同性に恋をして殺されかけたお話 #2
こんにちは、雑草です。
今回は「玉砕からの二人の関係 編」です。
残念ながら今回もまだ殺されかけません。笑
さて、前回のお話で告白した結果、見事に砕け散ったわけですが、告白を断ることは当然悪いことではないので、当然後輩ちゃんは全く悪くありません。
むしろ私の気持ちを汲み取った上で、丁寧な言葉で想いを伝えてくれた後輩ちゃんは、かなりできた人間だと思いました。
ただ、ふられた私もすぐに気持ちを切り替えるのは不可能なので
なかなかに苦しい日々が続いていました。
なにがどう苦しいかというと、
後輩ちゃんは相変わらず私のことを好き好き言ってくれ、私も当然好きなので、好意にあまえて毎日のように遊ぶ日々が続くのです。
しかもさらに辛かったのは、
キスやハグ(それ以上のことも)日常的に行われているのに、一貫して付き合うことは拒否される点でした。
付き合えない。どうあがいても付き合えない。
なぜなら彼女は異性と付き合いたいと明言しているから。
その事実と向き合わなくてはいけない。
辛いです。そして後輩ちゃんは悪いとは思えません。
誰も悪くないから誰も責めることができない。
強いていうなら好意に甘えて沼にはまっている自分が悪いのではないか。
恋愛感情がある以上、叶わない恋なら離れた方がいいんじゃないか。
そう思い、辛い日々が続いていました。
それでも相変わらず毎日のように遊び、お互いの家に泊まりあったりしていくうちに、私の心情は変化していきました。
(付き合えなくても、まるでカップルみたいな頻度で会えているし、この関係性でいいんじゃないか、下手に心に踏ん切りをつけて距離を置く方が辛いんじゃないか)
これが今後の泥沼人生への第一歩でした。
私はこの時踏ん切りを付けるべきだったのです。
なぜなら
私が後輩ちゃんに抱いているのは紛れもない恋愛感情
後輩ちゃんが私に抱いている感情は人間としての好意
この二つは永遠に交わることはなく、
なおかつお互いの熱量は猛烈に大きいからです。
しかし、当時の私はそれに気づけず、好きな人と一緒にすごせる日々がいかに幸せかということにどっぷりと浸かってしまっていました。
ただ、偽りの幸せでもこの時は自分は世界一の幸せ者だと思っていました。
実際かなり幸せでした。今振り返ってもあの期間に限って言えば本当に楽しくて幸せな日々でした。
一緒にたくさんの日々を過ごし、
たくさん美味しいものを食べ、
クリスマスや誕生日はプレゼントを渡しあい、
たくさん映画を見たり、いろんなとこに行ったり、
なにより、たくさんたくさん笑いました。
出会って、好かれて、好きになって、告白して、振られて
そこから数ヶ月くらいはとにかく幸せな日々を過ごしました。
違和感を感じ始めたのはその後です。
そのお話は次の「違和感 編」となります。
ではまた、次のお話でお会いしましょう。
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