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エッセイ

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日常のあれこれについての記事です。 食べ物以外をまとめています。
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記事一覧

手放しで好きと言えなくなった

ハロウィンが終わりを告げた。つまり11月の到来である。 もう今年も2ヶ月しかないのか……と信じられない気持ちで街に出たところ、もはや1ヶ月しかないかのような雰囲気に染まり始めていた。 ――Merry Christmas. ホリデーシーズンの始まりである。 *** スターバックスの新作がマカダミアとホワイトチョコの白いドリンクなのはTwitterで把握していたが、クリスマス仕様のグッズや紙コップも今日から開始なのは実際に店を目にして初めて知った。 赤や白のカラーリン

エッセイだらけの本屋さん

私は、読むのも書くのもエッセイが群を抜いて多い。 なので本屋さんを開店するとしたら、やはりエッセイ特化にしたい。 ※この記事はメディアパル様の「#本屋さん開店します」への参加記事です。 *** エッセイを特集することはあっても、店のほとんどがエッセイ本という状況はほとんどないのではなかろうか。少なくとも、私の行ける範囲にはない。 だから、自分で作ってしまえばいい。妄想なら資本金もゼロだから。 具体的な中身は以下の3つ。 ①文豪~新進気鋭作家まで幅広くそろえる

文学フリマ札幌9、お疲れ様でした!

文学フリマ札幌9に出店されたみなさま、ご来場されたみなさま、そして運営に携わったみなさま、昨日は大変お疲れ様でした。いや昨日だけでなく、それ以前から準備や何やらでお忙しい日々を過ごしたことでしょう。できるだけごゆるりとお休みくださいませ。 私は今回出店しなかったため、一般客としての参加。文フリには過去4~5回ほど参加しているはずですが、意外と今回が初めてかもしれません。大学のサークルで出店したのが出会いだったし。就職後はしばらく離れていたし。 自分のブースのことを考えるこ

文フリ札幌(9/22)まであと1週間

今回は事前にお知らせするぞ!ということで、文フリ札幌まであと1週間でございます。 札幌近郊住みのかたは、もちろんいらっしゃいますよね……?(圧をかけるな) 今年は出店しないものの、一般参加者としてふらふら巡る予定です。お昼過ぎに行こうかな~と思っているので、三谷を見つけたかたはぜひお声をかけてくださいませ(顔わからんだろ)。 しかし実は、三谷の文章が載った本は販売されます。 文フリ香川の際にお知らせした『うどんのやわらかい本』が、札幌でもお買い求めいただけます!やった

9月9日は祝いと願いの日

9月9日は子どもの頃から特別な日だった。 重陽の節句を知っている風流な子どもだった……というわけではなく、いろんな人が誕生日だから。 有名なところでいくと、カーネル・サンダース。 綾瀬はるかさんが、ご本人(?)とカーネル・サンダースの一人二役をしながら歌を歌うというCMがその昔あり、上の一段落はそのときの歌詞である。念のため確認したが、一言一句ちゃんと正しく覚えていた。小さい頃はテレビをリアルタイムで観ていたから、CMの記憶が今と全然違う。 9月9日はカーネル・サンダ

「好き」でいっぱいの自由研究

北海道は新学期に突入したようが、本州もあと少しで夏休みが終わる。つまり9月はすぐそこ。ついこの前雪が溶けたと思ったのに、冬のカウントダウンが近づいているってマジ? そんなゾッとする現実は見ないことにして、夏の暑さとセットになっている自由研究に思いを馳せることにしよう。この前、自由研究がなくなっているところもあると書いたが、あるところはあるだろうし、私の中では未来永劫存在しているので今後も言及し続けると思う。 今だったら何を提出しているだろう……と空想を飛ばしていると、ふと

ドラッグストア巡りで友達探し

先日ドラッグストアへ行った際、入ってすぐのところにシルバニアファミリーの「赤ちゃんコレクション」が置いてあった。 なんと、半額になっているではありませんか。 *** 赤ちゃんコレクションとは、様々な動物の赤ちゃんがランダムで封入されているブラインド商品である。 シリーズに合せた服装と小物が付いてくるのもポイントだが、なによりも開けるまで誰が来てくれるかわからないドキドキ感がいい。シルバニアに関しては明確な推しも存在していないため、誰であっても実質当たりという安心感もあ

歯磨きカレンダー忘れがち

北海道でも夏がどんどん暑くなっている結果、夏休みが延びたそうで。 授業日数、なんとかなるもんなんだなあと感心する一方、それなら私のときからなんとかならんかったんか、とこっそり口を尖らせるなどしていた。とはいえ休みを延長するのはいろいろと無理がかかるだろうから、そうせざるを得なくした昨今の気温、改めて危険すぎるな。 昔との違いは日数だけではないようで……。なんと、学校によっては自由研究もないらしいじゃない。そんな、ほんとに?自由研究は小学生の醍醐味みたいなものだと思っていた

自称アウトドア

「アウトドア派 or インドア派?」は自己紹介でよく使われる質問のひとつだが、私は結局どっちなのか、いまだに答えが出せていない。 アウトドアで想起されるようなアクティビティは苦手。 でも、1日中ずっと家の中にいるのも苦手。 これって、どっちって言えばいいんですかね? *** 休日の過ごしかたの理想としては、外出。 できれば車で遠出がしたい。 これはきっと、小さい頃によく母とドライブに繰り出していたから。 たいていは道の駅がゴールだった。 片道1時間~2時間の範

音で言葉を認識してたらしい

「音の問題か」 そう言われたとき、自分でわかっていたはずなのに、より腑に落ちた感じがした。 私は、その言葉が持つ強さを、本来の意味ではなく「音」で判定しているところがある。 **** 今回の例で言うと、「無礼」と「失礼」。 冒頭の発言をした人は「無礼」をカジュアルに使うのだが、正直なところ、これが結構苦手だったりする。 親や友達をはじめ、今まで付き合ってきた人からまず聞いたことがない単語だから、単純に聞き慣れていないだけかもしれない。 しかし実際問題、すごくキツ

文フリ香川お疲れさまでした!

本日7月28日は、文フリ香川の開催日でございました。 出店されたみなさま、お疲れさまでした! いらっしゃった方々、楽しまれましたか? なぜ北の大地の民が香川の話をしているかというと、今回出店された「スタジオプリケ」様のアンソロジー『うどんのやわらかい本』に寄稿させていただいたのだ。 昨年の文フリ札幌で偶然向かいのブースとなったのがきっかけで藤沢チヒロさんとTwitterで繋がらせていただいたのだが、その糸が今回の本にまで繋がるとは思いもしなかった。 参加者募集に勇気を

自社ロゴ入りのペンを使うかどうか

ブックカフェをコンセプトにしたシリーズの、ボールペンを購入した。 数種類から1本を選ぶのに少なくとも10分以上は費やした。煮詰まりすぎた結果、「あれ、これって、自社ロゴ入りペン使うようなもの?」と思い始める始末。 半ばこじつけで決定に持っていったのだが、その最終判断は、「その喫茶店と自分の関係はどのようなものか」だった。 *** そのボールペンは、クリップ部分に少し大きめのイラストが付いていて、全4~5種類。グリップの色もそれぞれ違っていた。 私が一目惚れしたのは、

デパートの食器売場は美術館

見る目を養ったり、インスピレーションを得たりする方法として、私がパッと思いつくのは文化施設や自然。 しかし、デパートに行くのもアリかもしれない。 *** 特に用事もなくデパートに行ったときのこと。 用事がないので、せっかくだから普段見ないフロアをちゃんと見てみようかと思った。 私がスルーしがちなカテゴリ、それは食器である。 食器にまったく興味がないわけではない。しかし絶対高いし、優先度的にも実際に買うというイメージがわかないのだ。 一人暮らしすることになった進学

あの時の私は、確かに風をきっていた

とある広場で、紅白帽をかぶった子どもたちが4~5人、横一列に並んでいた。 先生からひとりずつ名前を呼ばれた彼らは大きな声で返事をし、そして一斉に走り出す。スタート地点とゴール地点でそれぞれ待機している子たちがその様子を見守る。背景には小さく流れる軽快な音楽。つまり、運動会らしい。 合図を受けて一直線に走り出す子どもたちは、おそらく誰もが全速力である。しかし、走るだけでこんなに可愛いの?って思うくらいみんな可愛かった(語彙力)。 手足をまだ使いこなせていない感じというか。