目的思考読書のススメ
今回のお話
最近読書をしていますか?
小説でもビジネス書でも技術書でも自らの知識をインプットして増やすことは重要です。
今回は読書の仕方について考えていきましょう。
目的思考の読書
ビジネス書や技術書を読む際の心得的な話をしようかと思います。小説は端から端まで読むことが大切であるため、ここからの読み方は参考にはなりません。
書店やAmazonで本を探すとき、また面白そうと思った時はなにかしら自分の中に課題感があるはずです。それは、顕在化されてる場合も潜在的な場合もあります。
手に取った書籍のまずどこを見ますか?はじめに?あとがき?目次?帯?
なんとなく手に取った書籍の前で軽く以下を考えてみます。
①課題感を明確化する
②目的を設定する
③仮説を持つ
④目次を熟読する
目的や仮説を設定することが大切です。
例えば営業マンだったとして商談のクロージングに課題を感じているとしましょう。
その際にクロージング率を上げるトーク力なのか、商談の中でのヒアリングなのかなど課題ポイントを明確化していきます。
そして、何が解決されると目的は達成するのかという問いに対する仮説を立てます。
その上でトーク力を上げることを目的として、話すことや伝えることに関する書籍を探します。
そして手に取った書籍の目次を熟読します。
章タイトルや節タイトルからどんな展開になっているのか。興味ひかれるものがあるかチェックします。
そして軽くその部分を読んだ上で仮説が検証可能かどうか判断します。
これらを行う理由ですが、目的や仮説設定のトレーニングにもなるということです。
もちろん単に興味の赴くままの読書も重要です。
読む時の気分感や自分のレベルによって書籍から得られるものはかなり変わってきます。
だからこそ、目的を持って読むことで何を得るのかを大前提に読むことが大切です。
読書してそこに書かれていることが血肉になったという経験はどれだけあるでしょうか。
ほとんどないかと思います。知識として知っていることと実践を伴った身体性のある知識は全くの別物です。
多くのビジネス書はN=1の体験や見識をまとめたものです。
その中からエッセンスを読んだだけでは何も残らないため、目的を持って読書をし、実践することで自分の引き出しの中に入れることができるのです。
単なるテキストリーディングにならないために目的思考の読書が重要になってくるのです。
最後に
とはいえ、自分も興味の赴くままに読むのが大半です。ただ引っかかったものは何度も読み返し自分の行動や経験に当てはめて理解するように癖づけしています。
技術書とかまさにそうかと思います。読むだけならすぐ読めますが、実際に写経したり、コードを書く中でこうしたらよかったんだとかここはこういうやり方もあるんだというように引き出しの数を実践を伴って増やしていけるのです。
当たり前にしている読書の習慣かもしれませんが、今一度目的を意識した本選びからしていきたいですね。
それでは、また。
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