『酔った盃、壊して』

暗い夜道が、照らされている。
人が行き交い、賑やかなんだ。

私は酒場へと、歩いて行くよ。
理想が叶わず、絶望してさ。

現実を受け止めきれなくて。

忘れるために、逃げ場所探す。
夜の酒場で酔いしれる。

笑顔を忘れた私の顔。
鏡に打った酷い顔。

死んだあの子を思い出す。
落とした盃、壊れたよ。

私の心と同じよう。

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