zasa__bun

言葉初心者

zasa__bun

言葉初心者

最近の記事

新しい靴

コンバースのソールがはがれてる。毎日歩かされて疲れたんだね。その気持ちすごいわかるよ。僕も毎日歩かされてる。明日という未来、昨日という過去、夢と絶望の将来。そんなものたちが僕らを歩かせる。コンバースはぼろぼろのほうがかっこいいなんて言う人もいるけど、僕は新品できれいなほうがいい。僕も君も疲れたんだよ。今度は裸足で、新しい靴で、休み休み違う道を歩かせてくれよ。なぁ、もう疲れただろ?

    • 決断

      今日は祝日だというのに大学。そして1限は休講。大学に着いて無言の教室に足を踏み入れる瞬間それを知る。2限、3限は対面の授業、飛ぶか飛ばないか。喫煙所で腰を下ろしてタバコをふかしながら吟味する。じりじりと時間が燃えていく。すり減るたばこは決断までの導火線。もうなくなる。さて、もう一本。

      • 大学初日

        4月2日 火曜日 今日は大学の開講式。大学が始まる間に友達を作っていたわけではないので、高校時代の友達と向かった。遅刻して申し訳ない。開講式はいつものつまらない高校の集会と大差はなかった。しいて言うなら、キャンパス長の「三つ」と「コンピュータ」のイントネーションが変で面白かったくらいだろう。開講式の後はすぐに学科ごとのガイダンスだった。教育学科の教室に入るとやけに明るい背の高い女性がいた。かわいかった。その後はいろいろな説明やら書類の記入やら自己紹介やら想像通りのスケジュール

        • ブンさん

          4月1日月曜日 今日いたブンさんの個展。ついて早々吸うたばこ。煙を吸ってはいて、ブンさんとの会話を吸ってはいて。中に入ってブンさんの文を読む。積み上げられたハイライト、吊り下げられたみんなからのハイライト、そんな空間を包む天井、床、壁に張り付く文字。素敵な空間だ。一番心にしみた文は何だろう。 「出来るならば恋人と対峙するように柔らかく友人に触れて、友人と話すようにぶっきらぼうに恋人と交えたい。」 やはりこれだろうか。 この分は私にも何度も思うことがあった。高校時代に追いかけて