ジャスティンビーバーが苦しんでいるライム病とは?

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歌手のジャスティン・ビーバーが最近、ライム病に罹っていたと公表しましたが、そもそもこれはどんな病気なのでしょうか?

日本では知名度が低い

ライム病は、森の中に居るマダニに刺された場合、そのマダニの体内に病原体が居ると感染症を発症するというものです。
アメリカでは何万人と患者が居ますが、日本には、まだあまり居ません。
日本での感染例は、北海道などの寒い地域に多いです。

刺されたらすぐに治療が必要

刺された箇所には湿疹の症状が出て、すぐに治療すれば症状は出ませんが、治療せずに放っておくと、神経や眼、関節、そして心臓などにも症状が現れるといわれています。
さらに進行すると慢性的な関節炎や皮膚炎も生じるとか。

刺された直後は、ライム病かどうかは判別できないので、ダニなどに刺された場合は、軽く考えずに、すぐに病院で治療を受ける必要があります。

治療後の「ライム病後症候群」が恐ろしい

ライム病の治療には抗菌薬が使われ、4週間以内に治療は終了しますが、治療後の症状がかなり辛いようです。

治療後半年以内に、だるさや集中力低下、全身の関節痛を訴える患者も一部居るそうです。場合によっては思考が混乱することもあるとか。
ジャスティン・ビーバーは恐らく、この治療後の「ライム病後症候群」に悩まされているのでしょう。

この症状を発症すると、半年以上続くこともあるとのこと。
そして困ったことに、この症状に対しては、確立した治療方法がなく、患者が苦しむほかないのです。

アヴリル・ラヴィーンも同じ病気に

なお、2018年にもアヴリル・ラヴィーンがこの症状に罹っていたと公表しており、なんと5カ月も寝たきりの状態になっていたとか。
治療中は死の恐怖さえ感じたというので、決してあなどれない病気です。

予防法は刺されないこと

現在、対処できる予防法は、マダニに刺されないこと、というと、当たり前すぎることですが、これが現在、最も最善の方法です。

山に登山などへ行く時は、長袖と長ズボンに手袋を装着するなど、とにかく虫に刺されない服装で行くことが望ましいでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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