人類に生物学的な進化は訪れない

ダーウィンの進化論は進化は淘汰によるものと仮定されている。だとすると人類に進化は訪れるのだろうか。批判を恐れずにいうならば身体・精神的障がい者は歴史上淘汰されてきた人種だ。また、階級の考えが根付いていた時代では高位の階級どうしでしか子孫を残すことはなかっただろう。そうして社会的にリスクの大きい遺伝子は淘汰され、優秀な遺伝子を後世に残していったことだろう。

さて、現代はどうだろう。まだ未発達の地域はあるとはいえ、世界全体的にとても裕福になり前述の生物学的弱者も活動できるようになった。死亡率が少なくなり、結果淘汰もなくなった。したがって人類はこれ以上の進化はしないだろうと考えた。

余談だが、この話題を取り上げたのは学術的な興味であって人類という種の悲観的な観測でも少数派を虐げる意図もない。前述した通り社会的にかなり安定した構造を人類は築きつつある。人類は進化の終着点に至ったとも言い換えられるだろう。

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