメデスの亀の理論です。どれほど近づいても距離が縮まらないというような話がありますが、それです。

つまり、質というのはあくまで相対的な基準であり、自分自身の中でも質が高いという状態は常に変わっていくからです。

例えば、テニスを始めたとして、最初はボールを打ち返すことだけを目標に頑張っていきますが、慣れていくとサービスエースをねらうとか高度な目標に切り替わり、それに求められる質も高まっていきます。

このようにどれだけ自分自身の質が高まったとしてもゴールがあるものではないため、常に高くなっていき、たどり着けるものではないと考えています。

2つ目は、3日坊主とならないためです。何かしら新しいことに挑戦をしますが、それを2週間以上続けられている人はあまりいないのではないでしょうか。実際に2020年の1月が終わりを迎えそうですが、今年から始めたことは継続できていますでしょうか。

将棋や野球などの一流のプロをみていると、いわゆる天才も多くいますが、才能と同等に努力という試行回数の圧倒的量をこなしている印象を受けます。
プロですら試行回数を踏んでいるのに、それ以上の試行回数を増やすことなく質を高めることは可能なのでしょうか。

これらの理由からなんらかの目標を達成するにあたって質を高めるためには量を継続的にこなす必要があると思います。

最後に

昨今の好きなことを仕事にしよう、生きていこうの風潮をみていると、努力や継続的な行動を毛嫌いする思考を助長しているのではないかと感じています。

普通に考えてみても、普段みているトップのYoutuberたちは毎日動画投稿をしていますし、著名人なんかも毎日何度もツイートしていますよね。
フォロワーや共感してくれる人たちにどれだけタッチポイントを持っているかを考えると、行動量が低い=質が低いと受け取ることができます。

個人の時代において、発信力が求められるとすれば、それは継続的な行動量を保っているかどうかになります。
もちろん、受取手側にメリットや価値を提供できるコンテンツが必要になるかとは思いますが。
ただ一本だけのホームランでは食べていける時代ではないかと思います。

そのためにも継続的に行動量を上げて質を高めていくという意識を改めて強く持つ必要があります。
インスタントにコンスタントな成果が生み出せるのであれば、それは差別化された結果ではないため、結果論的に何の価値もないということになります。

質が仮に低かったとしても圧倒的に行動量を持っている人の方が何もしていない人よりは質は高いでしょう。
また継続する技術など人におすすめできるスキルなども身につくかもしれません。

新しいことを3日以上続けてみてはいかがでしょうか。
それでは、また。



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