今回の殿堂発表の天門への影響　～２０２１年冬～

ザウルス吉田

昨日，殿堂発表がありました。

今回は，冬の殿堂発表にしては少なめでしたね。

とりあえずホーリーエンドが殿堂入りを回避してほっとしています。

以下では，天門ユーザー視点から感想等を残しておきます。


１　希望のジョー星の殿堂入り

ゼロルピアが規制されると予想していましたが，まさかのジョー星でした。

これによってジョー星ゼロルピアだけでなく，ウェディングゲートを用いた０Cコントロールもコンセプトの維持が困難となり，ギャラクシールドも打撃を受けました。

天門にとっては目の上のたんこぶでしたからこのカードの規制は歓迎すべきですが，様々なコンボの可能性もあっただけに残念に思う方もいたかもしれません。


天門への影響を考えると，天門にとって圧倒的に不利なジョー星ゼロルピアが消えたというだけでなく，デッキにカード指定除去を積む必要がなくなった（≒赤を入れる必要がなくなった）という点が大きいと思います。

ここ最近の調整はジョー星への対応をどうするかという問題が大きかったです（下記記事でもジョー星への対応について苦心した様子が残されています。）。

カード指定除去を積みづらいラッカカラー以外のカラーの天門も戦いやすくなったのではないでしょうか？


２　龍装チュリスの殿堂入り

ついに殿堂入りしました。僕もこのカードを結構使っていたのでついに来た別れに少し悲しみを覚えます。


天門との影響でいえば，赤白閃の消滅でしょうか。これによって，現環境で残っているミクセルをたてつつ攻めるデッキは少し遅めのラッカキラスターくらいとなりました。

このカードの規制はRX革命チェンジ系列の構築にも影響を与えますが，天門との関係ではそこまで影響がないように思います（結局はトリガーを踏むか踏まないかの問題である点はあまり変わらないため。）。


３　イーヴィルヒートの殿堂解除

龍装チュリスの殿堂入りの代わりということなのでしょうか？

非常に器用なカードなのですが，具体的に入るデッキが思いつきません（赤黒邪王門？）。

したがって，天門への影響についてもよくわからないところです。


なお，来年には再録されそうな気がするので，今使いたい人以外は急いで集める必要はないような気がしますが，どうでしょうか？


４　エンペラーキリコのプレミアム殿堂から殿堂への降格

このカードは正直よくわかりません。

いずれにしても，このカードが着地した時点で基本的に天門は負けるという点は変わりません。


５　おわりに

今回の目玉は希望のジョー星の規制です。

革命チェンジ，超次元といったヒロイックな戦術をコンセプトから否定するため，発表直後からヘイトを集めたカードでした。


ジョー星ゼロルピアの消滅により，コンボ・ソリティア系のデッキのシェアは墓地退化に流れていくのかなぁという感じがします。

墓地退化であれば，墓地メタ，ウォズレックの審問あたりを採用していくことになりそうです（ローズキャッスルは，ジョー星ゼロルピア消滅により墓地退化ピンポイントになるので，採用が困難となりそうです。）。

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