見出し画像

サミュエル・フラーの自伝読んだら創作欲が湧いてきたから発散して〜なんか書きて〜

書きて〜

映画好きになった者は大概歴史を遡上する。
市民ケーン、七人の侍、ローマの休日…

世に名作と謳われる映画群を片っ端から見ていこうと決意し、文芸的作品とか当時のテンポ感に耐えられなくて遡上を諦めるのはいつの世も変わらない。

その途上、必ず目につく名前があるはずだ。

サミュエル・フラー!!!

おお、なんと映画的な名前か!
気狂いピエロでイカしたセリフを吐いたサングラスのおっさん!

カッケー名前と名だたる映画人から向けられる尊敬の眼差しを知った映画青年は彼の監督作品を見ずにはおれまい。

「ま〜有名なとこから見ようかな〜」

最前線物語を手に取る。
この青年は戦争のはらわたやプライベートライアンに脳を焼かれているものとする。

……なんだこれ

エピソードのディテールは細かいし精神病棟の銃撃戦とか戦車内の出産とか……最前線???
もっとドンパチしてくれよ!!!

この時点でフラーに興味を無くすか、さらなる過去に遡上すらかでフラー・ライフの運命は決まる。

……つうか、配信になくね?
そうなのだ。フラー作品の大半はサブスクなんぞには入っていない。

とりあえず拾った女ってのあったし見るか……

妙にキビキビしてるけど古い犯罪アクションか…

次はこれかな?裸のキッス

えっ
す、すご!終わり方エグ!

他の映画!
もうサブスクにない!

となれば近所のTSUTAYA!全然置いてない!

渋谷のTSUTAYA!!!色々ある!!!
けどほとんど借りられてる!!!

ショック集団あった!! やべ〜おそろおもしれ〜

ザ・シネマでもやってる!
チャイナゲイトの主人公ヤバ!
鬼軍曹ザック、渋い!

結局それ以上のフラー映画はまだ見れていない。
ベートーヴェン通りの死んだ鳩と、ストリートオブノーリターンは何があっても見てやりたい。ホワイトドッグも見たい!
全部見たい!!

幸いなことに初期作品の赤い矢と陽動作戦はTSUTAYAディスカスにあった。

まだ我がフラーライフは終わらない!

役者としてのベストアクトは、新・死霊伝説の老いぼれナチハンターで決定!愛すべきジジイ。イメージするフラーそのもの。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?