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久しぶりにデュエマで遊んだ話(日記)

先日,9カ月ぶりにデュエマの大会に出ました。

楽しかったよという小学生並みの日記です。


1 いつの間にかデュエマをやらなくなった経緯

時は遡ること昨年の12月。

世間では,某ウイルスの感染者が増加しつつある状況でした。

濃厚接触の最たる実店舗でのカードゲームでの対戦会への参加もそろそろどうしようかと思っていたところで,ちょうど全勝(全勝者2名なので優勝とはならず。)してしまいました。

感染者も増えてきたし,全勝できたしもういいか・・・と思ってしまい,年末年始はデュエマの大会に出ないで過ごしました。

もちろん,そのときは世間の状況が落ち着いたらまた大会に出ようと思っていました。


ところが,年が明けると趣味以外の諸々で忙しくなり,大会に出る暇がなくなりました。世間の状況が落ち着いても,次第にカードショップへの足は遠のきました。


やはり大会に出て誰かとデュエマをするという体験がないと,いつの間にかモチベーションは下がっていきます。

新弾発売日や殿堂発表もその当日に知り,ネットで軽く情報をみる程度になりました。デッキの一人回しやデッキ作りもいつの間にかやらなくなりました。

しまいには,思い出記事まで書くような始末。

引退宣言をする人は近いうちに戻ってくるものであり,本当に戻ってこない人は引退宣言すらせずにひっそり消えるものなのでしょう。

自分もあやうくひっそり消えるところでした。


2 デュエマに復帰するきっかけ

時は進んで今年の9月。

ジョー君編は終了し,新主人公・新シリーズとなりました。

新シリーズになったことだしそろそろデュエマに復帰するかと思いつつ特にカードに触ることもなく終わる日々が続きました。

そんなこんなで9月17日。ご存知ゴッド・オブ・アビス第1弾の発売日です。

いつも通り,当日にカードリストだけチラ見して,ジャシン帝強いなぁ,ラフルルラブエロいなぁと思っていました。

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色んな意味で実用的なラフルルラブが今弾のトップレアだと確信しました。

いくらくらいなのか気になり,ネットショップのサイトを見ていたら・・・

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格好いいし,パッと見強そうなこのカードが安かった。

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天門で使えそうなこのカードも安かった。

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なんか使えそうなこのカードもそこそこ安かった。


・・・というわけで,久しぶりに衝動買い。ついでにデュエマから離れていた空白期間に発売された天門のパーツも買い漁りました。


カードを買うと使いたくなるのがDMP。僕にもDMPの血が流れていたのでしょう。デュエマで遊びたくなりウズウズしてきました。

早速一人回しとデッキの調整を始めました。


3 デッキの調整をしたよ

とりあえず昨年末に全勝した緑抜き4C天門の調整に着手しました。

4C天門 2021_12_22

形を変えながら長らく使ってきたデッキなので,僕にとっては相棒のようなものです。


プレミアム殿堂解除により帰ってきたこのカードはまず使いたいと思いました。

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そして,現在の環境はわからないものの,昨年から見慣れた顔である4Cドラグナーの系統(厳密にはガイアッシュ覇道,4Cドラグナー,5Cモルトは違うデッキのようですが,僕は厳密に区別できるほど詳しくないので,以下「5Cモルト系統」と呼びます。)をとりあえずの仮想敵にしました。

同デッキを仮想敵とした場合に有効だと思われるカードも入れようと思いました。

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5Cモルト系統のデッキは,3→5のマナカーブを前提とするので,3ターン目のマナブーストを潰せば基本的に4ターン目までは棒立ちになります。

その隙に手札補充やハンデスをして,こちらが先に展開しようというプランです。


とはいえ,以上の5枚分の空きをどうやって作ろうかということで安直に手を出したのがこのカード。

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というわけで,以下のようなデッキとなりました。

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・・・さて,一人回しをしているといくつかの問題にぶち当たりました。

①アクアンの扱い

アクアンは確かに最大5枚ドローという破格の性能を誇り(これが無制限で使えたのですからすごい時代もあったものです。),1回でもゲームに絡めば手札には困らなくなります。

それにクリーチャーなので呪文メタに引っかからないのも地味にいい点です。

しかしながら,4コストというのが非常にネックです。

このデッキは,3ターン目に手札を増やしまたは整えて,4ターン目に妨害または手札補充,5ターン目に展開という流れを想定したデッキです。

そうなると,アクアンは4マナなので,4ターン目以降しか使えません。

つまり,アクアンを使うということは,4ターン目に妨害ではなく,手札補充をするということです。もちろん,4ターン目の妨害(ハンデス)で相手に致命的なダメージを与え,数ターンの猶予が得られたのであれば,5ターン目以降にアクアンをプレイすればいいだけですが,そううまくもいきません。

そして,このデッキは展開後あまり手札の量を必要としないため,中盤以降のアクアンは腐りがちです。

まとめると,このデッキにおけるアクアンは,1枚しかないにもかかわらず(≒アクセスが不安定であるにもかかわらず),4コストというマナコスト及びドローソースという位置づけのために有効なターン数が非常に狭いという問題があります。


②13番目の計画

デッキ枚数が40枚から45枚になったことで,入れたくても泣く泣く切ったカードが採用でき,山札切れに強くなったためロングゲームに強くなったという利点はあります。


他方で,各カードのドローできる確率が下がりました。

例えば,4枚採用のカードを先行3ターン目または後攻2ターン目までに1枚以上引ける確率は,55.2%(40枚)から50.5%(45枚)に下がります

また,8枚採用のカードを3ターン目までに1枚以上引ける確率は,

先行で81.9%(40枚)から77.3%(45枚)

後攻で86.3%(40枚)から82.1%(45枚)に下がります。

なお,9枚採用になると,

先行で85.9%(40枚)から81.6%(45枚)

後攻で89.7%(40枚)から86.0%(45枚)になります。

※計算にあたっては,S字矢印 様の複数のカードのドロー・デッキ存在確率(マリガン対応)を参考にしました。また,小数点第2位を四捨五入しました。


ざっくり言うと,

デッキ枚数を45枚に増やすと各カードを引ける確率は4~5%程度下がる

採用枚数を1枚増やすと40枚のときの引ける確率に近くなる

ということです。


細かい数字はともかく体感的にも,せっかく踏み倒し呪文がトリガーしたのに踏み倒し先が確保できないという場面が多くなった気がしました。

そこで,45枚を維持する場合は,少ない採用枚数のカードを抜いて各カードの採用枚数を増やすことを意識することが必要だと感じました。

そこで,シルト2枚,アクアン1枚,ロストREソウル2枚を外し,七王無き宮殿を2枚採用,ジェ霊ニー・ルシファー・ハードコアを各1枚増量しました。

それが以下のデッキリストです。

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七王無き宮殿は,4コストのピーピングハンデスでありながら,複数枚ハンデスでもあります。

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4コストハンデスの合計枚数を増やしながら(合計4枚→合計5枚),ロストREソウルの役割も一部担います。

新シリーズになって,単色デッキが環境に増えると微妙なところではありますが,5Cモルト系統がいまだに強いアドバンス環境ではまだまだ有用なカードだと思います。


なお,40枚を維持すると,どうしてもニンギョを外さざるを得ません。

踏み倒し先の枚数はギリギリですし,ドローソースを削るとデッキが回らなくなります。そうなると,ハンデスやデモンズライト(除去札),鬼札王国(蘇生札),ドラゴンズサイン(5枚目以降の5コスト踏み倒し呪文)を削ることになりますが,これらを差し置いてニンギョを採用すべきかといえば正直微妙なところです。


さて,そんなわけでそこそこ納得のいくデッキになりましたので,早速大会に参加しました。


4 非公認大会にでたよ

さすがに1年近く間が空くと,参加者も若干の入れ替わりがあり,知った顔は少なくなりますので,ややアウェー感ありです。

それでも久しぶりにデュエマができる喜びが勝ります。


1戦目 5Cモルト系統 勝ち

序盤にニンギョやドロソが引けなかったが,先行4ターン目にピーピングハンデスを決め,ロングゲームに持ち込むことに成功。

ヘブンズ・ゲートの手打ちから徐々に展開しエモーショナルハードコアを2体並べることに成功。

5Cモルト系統対面はひとまずカツキングを宣言するのが鉄則だと考えています。2体目の宣言は状況次第ですが,最終モルト・ドキンダムX・ザーディクリカあたりから選ぶことになりそうです(プチョヘンザは出されると致命的ではあるものの,採用率が微妙なので宣言して外すのが厳しい。)。

対戦中ずっとドキドキして手が震えていました。一歩間違うとカードパワーで押しつぶされる5Cモルト対面は,かなり刺激的なゲームです。


2戦目 モルネク 勝ち

ニンギョが刺さった。モルネク突撃を盾で返り討ちにして勝ち。

勝負の後のフリー対戦はやっぱり楽しい。


3戦目 5Cモルト系統 負け

ハンデスでロングゲームに持ち込むことに成功するも,カツキングやガイアッシュカイザーで即座に手札を回復される。

一進一退の攻防でネバーラスト龍解までたどり着きシールドを攻撃するも,トリガーでダイレクトアタックを阻まれて,最後はラフルルラブ+ドキンダムで負け。

かなり刺激的な勝負でした。


4戦目 ネバーループ 負け

超次元に引っ張られてジェ霊ニーをマナに置きニンギョをプレイ。これは失敗。

ピーピングハンデスをするまでデッキが分からなかった。ネバーループも形を変えているんだなぁと勉強になった。

復帰前は親の仇のように憎んでいたループデッキも久しぶりに見ると面白いなぁと感じました。


結果的には2勝2敗。復帰戦にしてはまぁまぁという戦績でした。

案外できるもんだなぁと思いました。


久しぶりにデュエマで勝負をすると,ここしばらく感じたことのないような緊張感や興奮を味わえました。

なぜ,ここ数カ月間全くやらなかったのか不思議なくらいです。

また,大会に出て遊びたいと思いました。

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