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無縁仏と私@2024その3

さて、話は少し遡り、ハンバーグBOTとなってしまい消化不良を起こしていたところへ戻る。 集合墓地への意識を切る…ということを意識してしまい、結局意識している状態に陥った翌日のことだった。 いつもの通り、次女と私は散歩へ行く。 多い時は朝昼2回、最低でも1日1回。 私たちの散歩は、次女に好きなように歩いてもらい、私が後ろから追いかけたりサポートするスタイルだ。 好きなように動いてもらい、少しでも体力を削りスコーン!と昼寝してもらいたい…という下心が透けて見える作戦なのだが、実

    • 無縁仏と私@2024その2

      ※戦争の話があるのでご注意ください 私には娘が2人いる。 未就学児の次女の日課は散歩で、毎日彼女の気の向くままの道を歩かせていた。 そして、次女はいつも墓地の方向へ歩いて行き、なんなら墓地の坂道を登り、すわりこみ、日向ぼっこをすることもあった。 日当たりが良く、お手入れのされている墓地で、頻繁に花が供えられている。 私はこの墓地の人たちは、子孫に愛されているなと感じていた。 私は愛を感じる場所が好きだ。誰かの気配を感じる場所、人の手が入った場所。 苅りたての芝生とか、よく手

      • 無縁仏と私@2024その1

        クリスタルボウル演奏会から十数年。 現代の私は至って普通の人だ。 その後は霊障に悩むこともなく、疲れた日に生理的な金縛りにあうくらいの平和な人生を送っていた。 自分自身に特に変わったことはなかったが、友人がなんだかヘンテコなことを言うようになった。 「沖縄行った」 「北海道行った」 「九州行った」 全部旅行じゃない、神様に呼ばれて…と。 いやいやいや、ちょっと待ってくれ。 そんなことある?ネタではなく? 元々は、ご近所の祠を手鎌を持って掃除している程度だった。(十分変だ

        • 無縁仏と私@お盆編

          20代後半、スピリチュアルな世界に興味を持ったばかりの私は意欲的だった。 言い方が悪いかもしれないが、見えない世界に関わることが好きな人、生業にしている人が世の中にこんなにも溢れていることを知らなかった。 昔から妖精や神様のことは好きだったけど、それは心の中にしまっておく秘め事のようなものだったのだ。 変な人だと思われる、いつまでも子供染みていると、そう思われるのが嫌だった。 みんなと同じが良い、みんなと同じでも十分に楽しめるのだから、わざわざ変な方向に行く必要がない。そう

        無縁仏と私@2024その3