GOING STEADY/銀河鉄道の夜~実は悲しい物語。
GOING STEADYの「銀河鉄道の夜」は、秋の初めに主人公が夜空を眺めているシーンから始まります。
彼は、油絵のような水色のオーロラと黄金色の月の向こうに赤い煙突を見つけました。
赤い煙突はお化けが騒いでいるかのような怪しげで陽気な雰囲気を醸しだしています。
彼が地面に目をやると、そこは少し前まで吹雪いていたようで、あたり一面が真っ白な雪模様でした。
しかし、今は風一つなく星がよく見えていて、北極星に近いにはカシオペア座の姿が確認できました。
さて彼は東京からこの場所までやってきて、この後はシベリア鉄道に乗って、さらに東北に向かおうとしています。
また、彼は銀河鉄道を求めて、星が見える場所を探していました。
今は無き彼女に会いにいく予定です。
「一層のこと、貴女と一緒に飛び立ってしまえば良かったのだろうか」
彼はずっと悲しみに暮れて生きていきました。
しかし、今の彼には彼女にこう問いかけることしかできません。
「この素晴らしい世界が見えていますか?」と。
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