コッペパンひとつありまして

　台所のど真ん中にコッペパンがひとつありまして、それがふごふご、ブヒブヒ言っているのです。それは半年前に我が家にやって来た元繁殖犬リタイアの保護犬だったフレンチブルドッグのまひる。

　私が台所へ立つと必ずやって来て足元で寝るのです。危ない、危険、足元注意。ネギ類を切るときには落とさないように慎重にせねば、このコッペパン…いや、まひるは落ちて来たものはお味見してもよし！とパックンと食べてしまう。

　半年前はくびれていたウエストもむっちりとしてきて、外へ出ればバイブレーション機能をフル活用して怯えていたけれども、今はお散歩大好きになり、とてちてとお尻をふりふり歩いている。まだまだ、わんちゃん同士の距離感というかマナーは勉強中。

　我が家をずっとの家にしてくれてありがとう。